【マキタ】電動工具メーカーのコードレス家電【日立工機】


電動工具メーカーが進める(?)家電のコードレス化

コードレス家電といえば長い間、掃除機くらいしかなく、それすら電池と吸引力の関係で本来の掃除機を置き換えるまでの性能はなく、サブ掃除機的な扱いしかされませんでした。

それが高容量高出力のリチウムイオンバッテリーが登場したことで容量と出力の問題が大幅に解決されたのです。それでも、コードレス掃除機は従来のコード式掃除機を置き換える程にはなりませんでしたが、そこそこの力を持つ取り回しやすいコードレス掃除機は、清掃業者やギフト向けなどに新しい需要を作ることとなりました。

近年、このコードレス掃除機の成功によって、家電業界に恐る恐る参入しようとしている感じがするのが電動工具メーカーであるマキタです。

マキタはコードレス工具で培ったバッテリーの技術と、近年の急速なバッテリー容量の発展により、家電業界への進出も視野に入れてるのかもしれません。一部の電動工具はAC電源からコードレスへ置き換わったわけですから、家電でもこの流れが発生しても不思議ではありません。

そこで、今回は電動工具メーカーが販売している工具以外のコードレス製品について紹介します。

掃除機


マキタ 充電式クリーナ バッテリー・充電器付 CL107FDSHW

コードレス掃除機と言えば、ニッカド電池の時代からコードレスの家電の代表です。掃除機は家電の中では負荷が低く、構造も簡単なため早期にコードレス化しました。

この分野で圧倒的に強いのがマキタです。マキタの掃除機はシンプルで種類も多く、それでいて価格もお手ごろなのでおススメです。

ハンディタイプ


マキタ 充電式クリーナ (バッテリー内蔵・充電器付) アイボリー CL105DWI

コードレスクリーナーの定番と言えばハンディクリーナーです。

最近のハンディクリーナーはそこそこパワーもあり、稼働時間も長いため簡単な掃除や社内の清掃、果ては清掃業者などにも使われています。

最近ではマキタ充電式クリーナーCL103DX通販生活でギフト用などで大人気のようです。

乾湿両用ハンディタイプ


日立工機 18V コードレスクリーナー 充電式 乾湿両用 蓄電池・充電器別売り 本体のみ R18DSL(S)

水も吸える掃除機というのはあまり一般的ではありませんが、乾湿両用タイプの掃除機であれば固体も液体も吸い込むことが出来ます。例えば、水をこぼしてしまっても掃除機で吸い込んでタオルでサッと拭けば、すぐに綺麗にできて洗濯物も増えません。

日立工機のR18DSL(S)は乾湿両用で水も吸える万能掃除機ですが、延長ホースが付属しておらず吸込仕事率も低いので若干使い勝手は悪いかもしれません。

背負い式


マキタ 充電式背負いクリーナ (本体のみ/バッテリー・充電器別売) VC260DZ

主に清掃業者向けに作られたのが背負い式クリーナーです。36V(18Vバッテリー2本)で動きます。

VC260DZは背負い式の掃除機のため、本体を引きずる事がありません、このため段差の多い階段や座席の隙間の清掃などに重宝します。また、HEPAフィルタも搭載しているため、研削作業で発生する粉塵等も除去することが出来ます。

稼働時間はハンディクリーナーよりも長く、吸引力も大きいため清掃作業では非常に便利な掃除機です。

集じん機


マキタ ハイブリッド集じん機VC860DZ 6.0Ahバッテリー2個&充電器付きフルセット

バッテリーで動かす事もできる集じん機です。

コードレスで動く掃除機としては国内で一番吸い込み仕事率が高いようです。VC860DZは乾湿両用なので水も吸い込むことができます。

掃除機と集じん機の違いを簡単に説明すると、掃除機は少ない風量で高圧吸い込みを行い少ないゴミを吸い込むことですが、集じん機は大きな風量で大量のゴミを吸い込む構造になっています。と言っても明確な違いがあるわけではありませんが。

本来の集じん機は清掃作業の他、工具に集じん機の吸い込み口を繋げて直接集じんするのにも使います(特にサイディングボードのカットなどでは必須です)。ですが、連動機能は付いていないようなので、清掃がメインの使い方になりそうな製品です。

ロボット掃除機


マキタ ロボットクリーナー(本体のみ) RC200DZ

これを初めて見たときはあまりのインパクトにビビりました。

マキタのバッテリーで動くルンバです。一般的なロボット掃除機よりも一回り大きくタンクも大容量なので、落ち葉や段ボールの切れ端などもガンガン吸い込んでくれます。

倉庫やオフィスなど広い環境で使われるのを想定したロボット掃除機なので、掃除の性能は高くなっていますがその分音もうるさいので、家庭用には向きません。

残念なのは、ロボット掃除機本体に充電機能がない点です。

ラジオ


マキタ Bluetooth搭載 充電式ラジオ MR108 バッテリ・充電器別売

バッテリーで動くラジオと言えば、持ち運びのできる小さいポータブルラジオが一般的ですが、大工の現場などではラジオをかけながら仕事をする方が多いため、コードレスの大型ラジオの需要が多いそうです。

電動工具メーカーがラジオ?と思う方もいるかもしれませんが、掃除機の次くらいに実用化されたコードレス家電がラジオです。

外で使うことが前提に作られているので、持ち運びしやすい形となっており、耐久性にも優れ防水機能も付いています。最近ではBluetoothにも対応しておりスマホから直接音楽を流すこともできます。

扇風機


マキタ 充電式産業扇 (本体のみ/バッテリー・充電器別売) CF300DZ

夏場の現場作業を快適にしてくれるのが扇風機です。バッテリーでも5時間ほど動かすことができます。

場所を選ばず設置出来て、持ち運びも簡単なので簡単な熱中症対策などに重宝します。電源を用意しなくていいため、冬場でも局所的に風を当てたい場合や、部屋の換気したい場合などにも使えそうです。

高圧洗浄機


日立工機 18V コードレス高圧洗浄機 充電式 5.0Ahリチウムイオン電池、急速充電器付 容量8L タンク給水/水道接続/溜め水給水可能 AW18DBL(LJC)

バッテリーで動く高圧洗浄機です。電源不要で水もタンクに入れておけば使用できるため、今まで清掃し難かった様々な場所を清掃することが出来ます。車やバイクの清掃以外にも、ベランダや釣り具の洗浄などにも使えます。また、散水機などにも使い道がありそうです。

一般的な高圧洗浄機に比べパワーは低めですが、車や家に付着した泥・土埃なら簡単に落ちるようです。AW18DBLは他社のコードレス高圧洗浄機に比べて非常に高価ですが、稼働時間も長く耐久性も高いので使い勝手は非常にいいようです。

オーディオスピーカー


マキタ 充電式スピーカ MR200(青) 本体のみ

近年流行りのBluetoothスピーカーです。製品的にはのBluetooth付きのラジオからラジオ機能を取り外したものになります。

一般的なオーディオメーカーのBluetoothスピーカーと異なるポイントは、稼働時間が非常に長いこと(最大39時間)、スピーカーが大口径ウーハーとツィータで構成されていること、防じん・防水性能 IP64を取得していること等があります。

作業現場に音楽を掛ける用途以外にも、アンプを繋げば会社の朝礼や集会などの用途に使えるのかもしれません。

コーヒーメーカー


マキタ 充電式コーヒーメーカー CM500DZ

現場作業にも一服が欲しいですね。マキタのコーヒーメーカーです。

野外で電源を必要とせずコーヒーを入れる事が出来るというのが特徴の製品です。アウトドアでもコンロを必要とせずコーヒーを飲めるのは便利です。

ですが、バッテリーでお湯を沸かすのは結構厳しいため、バッテリー動作時ではドリップに約7分必要で、バッテリー1個で3杯ほどしかコーヒーを入れる事が出来ません。

マキタはこの製品の発売と共にコーヒー豆まで取り扱うようになりました(部品番号A-61276です)。マキタ派の方は是非一度試飲してみては。

ちなみに、飲みやすい温度 約71℃でドリップとありますが、室温32℃下で71℃はコーヒーを飲む環境としては非現実的な表記ではないかと思います。冬場野外であれば10℃くらいと考えて、実際は50~60℃くらいが関の山なんじゃないでしょうか

自転車(海外モデル)

マキタの快進撃はまだまだ続きます、マキタは電動自転車まで出しています。折り畳み自転車のため小さくして持ち運びができるようです。

18Vバッテリーを2個差しで動く自転車のようですが、マキタ36Vシリーズとは違い、並列18Vで動作する製品のようです。

特徴としては、電動工具のバッテリーと共用であることと、一般的な電動アシスト自転車のバッテリーと比べ充電速度が速い点でしょうか。電動自転車そのものの性能としてはそこまで差異はないように感じます。(日本では販売されていないため詳細不明です)

冷温庫


日立工機 コードレス冷温庫 UL18DSL(NN)

マキタに影響されて日立工機も露骨な家電を出してきました。バッテリーで動く保冷と保温ができる冷温庫です。

コンプレッサーで動く冷蔵庫ではなくペルチェ素子で動く冷温庫のため、冷蔵庫のような高い冷却性能はありません。通常のクーラーボックスのように冷やしたものが温まらないように使用するのが主な使い方になると思います。

アウトドア用に使用できるため、案外使えるかもしれません。また、バッテリーの充電機能も内蔵しているので、車の中に常備しておけば他のコードレス家電の充電器としても使えそうです。ワンボックスカーやトラックに積むと便利かも。

バッテリーの進歩はコンセントを置き換えるか?

バッテリーの進歩はすごいもので、当初Li-ionバッテリーは18650サイズで1Ahの容量しかなかったのに、近年では3.0Ahの容量のバッテリーが登場し、今では9.8Ahという大容量のバッテリーセルまで販売されています。(表記詐欺ぽい感じはしますが)

ただし、リチウムイオンバッテリーがどんなに容量が増加したからと言って、AC電源を置き換えるには明らかに容量が足りません。また、出力面でもAC電源の出力に相当する最大1500Wの電力を取り出すにはもう少し高出力にする必要があります、特に熱に関連する家電(ヒーターやドライヤーなど)を動かすにはまだまだ不十分と言えます。

それでも、電源が不要という事や特定の用途であればどこでも使えるというメリットは非常に便利なものなので、電源を必要としない、新しい使い方がまだまだあるかもしれません。

この先もバッテリーの進歩が進み、家電のコードレス化が進むようになれば将来的にマキタや日立工機などの電動工具メーカーは家電メーカーになっているのかもしれません。

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