パナソニック EZ1DD4 充電ドリルドライバーを発売、ドリルチャック標準仕様のコンパクトモデル

電動工具を製造・販売するパナソニック株式会社エレクトリックワークス社は、2025年3月にEXENAシリーズの充電ドリルドライバー EZ1DD4を発売する。ドリルチャック一体化仕様で本体サイズがコンパクト化され取り回しが向上した。本体希望小売価格は41,800円(税抜)

パナソニック充電ドリルドライバー EZ1DD4

電動工具を製造・販売するパナソニック株式会社エレクトリックワークス社は、2025年3月に充電ドリルドライバー EZ1DD4を発売します。

EZ1DD4は、2024年10月に発売したEZ1DD3をドリルチャック仕様にした充電ドリルドライバーです。

従来モデル比較で作業能力が向上しており、ホールソーによる穴あけ能力は約15%向上、木材への穴あけ能力は約30%向上、圧着やノックアウトパンチの能力も向上しており、各種アタッチメントを装着できる「ONE ATTACH」システムの対応によって、ケーブルカッターや圧着などの電設作業を効率よく作業できます。

本体カラーはブラックとレッドの2仕様で展開し、販売仕様は18V-5.0Ahバッテリーと充電器が付属するJ18Dと本体のみのXで販売します。

EZ1DD4J18D-B バッテリー充電器ケース付属　希望小売価格96,000円（税抜）

EZ1DD4J18D-R バッテリー充電器ケース付属　希望小売価格96,000円（税抜）

EZ1DD4X-B 本体のみ　希望小売価格41,800円(税抜)

EZ1DD4X-R 本体のみ　希望小売価格41,800円(税抜)

製品仕様 (従来モデル EZ1DD3比較)

製品名	EZ1DD4	EZ1DD3
外観
最大トルク	18V時：(高速)15･m / (低速)35N･m 14.4V時：(高速)14N･m / (低速)34N･m	18V時：(高速)15･m / (低速)35N･m 14.4V時：(高速)14N･m / (低速)34N･m
先端形状	キイレスチャック	六角6.35mm
回転数	18V時：(高速)1,800min^-1 / (低速)530min^-1 14.4V時：(高速)1,450min^-1 / (低速)430min^-1	18V時：(高速)1,800min^-1 / (低速)530min^-1 14.4V時：(高速)1,450min^-1 / (低速)430min^-1
バッテリー	14.4V/18V	14.4V/18V
重量	1.9kg	1.8kg
寸法	173×254×66mm	143×254×66mm
本体価格	41,800円(税抜)	41,800円(税抜)
販売年月	2025年3月	2024年10月

パナソニック EZ1DD3 充電ドリルドライバーを発売、性能向上で作業性アップ

製品の特徴
「キイレスチャックの一体化でドリル装着時の取り回しが向上」

EZ1DD4は、EZ1DD3の先端アタッチメントを交換できるONE ATTACHを排してキイレスチャック仕様にした充電ドリルドライバーです。

キイレスチャックを工具本体に直接搭載したことで先端部分のコンパクト化を実現し取り回し性を向上しています。

ドリルロック時停止機能を新搭載

穴あけ作業時、不意の噛み込みなどで手首をひねったりモーターが焼付く心配を軽減します。

※ドリルロック時停止機能は全ての負荷に対して機能を保証

表示で確実な作業

作業や部材に応じた締付トルク設定が可能。

締付作業時に、「回転数」・「トルク段数」の設定を組み合わせて、締付力をコントロール。高速回転での焼き付きや部材の破損を防ぎ、締付完了時、約2秒間緑色に点灯し、正常な締付を目視で確認することができます。

タップ作業をスムーズにする回転制御

タップ立ての途中で正転から逆転への切り替えにスイッチ操作を不要にするアシスト機能を搭載。

「AUTO切粉切り用」では正逆切替と回転数を切り替えて半回転逆転停止機能する機能を搭載しており、快適にネジ山を作ることができます。

アタッチメントが不要なユーザーに対する配慮の製品仕様か

EXENAシリーズの充電ドリルドライバーに関しては、EZ1DD1がキイレスチャック仕様でEZ1DD2がONE ATTACH仕様になりました。そしてEZ1DD3がONE ATTACH仕様だったため、パナソニック電動工具のドリルドライバーはONE ATTACHのアタッチメントで集約するものと思っていましたが、実際アタッチメントによる集約はしなかったようです。

キイレスチャック仕様とONE ATTACH仕様を並行して展開するのであれば、キイレスが奇数でONE ATACCHが偶数のようにわかりやすい製品名にしてほしかったところなので、そういう配慮は無かったのが残念なところです。