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2022年3月15日

USB Type-C to Cケーブルの選び方、通信規格や給電対応について

USB Type-C to Cケーブルの選び方、通信規格や給電対応について

選び方がややこしいUSB Type-C to Cケーブル

現在、モバイル機器は機器接続用途から充電コネクタとしての用途まで、幅広い製品でType-Cコネクタの搭載が進んでおり、現行のmicroB端子からの置き換えが急速に進んでいます。

筆者手持ちのUSB Type-Cケーブル。USB 2.0や3.1 Gen1、PD100W対応非対応が混在してしまい、見た目ではどれが何のケーブルなのかわからなくなってしまった。

USB Type-Cは、裏表のない接続形状や最大40Gbpsの高速転送、USB PDによる最大240W給電など、昨今のデジタル機器大半が必要とする有線接続の用途のほとんどをカバーできる万能規格です。

以前、筆者が家電量販店にType-Cケーブルを買いに行った時、棚一面のType-Cケーブルが並んでろい、全てのUSB規格を統一するはずのType-Cケーブルでありながら、その種類の多さに圧倒され、USBの転送規格やUSB PDについて少しだけ理解していたつもりではありながらも、種類の多さや価格の違い、メーカー毎の微妙な表記の違いなどで最適なケーブルを見つけるのに手間取ってしまい、「1本のケーブルを買うだけでこんなに疲れるのか」と困惑してしまった経験があります。

今回は、USB Type-C to Cケーブルの種類と大まかな選び方について解説します。

USB Type-Cケーブルの種類について

USB Type-Cケーブルの規格としては、給電規格と転送規格の2種類があります。

給電規格については2種類、転送規格については5種類以上あり、Type-Cケーブルにはこれらの規格を掛け合わせた計10種近いケーブルが販売されています。

USB PD(給電規格)について

USB Type-Cケーブルの給電規格は2種類しかないので選ぶのは簡単です。

規格上、全てのC to Cケーブルは60Wまでの給電に対応しているので、全てのC to Cケーブルにおいて急速充電に対応していると言えます。一部のCtoCケーブルでは、パッケージに対応電力の記載が書かれていないケーブルもありますが、USB Type-Cの規格に正しく適合しているケーブルであれば、未記載であっても60Wに対応します。

60Wを超えるノートパソコン等の機器に電源供給を行う場合には、100W給電対応の規格適合が必要になるので、その場合は 「eMarker」や「100W」「20V/5A」と書かれているケーブルを選びます

規格名別称給電電力
なし(標準で適合)60W~60W
USB PD 100WeMarker/100W/20V-5A~100W

USB転送規格について

パソコンと通信したりデータ転送行ったりするUSB転送規格の種類では、通信速度の世代ごとに異なるケーブルが販売されています。

USB転送規格は下位互換性を持つので、迷ってしまったなら上位規格のケーブルを選ぶのも1つの手です。

規格名転送速度最大長さ規格別名
USB 2.0480Mbps4mHi-Speed USB
USB 3.1 Gen15Gbps2mUSB3.0/USB 3.1 Gen1/USB3.2 Gen1/SuperSpeed USB
USB 3.1 Gen210Gbps1mUSB 3.1/USB 3.2 Gen2/SuperSpeedPlus USB
USB 3.220Gbps1mUSB 3.2 Gen 2×2
USB440Gbps0.8m

ちなみに、昨今のスマートフォン・タブレットのデータ転送はクラウド上にWiFiで転送するシーンがほとんどなので、充電専用ケーブルとして使用するのであれば、転送規格を一切無視するのも良い選択肢です。

転送機能を搭載しないType-Cケーブルは規格上存在しないので、一番安いUSB2.0ケーブルを選ぶことになります。

よく売られているType-Cケーブル 6種類をピックアップ解説

一般的にUSB Type-Cケーブルを買い足すケースで良くあるのが、スマホの急速充電に使う60WのUSB 2.0USB3デバイスの接続に使うUSB3.1 Gen2のどちらになるでしょう。

ケーブルの選び方や対応機器が分からない場合には「Type-C USB3.1 Gen2 100W対応ケーブル」を選べばほとんどの用途に対応できるのでオススメです。

全部入りの最新規格ケーブルには最上位規格全部入りの「USB 4」もありますが、USB4をフル活用できる機器は限られているため、価格が安ければ選択肢に入るのような状況です。(下位互換性はあるので活用自体は可能です)

Type-C USB2.0ケーブル

用途ガジェット類の充電
長所ケーブル価格が安い,長いケーブルがある
短所 通信用途では遅い

最も安い価格で売られているのがType-C USB2.0ケーブルです。

このケーブルは従来のUSBコネクタの形状をCtoCに置き換えただけであり、通信速度は従来のUSB 2.0と変わりません。USB規格上長いケーブルにでき、5m長さなどの長いケーブルも販売されているためスマホを充電しながら寝転がって使いやすいメリットがあります。

CtoCケーブルに関しては先述の通り全てのケーブルが60W給電に対応するので、一般的なスマートフォンの充電用途ならこのケーブルでも問題ありません。

Type-C USB2.0 100W対応ケーブル

用途ノートPC等の急速充電
長所ケーブル価格が安い ,長いケーブルがある
短所通信用途では遅い

Type-C USB2.0ケーブルで100W給電に対応するケーブルです。

主にノートパソコン等のUSB PD 100W対応機器の電源ケーブルとして使用するCtoCケーブルです。

Type-C USB3.1 Gen1ケーブル

用途PC周辺機器の接続
長所特になし
短所Gen2を買った方が良い

USB2.0より早い通信規格ケーブルがUSB 3.1 Gen1です。USB3.0とも呼ばれますが、Type-Cケーブルの場合だとUSB 3.1 Gen1と書かれている製品が多いです。

このケーブルを使っても実使用で困ることはほとんどありませんが、後継規格のUSB 3.1 Gen2の普及が進んでいるため少し微妙な立ち位置にいるケーブルです。

店頭では今も尚良く売られているケーブルですが、ワゴン販売のような格安販売が行われていない限り後述のUSB3.1 Gen2ケーブルを買うのがおすすめです。

Type-C USB3.1 Gen2ケーブル

用途PC周辺機器の接続
長所現行品
短所特にない

現行のUSB規格で最も普及しているのがUSB 3.1 Gen2です。USB 3.2 Gen2とも呼ばれています。

外付けSSDや多機能ハブのようなUSB機器に使用するケーブルです。

現行のUSBとしては対応機器・デバイス共に最も普及しているタイプのケーブルなので、USB周辺機器を使用する場合にはこのケーブルがおすすめです。

Type-C USB3.1 Gen2 100W対応ケーブル

サンワサプライ USB3.1 Gen2 TypeC ケーブル 1m KU31-CCP510
用途PC周辺機器の接続・充電
長所ほとんどの用途に対応する
短所高価

USB3.1 Gen2ケーブルに大電流給電対応の規格を搭載した、高速転送&100W給電に同時対応する高い汎用性を持つケーブルです。

1本持っておけばノートパソコンの充電・周辺機器接続に対して臨機応変に使いまわせて、USB PD対応のUSBハブを使えば充電と機器接続などにも対応できます。実用上としては最もスペックの高いUSBケーブルとなります。

USB PD受電対応のノートパソコンを使用していて、外付けSSDやUHS-3 SDカードリーダー等を併用している場合にはこのケーブルがおすすめです。

USB 4ケーブル

用途PC周辺機器の接続・充電
長所全ての用途に対応する
短所より高価

USB3.2、USB 3.1、USB 3.0、USB 2.0全てに対応し、拡張機能のThunderbolt 4、Thunderbolt 3にも対応する最新のUSBケーブルです。

USB4ケーブルは標準で100W(20V/5A)給電に対応する仕様を備えているため、このケーブル1本あれば充電からUSB機器接続、将来対応まで全ての用途に対応できます。将来的な最新規格に対応するケーブルです。

ただしUSBケーブルとしては最も高価な部類で長さ制限もあり、1mを超えるアクティブケーブルにおいては5,000円~とさらに高価になります。

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