
ボッシュ株式会社(本社: 横浜市都筑区)は2025年2月6日にコードレスインパクトドライバー GDR 18V-215を発売する。126mmのコンパクトヘッドに加え2段階のパワーコントロールと自動スローダウン、自動シャットオフ等のモード設定ができる上級モデル同等の機能を備える。本体小売価格は17,000円 (税別)
目次
ボッシュ コードレスインパクトドライバー GDR 18V-215
ボッシュ株式会社は、 2025年2月6日にコードレスインパクトドライバー GDR 18V-215を発売します。

GDR 18V-215はボッシュ ハイスタンダードクラスの18Vコードレスインパクトドライバ―です。
126mmのコンパクトヘッドに加え、スタンダードモデルながら2段階のパワーコントロールを備え自動スローダウンや自動シャットオフ等のモードが設定できる上級モデル同等の装備を備えています。
高効率のEC(ブラシレス)モーターの採用により215N・mの最大締め付けトルクを実現しており、ワンハンドで差し込むだけでビットの装着が可能なツールホルダーや、暗所でもしっかり照らすボディ上部3つのLEDライト、ハードな環境にも対応するETP(防塵・防水機能)も搭載しています。
販売仕様は、バッテリー充電器セットのGDR 18V-215と本体のみのGDR 18V-215-Hで販売します。
- GDR 18V-215 バッテリー充電器付属 希望小売価格37,000円(税抜)
- GDR 18V-215-H 本体のみ 希望小売価格17,000円(税抜)
製品仕様(最上位モデル GDR 18V-220C比較)
製品名 | GDR 18V-215 | GDR 18V-220C |
---|---|---|
外観 |
![]() |
![]() |
能力(小ねじ) | – | – |
能力(普通ボルト) | M6~M16 | M6~M18 |
能力(高力ボルト) | M6~M14 | M6~M16 |
能力(木ネジ) |
– | – |
最大締付トルク | 215N・m | 220N・m |
無負荷回転数 | 3,300min-1 | 3,400min-1 |
打撃数 | 3,800min-1 | 4,000min-1 |
防水防じん | ETP(防じん防水) | ETP(防じん防水) |
コネクト機能 | × | 〇 |
LED | 〇 | 〇 |
重量 | 1.4kg | 1.0kg(本体のみ) |
寸法 | 126×236×77mm | 201×113×77mm |
本体価格 | 33,000円(税抜) | 33,000円(税抜) |
販売年月 | 2025年2月 | 2024年8月 |
製品の特徴
「ハイスタンダードの低価格なコードレスインパクトドライバ」

GDR 18V-215はボッシュ ハイスタンダードクラス BB-Proシリーズのコードレスインパクトドライバーです。
高効率のEC (ブラシレス)モータ搭載によって126mmのコンパクトヘッドながらも最大締付トルク215N・mを発揮し、木材締付からボルト締めまで幅広い作業に対応できます。
さらに、ワンハンドでビットを装着できるツールホルダーや3点LEDライト、ハードな環境にも対応するETP (防じん防水機能)も搭載しており、高い利便性とハイコストパフォーマンスを実現しています。
自動スローダウン(木材)と自動シャットオフ(金属)の自動コントロールを搭載

スタンダードクラスの製品ながらも、本体操作パネルによる回転数選択と木ネジ向けの自動スローダウンモードと金属ナット用の自動シャットオフ機能を搭載しています。(画像はニュースリリースの誤記)
自動スローダウン・自動シャットオフ機能は、ネジやボルトが着座した時に回転数を抑える制御で、過負荷による締め付けすぎなどを防ぐことができる機能です。


性能も優れているが、コスパの良さがトップクラス
今回のGDR 18V-215は、スタンダードクラスに位置する製品で価格が抑えられているのが大きなポイントのインパクトドライバです。
日本市場においては所謂フラッグシップモデルと呼ばれている機能を盛りに盛ったハイエンドクラスの製品が好まれるわけですが、その分価格も高いのがネックになっています。
それに引きずられているためか、国内ミドルクラスの充電式インパクトドライバはいまいちパッとしない製品であり、機能が制限されている割に価格はそこまで安くない器用貧乏なクラスになってしまっているのですが、GDR 18V-215は本体価格設定17,000円で実勢価格1万円前半であり、しかもブラシレスモーターに短ヘッド構造、防じん防水搭載など下手なハイエンドクラスインパクト並の性能を備えており、コストパフォーマンスの面ではトップクラスの製品です。
ボッシュの電動工具はシリーズラインナップの総体として国内他社比較で弱い部分はあるものの、電動工具そのものとしては個々の明確な強みを持たせていることも多いです。今回のインパクトに関しても、バッテリーの使いまわしは考えないからコスパの良いインパクトが欲しい、なんて方にお勧めの製品と言えるかもしれません。