【電動工具紹介】鉄を切る道具(4):パイプ切断や解体作業に最適【セーバーソー】

鉄の切断は回転工具だけなのか?と言われればそうではありません。今回はノコギリのような往復運動でも鉄を切ることができる電動工具セーバソーを紹介します。セーバソーは回転工具による鉄切断よりも安全で解体や撤去作業などに力を発揮します

鉄を切る道具(1):幅広い用途に使える【ディスクグラインダー】
鉄を切る道具(2):鉄パイプやアングル材を切断するならこれ【高速切断機】
鉄を切る道具(3):切断速度が速く面も焼けない【チップソーカッター】
鉄を切る道具(4):パイプ切断や解体作業に最適【セーバーソー】
鉄を切る道具(5):切断音も切りくずも少ない【バンドソー】
鉄を切る道具(6):板金加工や窓抜きに!【ニブラ】
鉄を切る道具(7):板金切断の専用工具!【シャー】
鉄を切る道具(8):寸切ボルト専用カッター!【全ネジカッター】

セーバーソーとは?


マキタ 18V 充電式 レシプロソー/セーバーソー【マキタUSAモデル・保証付】本体のみ

セーバーソーとはブレードの往復運動で切断を行う電動工具です。メーカーによってはレシプロソーとも呼ばれたりします。

前回までに紹介したディスクグラインダーを始めとした回転工具と異なり、セーバーソーは往復運動による電動工具です。そのため作業時の安全性が高く、ブレードの種類も豊富なため様々な材料を切断することができます。

セーバーソーのブレードは各メーカ共通化されているため、鉄工用ブレードだけではなく木工用・コンクリート用など様々なブレードが各社から販売されています。

どんな作業で使える?

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セーバーソーは電動のこぎりの一種です。弓のこを使って手で金属切断をしていたものが、凄まじい速さで切断できるようになったものと考えればOKです。

往復運動による切断は回転運動(砥石やチップソー)による切断作業よりも遥かに安全です

作業時の場所や環境などを考えなくても切断作業が行えるため、解体作業や構造物の切断・合わせ作業などによく使われます。火花が殆ど飛ばないという利点を生かし、金属管やパイプ切断などによく使用されています。

しかし、セーバーソーによる切断は精度が低く、切断面も荒いので精密切断はできません。そのため分解や解体作業などに多用されます。

どんなレシプロソーがある?

ハンディタイプ


マキタ 充電式レシプロソー JR184DZ 本体のみ

小型のセーバーソーに多いのがこのハンディタイプです。

このタイプは本体重量も軽くストローク幅も小さいので非常に使いやすくなっています。金属切断作業も可能ですが、木材の切断や剪定・枝落としなどの作業に適しています。

各社様々なセーバソーを販売していますが、マキタのセーバソーはトリガースイッチとパドルスイッチの2種類のスイッチが搭載されており、切断作業に合わせて様々な持ち方ができるため使いやすくおすすめです。

Dハンドルタイプ


日立工機 18V コードレスセーバーソー 充電式 グリーン 蓄電池・充電器別売り CR18DSL(NN) 本体のみ

大型のセーバーソーに多いのがDハンドルタイプです。

Dハンドル形状を採用したセーバーソーはストローク幅が大きく高出力モータを搭載しています。そのため金属切断作業などにはDハンドルタイプの方が適しています。

このタイプにはAC電源のものとコードレス両方あります。特にACタイプは振動を低減するカウンターウェイトやオービタル機能が搭載されている多機能高級モデルとなっています。

金属切断にはどんなブレードがおすすめ?


日立工機 湾曲セーバーソーブレード No.145 全長150mm 18山/インチ 2枚入 2mm以下ステンレス管材 0033-7342

ブレードは各社からいろんな種類のものが販売されています。

セーバーソーは構造的にブレード長さの制限がないためすべてのセーバーソーにすべてのブレードを取り付けることができます。中には30cmなんて長さのブレードもあります。

鉄工用のセーバーソーブレードも様々な種類があり、ハイス鋼を使ったものや分厚い形状のものなど各社いろんなラインナップをそろえています。

私も少しでも切断作業が快適になるよう様々なブレードを使用してきましたが、その中で最も使いやすく自信をもってオススメできるのは日立工機から販売されている湾曲ブレードです。

湾曲ブレードの他社にない最大の特徴として、その湾曲形状があります。

他社のブレードはストレート形状であるため、切断時常に同じ面に荷重がかかって熱をうまく逃がすことができません、そのため切断材料やブレードの温度が上昇しブレードが直ぐに脆くなってしまいます。

一方、湾曲形状を採用した湾曲ブレードは材料への荷重が加わる面がズレるため、材料とブレードが離れた際に熱を逃がすことができます。そのためブレード自体の寿命も長くなり切断スピードも落ちにくいという利点があります。ブレードの買い替えが多かったりもっと早く切断したいと考えてる方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

レシプロソーまとめ

適切な材料 鉄・ステンレス・アルミ等
適切な形状 金属棒・パイプ・構造物
適さない形状 ワイヤー・板金
利点 安全・火花がでない・切断環境を選ばない
欠点 切断精度が低い・切断面が荒い
総合評価(最大★5) ★★★☆☆

鉄を切る道具(1):幅広い用途に使える【ディスクグラインダー】
鉄を切る道具(2):鉄パイプやアングル材を切断するならこれ【高速切断機】
鉄を切る道具(3):切断速度が速く面も焼けない【チップソーカッター】
鉄を切る道具(4):パイプ切断や解体作業に最適【セーバーソー】
鉄を切る道具(5):切断音も切りくずも少ない【バンドソー】
鉄を切る道具(6):板金加工や窓抜きに!【ニブラ】
鉄を切る道具(7):板金切断の専用工具!【シャー】
鉄を切る道具(8):寸切ボルト専用カッター!【全ネジカッター】