VOLTECHNO

ガジェットとモノづくりのニッチな部分を伝えるメディア

2020年8月24日

プロコンを修理する!接点復活材でスティック不良を直す【Nintendo Switch】

プロコンを修理する!接点復活材でスティック不良を直す【Nintendo Switch】

息抜き代わりにSplatoon2の対戦やサーモンランを1,2回プレイする事も多いんですが、最近、愛用しているプロコントローラ(プロコン)の左スティックの動きが悪くなってしまいました。

今回は、動きの悪くなってしまったNintendo Switch Proコントローラー(プロコン)の左スティックの動作不良を修理方法を解説します。

  • Nintendo Switch Proコントローラー「スティック」の修理方法を解説
  • コンタクトスプレーを使うので、エアーダスターだけで直らない場合に有効
  • スティックの「入力が不安定」「操作がガクガクする」などが直る
  • 分解はメーカー保障対象外、修理は自己責任で

プロコンの左スティックは動作不良が発生しやすい(らしい)

プロコンの左スティックが不良になった補正画面

ある日、このプロコンでSplatoon2をプレイしていると、キャラの移動が急に失速したり、不意に止まったりと挙動不審な動きが目立つようになってしまいました。

もしや、と思いSwitchのスティック補正設定で確認してみると、スティックを前に倒しても前に移動しない、移動してもガクガク震えている状態になっていたことがわかりました。

この不良は、Splatoonプレイ中のプロコンで特に発生しやすい様で、様々なユーザーが発生の同様の報告を上げています。

スティック不良は修理依頼できるけど…

さて、この左スティックの不良問題なのですが、webや通販サイトを見てみると「修理に出しても再発した!」等の情報も寄せられているようで、どうやら修理に出しても解決にはならないようです。

となると、修理依頼は根本的な対策にはならないようなので、修理送付の手間や修理完了までのリードタイムを考えると、自力で直しても良いのでは?と考えるようになりました。

分解修理に用意するもの

プロコンの修理には、4つの道具を用意します。ホームセンターなどで購入できます。

プロコンはプラスドライバー#0だけでも分解できますが、ネジ頭を痛めてしまう可能性が高いので#1サイズも用意しましょう。セットになった精密ドライバーを用意すればOKです。

接点を復活させる潤滑剤には様々な種類がありますが、今回はKUREのコンタクトスプレーを使用します。通常の潤滑剤(CRE556等)に、接点を回復させる効果はないため、必ず「電気系統の接点」「電気接点の機能」の回復「接点復活材」と書かれたものを使用します。

精密ドライバーでプロコンを分解!

プロコングリップ分解

最初に分解するのはグリップ部分の固定ネジです。この部分は左右で一本ずつのネジで固定されており、ネジを外すとグリップも取り外すことができます。

プロコンのバッテリーカバー分解

次は、プロコン裏側のバッテリーカバーの分解です。バッテリーカバーは写真の丸部分の4箇所でネジ止めされており、このネジを外すと半透明のカバーば外すことができます。

この時、バッテリーも取り外せるようになるので、安全のためにバッテリーを抜いておきます。

プロコン基板カバー分解

最後に、基板を収めているケースの固定ネジ5本を取り外すと、プロコンの基板が露出します。内部に両面テープが張られているため、分解するときには少し力を必要とします。基板は2枚に別れてフラットケーブルで繋がっている構造なので、フラットケーブルを傷つけないよう注意してください。

コンタクトスプレーでレバーを清掃

プロコンスティックのエアー清掃

はじめに、動作不良となったレバーのホコリをエアーダスターで払います。全体的に風を吹きかけてホコリや粉を取り除きましょう。レバーも動かしながら風を送って隙間の部分のゴミも取るようにします。

プロコンのコンタクトスプレーでレバー洗浄

次に、コンタクトスプレーをレバー全体に吹きかけます。汚れを吹き飛ばすように強い噴射で全体的に洗浄してください。この時、薬剤が基板に飛び散らないようにティッシュなどで囲んでカバーします。

この時、コンタクトスプレーの噴射液をレバー以外に付着しないように注意します。コンタクトスプレーの成分はフラットケーブルなどのフィルム素材の成分を侵すので、細心の注意を払います。

最後に、コンタクトスプレーの余分な残留成分を除去するためにもう一度レバー全体にエアーダスターを吹きかけます、これでレバーの清掃は完了です。

スプレーが終わったらプロコンを再組み立て

ここまでできたら、分解と逆の工程でコントローラを組み立てるだけです。

ネジの閉め忘れやバッテリーの取付を忘れたままバッテリーカバーを閉じない様に注意しましょう。

レバー組み立て後の動作確認

元通り組み立てが完了したら、もう一度コントローラの補正設定を表示して、スティックの動作を確認してみます。

レバー内の洗浄ができていれば、スティックが正しく動くようになります。不良が治らなければ、もう一度洗浄して様子を見ます。

同じ不良が発生しないようにグリスも塗布する

この不良はスティックの軸が削れた時に発生する粉が原因と言われています。ですが、実際はレバー自体の初期不良のような感じもするので、グリスを塗るのは操作性の改善がメインです。

スティック軸にグリスを塗ると滑りも良くなり、操作性も格段に上がります。ちなみに、一部のグリスはプラスチックを侵してひび割れや変色の原因にもなるので、プラスチック専用と書かれたグリスを使用してください。

写真のサンハヤト製プラグリースPGR-57は廃盤なので、KURE(呉工業) シリコングリースメイトを薄く塗布するのがおすすめです。

プロコン修理まとめ

左スティック動作不良問題は多発している不良で、一般的には粉の侵入が原因と言われているようです。

はじめはエアーダスターによる清掃だけで不良を解消しようとしていましたが、効果があるのは一瞬だけで、すぐに元の不良現象が再発してしまう状態でした。

そこで今回、コンタクトスプレーを使ってレバー洗浄まで行うことで、レバー接点の接触不良を解消することができました。レバー洗浄を行ってから1年近く経過していますが、これまで左スティック不良は再発しておらず、快適な操作が続いています

今回の修理を行う注意点ですが「メーカー保証外」になること、「今後致命的な破損に至る可能性がある」ことに留意してください。

メーカー保証外になるのは当然ですが、プラスチックや電子部品に薬剤を塗布すると、数年経過した後でケミカルクラック(溶剤亀裂)や電子部品の破損を引き起こす場合があります。

今は問題がなくても、後々この修理が原因で問題が起きる可能性もあるので、実際に修理する場合は注意してください。

この記事で紹介したアイテム

created by Rinker
任天堂
¥6,764 (2020/10/30 01:50:04時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
KURE(呉工業)
¥619 (2020/10/29 11:35:57時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
KURE(呉工業)
¥900 (2020/10/30 01:50:05時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
イーバリュー(E-Value)
¥587 (2020/10/30 01:50:05時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
エレコム
¥419 (2020/10/30 01:50:06時点 Amazon調べ-詳細)
Return Top