ボッシュ株式会社(本社:横浜市都筑区)は2024年9月10日にコードレスドライバー Bosch GO3を発売する。ビットスリーブ構造にの採用で六角6.35mmビットや両頭ビットの装着に対応し、7段階のトルク設定とリング型LEDライトの搭載で作業効率を大幅に向上する。本体小売価格は17,000円 (税別)
目次
ボッシュ コードレスドライバー Bosch GO3
ボッシュ株式会社は、 2024年9月10日にコードレスドライバー Bosch GO3を発売します。
Bosch GO3は2020年に発売したGO2の後継モデルとなるスティック型のコードレスドライバーです。
本体を押し込む動作で指導できるプッシュ&ゴー機能を搭載するほか、7段階のクラッチと電子ブレーキ、先端にはリング型のLEDライトを備え、色々な現場のニーズに応えるコードレスドライバーです。
GO3では充電コネクタがUSB Type-Cコネクタになったことで幅広く充電できるようになり、USB充電器のほかモバイルバッテリー、スマホからの充電にも対応しています。
販売仕様は本体のみのBosch GO3で展開します。
- Bosch GO3 本体のみ 希望小売価格24,600円(税抜)
製品仕様 (Bosch GO2比較)
製品名 | GO3 | GO2 |
---|---|---|
外観 | ||
ビット固定 | スリーブ | マグネット |
最大締め付けトルク | 剛性体締付トルク:5N・m 弾性体締付トルク:2.5N・m |
剛性体締付トルク:5N・m |
最大締付ネジ径 | Φ5mm | |
クラッチ | 7段階 | 5段階 |
回転数 | 360回転/分 | |
バッテリー | 3.6V (内蔵式) | |
バッテリー容量 | – | 1,500mAh |
充電時間 | 約2時間 | |
充電コネクタ | USB Type-C | micro B |
重量 | 0.32kg | 0.31kg |
寸法 | 193×42×42mm | 190×40×40mm |
本体価格 | 17,000円(税別) | 14,000円(税別) |
販売年月 | 2024年09月 | 2020年 |
製品の特徴
「六角6.35mmビットを装着可能になったBosch GO」
Bosch GO3ではビットの取り付け構造がマグネットによる固定からスリーブによる固定に変わりました。
マグネット固定ではマグネット固定用の超短ビットや片頭ビットしか装着できませんでしたが、GO3ではインパクトドライバと同じビット固定構造になったので、両頭ビットも装着できるようになっています。
USB端子がUSB Type-Cに変更
充電端子がmicro BからUSB Type-C端子に変わりました。
Type-Cコネクタの採用によってコネクタ裏表関係なく差し込めるようになり、USB PD充電器やモバイルバッテリー、スマートフォン(一部機種)などからも給電できるようになり幅広い電源シーンで使えるようになりました。
本体を押し込むだけでスタートするプッシュ&ゴー機能
Bosch GOシリーズには本体を押し込むだけで始動するプッシュ&ゴー機能を搭載しています。
スイッチ操作を必要としないので、細かいネジを大量に締め付ける作業なども効率化でき素早い作業を実現します。
7段階のクラッチと電子ブレーキ機能搭載
GO2の5段階クラッチから7段階クラッチになり、繊細なビス止め作業にも対応します。
リング型LED搭載で手元を明るく照らせる
GO3先端にリング型LEDライトを搭載。手元を明るく照らせるので暗い現場でも作業できます。
ビット固定がスリーブ方式に変わっているが、対応ビットの情報が無いので要確認
今回のBosch GO3は、2020年に発売したGO2の後継となるコードレスドライバーです。
類似する製品としては、ベッセルの電ドラボールシリーズなどもあり、この手の製品はコンパクトサイズによる取り回しの良さとUSB充電による手軽さがウリのクラスとなります。Bosch GOシリーズはクラッチやプッシュ&ゴーによる始動機能もあるので、一般的な現場作業だけではなく、簡単な製品組み立てなどの用途にも対応できるのが強みの製品です。
ちなみに、GO3のニュースリリースの見出しには「インパクトチャック採用」と記載がありますが、これはインパクトのような打撃機構を搭載するものではなく、ビットの取り付け構造がインパクトドライバと同じスリーブ方式になっていることをアピールしているようです。
両頭六角6.35mmビットを装着できるのは大きなメリットなのですが、画像を見る限り、海外で普及しているBタイプビットを装着する画像しか無く、日本国内で普及しているAタイプビットを装着している画像はありません。
日本のボッシュは日本市場向けにローカライズは行う企業ではあるものの、今回のニュースリリースからはBosch GO3を日本仕様にしている裏付けが取れないので、前もって実際に現物を確認してAタイプのビットが刺さるか確認した方が良いかもしれません。