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2021年2月16日

【永久保存版】インパクトドライバ 分解・組立パーフェクトガイド

【永久保存版】インパクトドライバ 分解・組立パーフェクトガイド

※本記事はインパクトドライバの分解・組立手順を解説する技術記事です。個人での電動工具分解や修理を推奨するものではありません。

インパクトドライバの分解・組立で用意するもの

インパクトドライバーはシンプルな部品で構成されているため、分解組立に高価な工具は必要ありません。ただし、ハンマケース内部の分解には圧入関連の機具が必要です。

電動工具の修理の基本は、修理用部品との交換です。部品は電動工具販売店から購入できるので、破損した部品を修理して組み込むような修理は避けてください。

部品の取り寄せは、電動工具販売店の店員に「電動工具の部品が欲しい」と言えば展開図を見せてくれるので、欲しい部品を確認して部品の注文を依頼すればOKです。部品の取り寄せ日数は地域や在庫の状態にもよりますが、概ね1~3日程です。

同じインパクトドライバでも、メーカーによって部品の名称が異なる場合があります。

本記事ではマキタ基準の部品名で解説していますが、HiKOKIなどの本記事の内容と異なるメーカーの部品を取り寄せる場合には、部品名の違いに注意しましょう。

下の表にマキタとHiKOKIの部品名の違いの例を挙げます。

部品外観 マキタ HiKOKI
シンワッシャ ワッシャ
スパーギヤ アイドルギヤ
ピン ニードルローラ
コンプレッションスプリング ハンマスプリング
インターナルギヤ リングギヤ

記事の中では、コントローラ一式の分解や圧入部品の取り外しについては割愛しています。

また、ハンマケース内部の部品を交換する場合、グリスの洗浄や再塗布が必要です。電動工具の修理は、メーカー純正のグリス塗布が推奨されています。個人修理の場合はこの点に注意しましょう。(注:個人修理では純正グリスの手配と塗布箇所が不明なのでメーカー相当の修理はできません。)

今回分解するのはマキタ TD170D

今回、分解組立の例で使用するのは、マキタTD170Dです。TD170Dは2016年に発売したマキタフラッグシップのインパクトドライバで、当時の全長短縮競争の中で最先端を行く製品でした。

記事内のインパクトドライバ分解解説はTD170Dを参考に解説していますが、全てのインパクトが同じ方法で分解できるわけではありません。

製品やメーカーの違いによりインパクトの部品や構造が微妙に異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

マキタ TD170D展開図

電動工具の分解・組立には、電動工具の展開図があると便利です。

部品の位置の確認や紛失などを防げるので、用意できる場合はできるだけ用意しておくのがおすすめです。

展開図は一般的に公開されているものではありませんが、一部販売店のwebサイト上に掲載されていたり、部品を取り寄せた時に販売店が印刷したものを部品と一緒にくれる場合もあります。

インパクトドライバのハウジングの開け方

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