
目次
ノギス

用途:モデリング・造形物の採寸
実物モデリングを行う場合の採寸や造形したモデルの寸法確認を行うのに欠かせないのがノギスです。
嵌め合わせの部品で精度を高める際には、何度かサイズを調整して作り直す必要がありますが、モデル上の寸法と実際に3Dプリンタ造形物の寸法は0.1mm単位でズレが発生することも多いので、それを補正するためにノギスは必須です。
ノギスには色々な種類がありますが、3Dプリンタ用途ならすぐに数値を読み取れるデジタルノギスで良いかと思います。また、材質もカーボンファイバーと金属製の物がありますが、分解能が高く0.01mm単位まで表示できるのは金属製のノギスなので、選ぶのであれば金属製のノギスを選ぶのがおすすめです。
ラジアスゲージ

用途:モデリング
実物を見ながらモデリングを行っている時、角の丸みを計測したいときに重宝するのがラジアスゲージです。
実物起こしで丸みのモデリングをおこなっている時、目測で設定すると微妙に丸みがずれることも多いので、ラジアスゲージを当ててRを測ることで高い精度の丸みを再現することができます。
グリス スーパールブ No21030

用途:メンテナンス・造形物の仕上
3Dプリンタのメンテナンスや造形物の稼働部・摺動部に使用する多目的グリースです。
BambuLabの3Dプリンタは専用のグリース潤滑剤 FAZ030が純正消耗品として販売されていますが、このグリスを用意すれば3Dプリンタを使い潰しても余るくらいの量を確保できます。
BambuLabの公式wikiで推奨しているのは92003ですが、そちらは取り扱いが少なく21030よりも3倍くらい高いので、海外ユーザーは21030をよく使っているそうです。一応、産業向け3DプリンタのRAISE 3Dでは21030グリスを推奨しているので、3Dプリンタのメンテナンスに使用しても問題ないグリスだと思っています。
ちなみに、樹脂素材に対してグリスを使用すると樹脂が溶けたりケミカルクラックの要因になったりと、樹脂部品の潤滑にはかなり気を使うのですが、21030は金属以外にも樹脂やゴムにも適合するので、造形した部品の摺動部にも気兼ねなく使うことができます。
製図用ブラシ

用途:造形前の段取り
造形前にビルドプレート上に付着したホコリを払ったり、フィラメントに乗ってしまった樹脂クズやほこりを除去するのに使うブラシです。
最近では電動のエアダスターなどでも代用できるのですが、3Dプリンタの周りに小物が積んであったり夜間などで騒音を出せない場合にはブラシを使うのが便利です。本来は製図作業の消しクズなどを払うブラシなので、見た目やインテリアとして置いても良い感じのアイテムです
スティックのり(アルコール成分タイプ)

用途:造形前の段取り
ビルドプレートの定着をよくするための定番アイテムです。
最近は3Dプリンタ専用のノリなども増えてきましたが、コストパフォーマンス的にはトンボのシワなしPiTが優れていると思っています。
接着成分が水溶性なので水洗いで簡単に落とすこともできるので、ビルドプレートや造形物に付着したノリ成分の除去も比較的容易であり、全体的に使いやすい3Dプリンタのりです。
ちなみに、価格が安いので普通ののりとして事務作業にも使えますが、成分に含まれているアルコールがレシートなどに使われている感熱紙の印字を消してしまうので、領収書を紙に張り付ける作業に使うのは避けましょう。
ペンチ

用途:造形後の仕上・サポート材除去
サポート材の除去によく使うのがペンチです。
サポートフィラメントを使用すれば簡単にサポートを剥がせるようになりますが、それでもサポート面の接触面積によっては素手でのサポート剥がしに難儀する場合もあるので、そういう場合にはペンチを使用します。
ペンチの種類には、普通のペンチや先端の細いラジオペンチなど色々ありますが、筆者は、掴んだら滑りにくいネジザウルスを好んで使用しています。
ペンシル型ケガキ針

用途:造形後の仕上・サポート材除去
ケガキ針は金属板穴あけ作業の位置決めに使用するための工具ですが、筆者は3Dプリンタのサポート材の除去に使用しています。
サポート材を剥がす時に端だけ残ってしまった樹脂片や、ネジ穴のために開けた小さい穴にサポートが詰まって取り出せなくなってしまった場合に、ケガキ針で引っかいたり差し込んで引っ張ってサポート除去を行います。
一応、同じことはピンセットでもできるのですが、ピンセットだと先端が曲がって使い物にならなくなってしまう場合も多いので、細かい所のサポート除去には超硬金属のケガキ針が最適だと思っています。
ちなみに、超硬ケガキ針でも無理をすると折れてしまうのですが、ペンシル型なら別売の替芯を買えるので安心です。
シリカゲル1kgセット

用途:フィラメントの保管
フィラメントの保管に無くてはならないシリカゲルです。
PA-CFはシリカゲルを同封した保管が必須であり、PLAやABSフィラメントで見た目や形状は問題なくても、寸法が出なくなるのでフィラメントの保管にシリカゲル同封は必須だと思っています。
大袋のままでは使い勝手が悪いので、AMSの隙間やスプールの真ん中に収納するシリカゲルボックスを造形して使用します。
フィラメントドライヤー

用途:フィラメントの乾燥
3Dプリンタの造形品質は、3Dプリンタの精度だけではなくフィラメントも重要だと思っています。
特にナイロン系のPAは吸湿によって露骨に造形条件が厳しくなり、PLAやABSも吸湿すると造形物の寸法が狂うので、その辺りを改善するのであればフィラメントドライヤーは必須です。
PLAであれば最大55℃、ABSであれば最大70℃、PAであれば80℃↑のフィラメントドライヤーを選ぶのがおすすめです。
フィラメントが入るアルミ蒸着の防湿パウチ

用途:フィラメントの長期保管
まだまだフィラメント乾燥トークは続きます。筆者はフィラメント用として販売されている透明なパウチではなく、アルミ蒸着されたお米保存袋を使用しています。
普通の透明パウチはほとんどの場合ポリエチレンが使われているのですが、ポリエチレンは意外と透湿する素材であり、ポンプで真空にしたとしても意外と吸湿します。そのため、フィラメントを長期保管する場合にはアルミ蒸着の保存袋が必須です。
透明ではないので収納したフィラメントの判別が難しくなる欠点はあるのですが、紫外線や加水分解による樹脂の劣化トラブルや造形前の乾燥時間を短縮できたりなど実務的なメリットは大きいので、造形をたまにしか行わなかったり価格の高いフィラメントを使っている場合には、アルミ蒸着のパウチを使うようにしましょう。
タッピングネジセット

用途:造形物の組立
造形した部品の組付け作業時にあると便利なのがタッピングネジセットです。
ネジ組立を前提とする造形物を作る場合、ホームセンターなどに行って対応するネジを買わなければいけないのですが、あらかじめセットされたネジを用意しておけばネジの現物でサイズや長さを確認できるのでモデリングの作業効率を向上できます。
ネジセットのサイズに関しては、組み付ける形状にも寄りますがM2かM3を用意しておけば大体の用途に対応できると思います。
インサートナットを組み付けるためのセット品一式

用途:造形物の組立
こちらも先程のタッピングネジセットと同じく、インサートナットのセット品です。
タッピングネジを使うかインサートナットを使うかは用途や形状次第なのですが、タッピングネジと一緒にインサートナットもセットで用意しておくとモデリング時に便利に使えます。インサートナットの外径や長さが分からなくて悩むことも多いので、セットで購入しておきましょう。
一緒に、M3~M6くらいのネジセットも用意しておくと色々と造形の幅が広がります。
最近はインサートナット用のはんだごて専用チップも手軽に買えるので、インサートナットを多用した造形を行う場合には一式用意しておくのがおすすめです。
精密ドライバーセット

用途:メンテナンス・造形物の組立
3Dプリンタのメンテナンスや造形物の組立のために、精密ドライバーセットを用意しておくのもおすすめです。
Bambu Labを始めとする最近の3Dプリンタは昔ほど手間がかからなくなりましたが、それでもノズルの交換やベルトの調整などでメンテナンスが必要なシーンもあります。そういう時にどんなネジでも対応できるセット品があるとすぐに対応できます。
あとは、既存の製品を改造して自作の3D部品を組み込む際には分解作業を行わなくてはいけない場合もあるので、ケースオープナーや分離ピックが付属しているものがあると色々と便利です。
電ドラボール

用途:メンテナンス・造形物の組立
3Dプリンタのメンテナンスは先程の精密ドライバーセットだけでも対応できますが、3Dプリンタは意外とネジ数が多くてねじ回しに手間がかかるので、時短のために電ドラボールがあると便利です。
精密ドライバーセットに6.35mm六角ソケットが付属していれば精密ドライバーのビットを電ドラボールに装着できるので、特殊形状のネジなども効率よく回せるようになります。
また、最新の電ドラボールⅡであればM3くらいまでのタッピンネジなら電動動作で回すことができるので、組立作業の効率化もできます。
ブルーロール

用途:メンテナンス
ビルドプレートや3Dプリンタエンクロージャーのガラス面の清掃、グリスアップ後のふき取りなどに使用するペーパータオルです。
ちなみに、ブルーロールはペーパータオルなので一回拭いたら捨ててしまう方も多いと思いますが、実は洗って再利用できるペーパータオルなので、アルコールでふき取る使い方であれば1枚で1ヵ月くらい持ちます。
黒マーカー

用途:造形物の仕上
最後は結構地味なんですが、3Dプリンタ活用の隠れた便利アイテムとして黒マーカーを常備しておくのがおすすめです。
同じような形状の造形を続けていると、どれがいつ造形したもので何を調整したのかわからなくなることも多いので、造形日や変更点を直接書いて判別できるようにしています。テプラや付箋などでも良いのですが、何だかんだで直接書くのが一番楽で確実です。
あとは、PA-CFフィラメントでPAサポートを使用した時に黄緑光沢色のPAサポート材が練り込まれて除去できなくなってしまった場合の後処理として、真上から黒いマーカーで塗りつぶして目立たなくさせるのにも活用しています。

























