インダストリアル機器・農業・食品包装機器を製造・販売するマックス株式会社(東京都中央区)は、2019年12月に充電式剪定はさみ ザクリオシリーズの新製品PA-SJ301を発売した。本体重量780gのシリーズ最軽量に加え全長も15mm短縮、軽さと取り回し制に優れているのが特徴。
目次
マックス 充電式剪定はさみザクリオ PA-SJ301
インダストリアル機器・農業・食品包装機器を製造・販売するマックス株式会社は、2019年12月に充電式剪定はさみ ザクリオシリーズの新製品PA-SJ301を発売した。
ザクリオシリーズ最新モデルとなるPA-SJ301は、従来ザクリオシリーズ比で約15%の軽量化を実現し780gの軽量ボディを実現、ハサミ本体の全長も15mm短縮しているのが特徴。
マックス独自の両刃稼働による「キレイな切り口」でΦ30mmの枝もキレイに一発切断できるのが特徴。はさみ本体は人間工学に基づいて設計されたバランスの良い形状で長時間作業しても疲れにくいデザイン。
販売仕様はバッテリー・充電器が付属するPA-SJ301-BCK/40Kと、本体のみのPA-SJ301-K/40Kで展開される。
- PA-SJ301-BCK/40K 価格 230,000円(税抜)
JP-L92540A(電池パック)、JC925A(急速充電器)、アクセサリ付属 - PA-SJ301-K/40K 価格 230,000円(税抜)
本体のみ、アクセサリ付属
ザクリオPA-SJ301 製品仕様 (マキタUP361D比較)
製品名 | PA-SJ301 | UP361D |
外観 | ||
切断径 | 太枝モード ø30mm 細枝モード ø20mm |
太枝モード ø33mm 通常モード ø25mm |
1充電作業量 | 梨枝Φ15:約12,000本 | ブドウ枝Φ15:約84,000本 |
本体重量 | 780g | 820g |
作業時総重量 | 本体0.78kg+ハーネス1.25kg | 本体0.82kg+ハーネス3.7kg |
本体寸法 | 321×124×55mm | 305×106×43mm |
動作電圧 | 25.4V | 18V×2 |
製品の特徴「軽量高出力な充電式剪定ハサミ」
ザクリオ本体は、人間工学に基づいて設計されたバランスの良い形状を採用。日本人の手に合わせたグリップで長時間作業による手首の痛みや腕の疲れを軽減します。女性の方にも使いやすく剪定作業も楽に続けられるのが特徴。
最新モデルのPA-SJ301はザクリオ史上最軽量の780gを達成。ハサミの全長も15mm短縮化し、快適な取り回しを実現しています。
バッテリーは25.4V – 4.0Ahの大容量バッテリーを採用。高出力大容量バッテリーの搭載により1充電で12,000回の剪定が可能です。(15℃環境下で梨枝Φ15mm切断時)
マックス独自の両刃稼働
ザクリオはマックス独自の両刃稼働によるハイパワーと綺麗な切り口が特徴。シャープで綺麗な切り口の実現と手ハサミのような切断時の衝撃が少ないので手首・腕の疲れも軽減します。
軽さとフィット感に優れたリュック+コントロールボックス
背中にフィットして動きやすいリュックサックタイプを採用。使用していない時も本体やアクセサリを一式収納できるので置き場所にも困りません。
ホルスタも付属しているので剪定作業中の急な別作業が発生しても簡単に収納できます。
取り回しに優れているのが魅力、バッテリーが少し特殊
マックスのザクリオは両刃駆動が特徴の使い勝手に優れた充電式剪定はさみです。競合する製品にはマキタ UP361Dがありますが、軽さと切り口の綺麗さ重視であればザクリオ一択となります。
1充電作業量に関しても、約12,000回と十分な作業量を持つため1日中の剪定作業でも対応できます。たとえ充電が切れてしまっても、充電時間は1時間ほどで済むので作業の妨げとなることは少ないでしょう。
少し残念なのが、対応バッテリーが25.4V仕様である点。マックスの25.4Vバッテリーは対応製品が少なく、現行では鉄筋カッタ・ハンマドリル・ランタンの3種類にしか対応していません。そのため、バッテリーの互換性重視であればマキタに軍配が上がります。
軽さ重視や切れ味を重視するならマックスのザクリオ、切断本数やほかのマキタ工具との連携で使うならマキタUP361Dがおすすめです。