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2020年9月4日

オフィスチェアの背もたれの高さを調整できるように改造する

オフィスチェアの背もたれの高さを調整できるように改造する

ニトリのオフィスチェアを長年使っているんですが、体と合っていないようで腰や肩を痛めてしまいました。

ハイバックタイプの椅子は自分の体格に合わないようなので、体の負担を軽くするための背もたれを下げる改造に挑戦してみます。

改造するのは ニトリ ワークチェア ジャンゴ2

ニトリのワークチェア ジャンゴ2。ハイバックタイプのオフィスチェアで肘のぶぶんが良く割れるのが特徴だった。

今回背もたれの改造を行うのはニトリのワークチェア ジャンゴ2です。2013年ごろに販売が完了した製品です。

このワークチェア ジャンゴ2はハイバックタイプのオフィスチェアで、背面を幅広くカバーすることでゆったり座る事の出来るタイプのオフィスチェアです。しかしハイバックタイプは背中の形とピッタリ合ってこそなので、体と合わなければ逆に負担となってしまいます。

この椅子が体に合わないことは前々から感じていたものの、捨てるのももったいないので我慢しながら使っていましたが。ある日、あまりにも背中が痛くなってしまい医者に行ったところ「パソコン作業のし過ぎ」と言われてしまいました、パソコンの作業自体は昔からやっていてかなり今更な事なので、他に体に負担をかけているモノと言えば今使っているオフィスチェアだけなので、これを何とかできないかと考えました。

背もたれの固定金具にスペーサーを仕込む

下から覗いた背もたれの固定部分。ボルト4本で固定されているだけの非常にシンプルな構造

このワークチェア ジャンゴ2の背もたれの固定は4本のボルトで止めるだけという非常にシンプルな構造になっています。この構造を見る限りだと、座椅子部分と背もたれ部分に何か挟めば座椅子の高さを下げる事が出来そうです。

2×4材を使ってスペーサーを作る

座椅子と背もたれの部分に挟むスペーサーには2×4材を使います。横幅の大きさも金具の部分とほぼ同じ大きさで丁度良い感じです。

2×4材は適当な大きさに切り出して、ネジを通す部分に穴を通せば完成です。道具は丸のこやドリルがあればいいでしょう。

2×4材を切り出して穴を開けて完成。2×4材の厚みは38mmのため、これ3つで114mm背もたれを下げることが出来る

ネジはホームセンターから買ってくる

写真は150mmのM6ボルト。と言いたいところだが一番上のボルトだけ取り付ける直前に140mmだったことに気づく。150mmの棚の中に140mmのボルトが混入していたようだ、買う時は長さに気を付けよう

背もたれの固定に使っているネジはM6サイズのネジでした。2×4材のスペーサーは3つ作ったので、38mm×3で標準付属のネジより12cm長いネジを探す必要があります。

標準付属のボルトは3cmだったので15cmのボルトを購入しました。

組み立てる

2×4材で作ったスペーサーを背もたれ金具部分に取り付けたところ

組み立てはスペーサーを挟んでねじ止めするだけなのですぐに終わります。

ネジが長いと座椅子内部のナットへ噛み込みずらくなってしいます。ネジ山がずれた状態で締付を行ってしまうとネジ山がバカになってしまうので注意しましょう。

使用感

背もたれの高さを下げる事ができた。強度やバランスも今のところ問題はなさそうだ

元々椅子の座り方は悪いほうだったので、背もたれを下げることで楽な体勢で作業を行うことができるようになりました。

正直なところもうちょっと低くしても良いかな?という感じです。更にスペーサーを挟むにはもっと長いボルトを用意しなければいけませんが、150mmより長いボルトを探すのは難しいので、これの長さが必要になったら全ネジを使用したいと思います。

注意点として、スペーサーに2×4材を使用しているため使っているうちに木材が潰れてきてネジの軸力が低下していきます、そのため定期的に再締付を行わなければいけません。

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