
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年3月にUSB用アダプタ ADP002G/ADP15を発売する。マキタバッテリを電源用のUSB端子に変換するアダプタでUSB-CとUSB-Aに変換しスマートフォンやノートパソコンへの充電に対応する。本体標準小売価格はADP002G 10,500円(税抜)/ADP15 7,700円(税抜)
目次
マキタ USBアダプタ ADP002G/ADP15
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2026年3月にUSBアダプタ ADP002G/ADP15を発売します。

ADP002G/ADP15は、マキタバッテリからUSB電源を取り出すアダプタです。
USB-C端子とUSB-A端子を備えており、USB-C端子は最大105Wの出力仕様を備えているのでスマートフォンからノートパソコンまで幅広いUSB Type-C搭載機器の高速充電に対応します。
製品仕様は、40Vmaxバッテリ仕様のADP002Gと14.4V/18Vバッテリ仕様のADP15で展開します。

- ADP002G 本体のみ 希望小売価格10,500円(税抜)

- ADP15 本体のみ 希望小売価格7,700円(税抜)
ADP002G/ADP15 製品仕様
| 製品名 | ADP002G | ADP15 |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
![]() |
| 対応バッテリ | 40Vmax | 14.4V/18V |
| コネクタ(USB 1 | USB Type-C ×1 USB Type-A ×1 |
USB Type-C ×1 USB Type-A ×1 |
| USB PD仕様 (ソース) |
5V/3A 9V/3A 12V/3A 15V/3A 20V/5A |
5V/3A 9V/3A 12V/3A 15V/3A 20V/5A |
| USB PD仕様 (PPS) |
5~21V | 5~21V |
| バッテリ充電 | × | × |
| LEDライト | × | × |
| インジケータ | × | × |
| 使用温度範囲 | 0~40℃ | 0~40℃ |
| 寸法 | 98×75×50mm | 101×72×42mm |
| 重量 | 0.22kg | 0.14kg |
| 本体価格 | 10,500円(税抜) | 7,700円(税抜) |
| 発売日 | 2026年3月 | 2026年3月 |
製品の特徴
「USB PDに対応しノートパソコンの高速充電に対応」

ADP002G/ADP15は、マキタバッテリからUSB PDの電源を取り出せるUSBアダプタです。
これまでのマキタバッテリアダプタは、USB-Aの端子のみを搭載し5Vの電源しか取り出せなかったので、主にスマートフォンなどの小型機器の充電にしか使用できませんでしたが、今回のUSB Type-CのUSB PD対応によって最大105W (21V-5A)までの電源供給に対応し、ノートパソコンなどの大型機器の充電にも使用できるようになります。
さらに、従来のUSB-A端子も搭載しているので、これまでと同じケーブルを使用してスマートフォンの充電にも対応できます。
USB-CとUSB-Aは同時に使用可能

USB-CとUSB-Aは同時に使用できるので、ノートパソコンを充電しながらスマートフォンを充電する使い方にも対応します。
電源ボタンでON、オートオフ機能付き

本体上部の電源ボタンで電源ON、オートオフ機能も搭載
放電機能のみ搭載、バッテリへの充電は非対応
ADP002G/ADP15は、マキタバッテリから他の機器へ給電する機能のみを搭載するアダプタであり、USB充電器からマキタバッテリへ充電する機能は備えていません。
USB充電器から充電する場合には、14.4V/18Vバッテリ充電器 DC18SJを別途用意する必要があります。
充放電共通のアダプタではないのがネック
以前、マキタは自動車用充電器 UC18SJを発売しましたが、今回のADP002G/ADP15はその放電専用仕様のアダプタとなります。恐らく、マキタは当初から充電専用と放電専用の2仕様でアダプタを展開する企画だったものと考えられます。
用途的には、前回の充電アダプタよりも放電アダプタの方が求めているユーザーは多いと思うのですが、それでもUSB PDを備える電源アダプタであるなら、充放電共通のアダプタとして企画してもらいたかったのが正直なところでしょうか。
とは言え、これまでマキタは14.4V/18Vバッテリに対して充放電を行う製品を展開していないので、LXTバッテリの仕様として技術的な問題があるため充放電に対応できないとも考えられます。しかしながら、新しい40Vmaxすらも充放電対応できない仕様としているなら、それはそれで先見の明が無いと言わざるを得ないかもしれません。
さて、USB PD放電アダプタとしての仕様を見た限りの印象ですが、普通に使う分には妥協できるUSB PDアダプタではあるもののUSB機器のトレンド的には微妙にイケてない仕様のUSB PD仕様です。
100W出力は現行のUSB PD機器としてはノートパソコンに対する主流の仕様と言えるのですが、40Vmaxの大容量バッテリを活かすのであれば、USB PD EPR対応による140W出力仕様にして、MacBook Proや高出力ラップトップの超高速充電に対応することで「マキタはUSB PD周りの規格にも挑戦的な企画力を持っている」のようなアピールが欲しかったなと思っています。
PPSの5~21V/5Aの105W出力仕様に関してはちょっと珍しい仕様と言えるのですが、PPS自体は今時ソース側のUSB PDデバイスでPPSに対応していない製品を探す方が難しく、現状でPPSで5Aを要求するシンク側の機器は恐らく存在していないため、アピールポイントにするには少し着地点が違うかなとも思っています。
正直なところ、BL1055BバッテリのUSB Type-C仕様やDCACインバータ BAC01のUSB PD 30W仕様などを見ると、マキタはこの辺りが絶妙にイケてないと言うか、そういうイケてなさを認識していない部分が他分野の製品展開にも波及して「千丈の堤も蟻の一穴より崩れる」ような状況にも繋がりかねないので、その辺りが良くなってくれないかなと思っています。
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