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3Dconnexion CadMouse Pro Wirelessを購入しました
昨年の定額給付金でパソコンを買い替えた時のパソコンショップポイントが余っていたので、そのポイントを使ってマウスを新調しました。
筆者はマウスを買い替える時、軽量+多機能のマウスを好むので多ボタン有線ゲーミングマウスにすることが多いのですが、ここ最近はPhotoshopやCADを使うことも増えてきたため、CADに強い3Dconnexionのマウスを選んでみました。
3Dconnexionは一般ユースだと知名度の低いメーカーですが、3D CADやモデリングを行う方であれば、下の画像のようなデバイスを知っている方もいると思います。
今回レビューするのは、CAD向けのデバイスを展開する3Dconnexion製のワイヤレスマウス CadMouse Pro Wirelessです。
外観
外装箱はApple調のシンプルなスタイル
中身はマウス本体と付属品、取扱説明書はなく接続の簡単なイラストのみ。
Cadmouseには持ち運び用のポーチが付属する。テレワークや在宅などでCAD環境を持ち運ぶ機会も増えているのでこれは嬉しい仕様。
裏面には電源スイッチとレシーバ・Bluetooth接続の切り替えボタンを搭載。
マウス先端はmicroBのコネクタを搭載。Type-Cコネクタ採用モデルが販売されていないのは残念。
パソコンとの接続方法は3種類
CadMouse Pro Wirelessは3種類の接続に対応しています。
- 無線レシーバ(3Dconnexion Universal Receiver)
- Bluetooth
- microUSB
筆者は、メインPCとの接続には無線レシーバを使用し、ノートパソコンで外で作業をする時にはBluetooth接続に切り替えて使用しています。
以前も、レシーバとBluetoothの両接続に対応するマウスを使用していましたが、こちらはスイッチで接続方式を手動で切り替えられるので、確実に接続方法を切り替えられるのが良いです。
握った時の使用感
握った時の使用感についてですが、昨今だとエルゴノミクスに基づいて設計されたマウスも珍しくないので、ほかのマウスと比べても、特別「良い!」と感じる部分はありませんでした。かと言って不満に思う部分があるわけでもなく、普通に使えるマウスです。
このあたりは人による好みや慣れの部分が大きいので、形状やボタン配置の違和感などがあると慣れるまで少し時間がかかるでしょう。
筆者の個人的な感想だと、長年軽量タイプの有線ゲーミングマウスを使用していたため、若干の重さを感じました。、裏面のソールの滑りが優秀なので、重さが気になってしまう方などは、低摩擦のマウスパッドや純正CadMouse Padを使うと良いでしょう。
ボタン割り当て機能が強力
CadMouse Pro Wirelessのデバイスドライバソフトが特に強力で気に入っています。
ドライバソフト3DxWare® 10をインストールすると、CadMouse Pro Wirelessの各種設定が行えます。
3DxWareでは、マウスの加速度やボタンの割り当てなどを設定できる上に、ソフトごとに個別のキーコンフィグを割り当てることができます。
例えば、Chorme使用時の3ボタンクリックではタブのクローズ、スクリーンショットの切り取り&スケッチ時には保存など、その時のアクティブなウィンドウに応じて動作を個別に割り当てられます。
マクロ機能はボタン割り当てのみ
3DxWareはキーマクロも割り当てできます。
ただし、連射やトリガ、時間待機等の機能は無く、キーボードやマウスボタン入力をそのままトレースするだけのマクロ機能なのでゲーム向きではありません。
ラジアルメニューもソフトごとに設定可能
CadMouse Pro Wirelessではラジアルメニューと呼ばれる拡張インターフェースが使用できます。
ラジアルメニューとは、各ソフトのショートカットやマクロを収めた円型のメニューです。画面上に表示されたメニューをマウスポインタでスワイプするだけで各機能を起動できます。
マウスボタンが足りない場合などでもラジアルメニューに登録しておけば、最大で8機能のマクロ・ショートカットキーを追加で登録できます。
もちろん、ラジアルメニューもボタン割り当てと同じようにアクティブウィンドウに合わせて切り替わるので、ソフトに応じた個別のラジアルメニューが割り当てられます。
色々なソフトを使い分ける方におすすめできるマウス
画面上でプリセット切り替えやマクロ切替ボタンができる入力デバイスは珍しくありませんが、アクティブウィンドウに合わせて自動でプリセットが切り替わるマウスは結構珍しいんじゃないでしょうか。
CadMouse Pro Wirelessは3ボタンマウスなのでCADの使用には向きますが、ブラウジングなどの普段使いだと「真ん中のボタンの操作を3ボタン目と入れ替えたい」と思う方も多いと思います。CADマウスに求められる機能を十分備えながらも、普段使いにも使える優秀なマウスです。
ちなみに、本体の耐久性については5,000万回のクリック耐久性があり、保証期間については3年保証が付随しています。充電式なのでバッテリー寿命が気になるところですが、この辺りの製品寿命については割り切りが必要になるでしょう。
CadMouse Pro Wirelessは同じ仕様の左手マウスも販売されています。業務でパソコンを使用することが多い方などは、一度検討してみてはいかがでしょうか。