電動工具のバッテリーで使えるコードレスはんだごてを作ってみた

今回は大洋電気のMI-6-12Vと日立工機のUSBアダプター BSL18UAを使って、バッテリー残量やガス補充を気にせず使う事の出来るコードレスはんだごてを作ってみました。

コードレスはんだごてと言えば電池式やガス充填式のものが一般的ですが、電池式は重くて使いづらく、ガス充填式もガス燃料が高いという欠点があります。

そこで、リチウムイオンバッテリーで動くコードレスはんだごてを探していたら、12Vで使う事の出来るはんだごてを見つけました。今回はこれと日立工機のUSBアダプタBSL18UAの12V出力を活用してコードレスはんだごてを作ってみました。


大洋電気 MI-6-12Vは12Vで動くはんだごて


goot はんだこて 12V 6W MI-6 12V

はんだごてには大洋電気の12Vで動作するものを使います。このMI-6-12Vは電気を流す部分が芯線のままになっているため、色んなプラグをつける事が出来ます。

このMI-6-12Vは直流12Vを供給してやれば使えるようになっているので、車のシガーソケットや鉛蓄電池に繋げば簡単に使うことが出来ます。

MI-6-12Vは出力が6Wと低めのはんだごてですがはんだは十分に溶けますし、使い勝手も十分です。しかし、温度が390℃と若干高めなので、電子部品を熱で壊してしまわないように注意しましょう。

日立工機 BSL18UAの12V出力を使う


日立工機 14.4V 18V コードレスUSBアダプタ 14.4V/18Vリチウムイオン電池用 蓄電池、充電器別売り BSL18UA(SA)

コードレスはんだごてを作る上で最も重要なのは電源です。MI-6-12Vは12Vの6Wで動くはんだごてなので12Vの0.5Aが供給できる電源が必要です。

12Vを供給できるバッテリーと言えば、Ni-CdかNi-MHの10直列電池や鉛蓄電池などが一般的ですが、これらの電池は充電器や重量面などで使いづらさがあります。

そこで日立工機のUSBアダプタ BSL18UAに着目しました。BSL18UAはUSB機器などに使える5V電源ですが、よく見てみると12Vの出力端子もついています。この12Vは2A出力ができるためMI-6-12Vを動かすには十分な容量を持っています。

使用時間についてもBSL1860(18V 6Ah)であれば、計算上フル充電で約20時間近く使う事ができます。

DCプラグにはんだ付け

千石電商で購入した外径Φ5 内径Φ2.5mmのプラグ。差し込めても通電の無い場合もあるので注意が必要

コードレスはんだごてを作ってみたと言っても、DCプラグをはんだ付けするだけなので簡単に済みます。

はんだごてを使う場合は、BSL18UAの12V出力部分に差し込む。12V出力とUSB5V出力は併用できないらしい、残念

ただ、BSL18UAのDCジャックは外径Φ5.0mmのプラグであれば差し込むことはできますが内径の方は珍しいもの(Φ2.1より微妙に太く、Φ2.5より小さい)のようで、プラグによっては差し込んでも通電しない場合があるため注意が必要です。千石電商には内径Φ2.1mm~で色々な大きさのプラグが3種類ほどあったので、プラグを差し込んで通電がちゃんとあるものを選びました。

コードレスはんだごてを使ってみた感想

普段使う場合はベルトフックのところにはんだごてを固定してスタンドの代わりにする。結構しっかりと固定できる

これを作ってみる前までは「作ってはみたもののコードレスのはんだごてって使うのかな?」なんて思っていましたが、実際に使ってみると活用する機会は意外と多く、色んな場面で役に立っています。

実際、はんだごてからACコンセントがなくなると、場所を問わず自由にはんだ付けを行えるようになります。はんだ付けをしたいと思った時にコンセントがあるところまで移動しなくて済みますし、急なトラブルや出張先での対応などでコンセントを借りる手間も省ける点が非常に便利です。

6Wのはんだごてなので熱量不足にならないかな?と思ったが十二分にはんだを溶かすことが出来る

また、今回作ったこのコードレスはんだごてはスイッチ入れっぱなしにできる、という点が非常に便利です。市販のコードレスはんだごては安全のためかボタンを押してる間しか発熱しないため、こて先が温まるまで30秒くらいは待たないといけないんですよね…。それが、結構時間の無駄だったりするんです。

バッテリーも電動工具メーカーのものを流用できるため、日立ユーザーの方であれば、電動工具と一緒に入れておくのもいいんじゃないでしょうか。