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2024年2月9日

ボッシュ GSR 18V-90 FC コードレスマルチドライバードリルを発売、先端のアダプター交換が可能なフレキシクリックシステム

ボッシュ GSR 18V-90 FC コードレスマルチドライバードリルを発売、先端のアダプター交換が可能なフレキシクリックシステム

ボッシュ株式会社(本社:東京都渋谷区)は8月29日にコードレスマルチドライバードリル GSR18V-90 FCを発売する。先端のアダプター交換が可能なフレキシクリックシステムを搭載し1台で様々な作業に対応する。標準小売価格は55,000円(税別)

ボッシュ コードレスマルチドライバードリル GSR 18V-90 FC

ボッシュ株式会社は、 2023年8月29日にコードレスマルチドライバードリル GSR 18V-90 FCを発売します。

GSR 18V-90 FCは、先端アダプター交換が可能なフレキクリックシステムを搭載し1台で様々な作業に対応するマルチドライバードリルです。

作業に合わせた4種のドリルアダプターが可能で、SDSプラスハンマードリルアダプターを装着すれば、最大でφ10mmまでのコンクリート穴あけ作業にも対応します。

販売仕様は、バッテリー・充電器が付属するGSR 18V-90 FCと本体のみのGSR 18V-90 FCHで販売します。

GSR 18V-90 FC製品仕様

製品名 GSR 18V-90 FC
外観
能力 木工:38mm
鉄工:13mm
木工ホールソー:68mm
鉄工ホールソー:53mm
最大トルク (剛性体締付)64N・m
(弾性体締付)36N・m
先端形状 六角6.35mm
回転数 (高速)2,100min-1
(低速)630min-1
バッテリー 18V(プロ用)
重量 0.94kg(本体のみ)
寸法 136×255×77mm
本体価格 50,000円(税抜)
販売年月 2023年08月

製品の特徴
「アタッチメント装着で多彩な作業に対応できるドリル」

GSR 18V-90 FCは、先端アダプター交換に対応するコードレスのマルチドライバードリルです。

キーレスチャックアダプター、ビットホルダー式アングルアダプター、スミヨセアダプター、アングルアダプター、SDSプラスハンマードリルアダプターの5種のアダプターに対応しており、作業が難しかった狭所や隅の穴あけを可能にします。

アダプタを装着していないときは6.35mm六角ビットに対応しています。ただし6.35mmビットは海外仕様の9mm溝ビットのみの対応となります。

LEDで状態がわかりやすいユーザーインターフェース

操作パネルにわかりやすいステータスLEDを搭載しており、温度保護やバッテリー残量、キックバックで保護停止した状態をわかりやすく判別できます。

操作ボタンもON/OFF状態が判別しやすく、簡単に切り替えできます。

ボッシュの無線接続 コネクト機能に対応

ボッシュの無線接続機能 コネクト機能に対応します。スマホとつなげた機能設定ができ、細かい動作設定が可能です。

世界初、アダプタ方式でSDSハンマドリルに対応

SDSプラスシャンクに対応するハンマードリルアダプタ GFA 18-Hも同時発売します。

世界初のアダプタ方式でハンマドリル作業を行えるアダプターで、GSR 18V-90 FCに装着することでコンクリートへの穴あけ作業にも対応できます。

パナソニック EZ1DD2充電ドリルドライバーとの違い

日本の電動工具市場において、ドリルドライバーに先端アタッチメントを装着する製品で競合するのは、パナソニック EZ1DD2です。

この2製品は、基本的なスペックや大きさに大きな差はなく、製品単体における穴あけ用途としてはほとんど違いはありません。

最も異なるのは、対応アタッチメントの有無となります。ドリルアタッチメントの基本的な部品となるキーレス、アングル、スミヨセはほぼ同じ仕様ですが、ボッシュはハンマドリル対応、パナソニックはケーブルカッター対応となります。

この辺りの汎用性で言うなら、作業的にハンマドリルのほうが使う頻度は多いのではないかな?と思っています。ただし、パナソニックは電工用途に強い電動工具ブランドであるため、そう遠くないうちにATTACH 8の第3弾としてEZ1DD2専用のハンマドリルアダプターを出してきそうな気もします。

販売価格に関してはボッシュGSR 18V-90 FCのほうが若干高くなっているものの、標準付属でキーレスチャックが付属しており、パナソニック EZ1DD2も別売のキイレスチャックを買うと大体同じくらいの価格となるため、キーレスチャックを買う予定があるならあまり気にしなくてもよいと考えています。

製品名 GSR 18V-90 FC EZ1DD2
外観
能力 木工:38mm
鉄工:13mm
木工ホールソー:68mm
鉄工ホールソー:53mm
木工:38mm
金工:13mm
サイディング:80mm
金工ホールソー:33mm
最大トルク (剛性体締付)64N・m
(弾性体締付)36N・m
18V時:(高速)11N・m / (低速)30N・m
14.4V時:(高速)10N・m / (低速)29N・m
アタッチメント キーレスチャック
ビットホルダーアングル
スミヨセ
キーレスチャックアングル
ハンマドリル
キイレスチャック
アングル
スミ打ち
ケーブルカッター
先端形状 六角6.35mm 六角6.35mm
回転数 (高速)2,100min-1
(低速)630min-1
18V時:(高速)1,800min-1 / (低速)530min-1
14.4V時:(高速)1,450min-1 / (低速)430min-1
バッテリー 18V(プロ用) 14.4V/18V
重量 0.94kg(本体のみ) 1.75kg
寸法 136×255×77mm 133×253×64mm
本体価格 50,000円(税抜) 38,500円(税抜)
販売年月 2023年08月 2023年02月

アタッチメントの標準付属はうれしい仕様

先端アタッチメントで機能を変えられる電動工具は、プロユーザーの視点としては器用貧乏感が目立つDIY向けの印象でしたが、昨今の電動ドリル情勢に関しては、アングルやスミヨセ作業が求められる関係から先端アタッチメント方式が主流となりつつあるようです。

今回のGSR 18V-90 FCに関しては、標準でキーレスチャックアダプターが付属しているので、購入直後から丸軸のドリルビットを使用できるのが良いポイントです。またバッテリー充電器付属の販売であればアングルアダプターとスミヨセアダプターも付属しているので、基本的な穴あけ作業で困ることはないと考えられます。

ハンマドリルアダプターに関しては、詳細が不明ではあるものの、アダプタサイズと最大φ10mmの仕様から、振動ドライバドリル方式のものと予想しています。何かちょっとしたシーンでコンクリート穴あけが必要になった場合などに1台あると便利なアダプターです。

とは言え、コンクリートへの穴あけ自体はできるものの、ロータリー式と異なり作業負荷が大きく、上向けでの作業にも向かないので、穴あけ作業を多用する場合は専用の小型ドリルを買うのが良いかもしれません。

まとめ

ボッシュ コードレスマルチドライバードリル GSR 18V-90 FC

VOLTECHNO製品評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

5種の先端アタッチメントに対応するマルチドライバードリル

良い点
  • 標準でキーレスチャックアダプターが付属
  • 別売アダプタでハンマドリル作業に対応
  • キックバック防止機能を搭載
  • L-BOXXケースが付属
悪い点
  • 6角ビットは海外仕様9mm溝のみ対応

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