ボッシュ株式会社(本社:東京都渋谷区)は6月1日にIXOシリーズの新型モデル IXO7発売する。モータ強化によって津トルクが20%向上しバッテリー容量も1.5Ahから2.0Ahに向上している。別売りアタッチメント IXOコレクションを装着すればキッチンやアウトドア作業にも対応する。標準小売価格は8,500円(税別)
目次
ボッシュ コードレスドライバ IXO7
ボッシュ株式会社は、 2023年6月1日にコードレスドライバ IXO7を発売します。
IXOシリーズは2003年から展開が始まったリチウムイオンバッテリー搭載のハンディ型コードレスドライバです。誕生から20周年モデルとなるIXO7では、モータ強化によって締め付けトルクが20%アップし、バッテリー容量も2.0Ahに向上しています。
別売のIXOコレクションを使用すれば、カッターによる切断作業やバーベキュー用ブロワ、ペッパーミルなどネジの締結以外の作業にも対応できます。
販売仕様は本体や充電USBケーブル、ビットセット、キャリングケースが付属する仕様で販売します。
- IXO7 希望小売価格8,500円(税抜)
製品仕様 (前モデル IXO6との比較)
製品名 | IXO7 | IXO6 |
---|---|---|
外観 | ||
能力 | 木ネジ:φ5×45mm | 360mm |
最大トルク | 5.5N・m | 4.5N・m |
無負荷回転数 | 235min-1 | 0~215min-1 |
ビット | 6.35mm六角(着磁固定) | 6.35mm六角(着磁固定) |
バッテリー | 3.6V | 3.6V |
充電端子 | microUSB | microUSB |
重量 | 0.33kg | 0.34kg |
寸法 | 147×120×46mm | 155×126×48mm |
本体価格 | 8,500円(税別) | 11,000円(税別) |
販売年月 | 2023年06月 | 2020年02月 |
製品の特徴
「従来モデル比でトルクが20%向上、バッテリー容量も増加」
搭載モータの強化によって最大トルクは5.5N・mに向上、大型家具の組み立ても楽々作業できるようになりました。
また搭載バッテリーも従来モデル比1.5Ahから2.0Ahに増強し、スタミナ十分で作業を止めずに幅広い連続作業に対応できるようになりました。
IXOコレクションにも対応
ボッシュ IXO7は別売のIXOコレクションを装着によってねじ止め以外の作業にも対応します。
DIY作業で使うカッター・ドリルのほか、アウトドアで使えるコルク抜きやペッパーミル、バーベキューブロワなど日常生活でも活用できます。
USB充電機能に対応
IXOシリーズは内蔵リチウムイオンバッテリーをUSB端子から充電する方式を採用しています。バッテリー空の状態からフル充電までは約3時間です。
IXOコレクションも一緒に収納できる専用ケース
別売のIXOコレクションシリーズを収納できる専用キャリングケースも付属。スミヨセアダプター・アングルアダプター・ドリルアダプター・トルクアダプターのうち2個まで収納できます。
デザイン面で原点回帰、基本スペックは向上したものの…
ボッシュのIXOシリーズは家庭向けの電動ドライバとして決定版とも言える製品であり、家具組み立てや軽いDIY作業であれば十分に実用に耐えうる仕様を備えています。
今回のIXO7ではバッテリー容量の向上やトルクアップなど基本的な製品仕様で改善が見られ、使い勝手の面では順当に進化したモデルになりました。
とは言え、今回のモデルに関しては残念な点も2点あります。1つは耐久性に優れるUSB Type-Cコネクタを未だに採用していない点、もう1つがトリガ変速機能を削除してしまった点です。
前者に関しては、Type-Cへの統一が進む欧州市場の製品であることから、いまだにmicroUSBの搭載していることはただただ残念な事例と言えます。とは言え、欧州議会では2024年以降にType-Cへの統一が必須とされているため、マイナーチェンジやコネクタ変更等でそう遠くないうちに対応することになるでしょう。
トリガ変速機能に関しては、IXO6では搭載していた機能だったので、今回のモデルで削除されてしまったのは残念といます。とは言え、200min-1の回転速度であれば変速が無くても使い勝手で困ることは無く、むしろ変速機能搭載による価格上昇を何とかしたかった意図があるのあもしれません。
デザイン面でもスタイリッシュだったIXO6から、IXO5で踏襲していた工具らしいデザインに戻っています。この辺りはデザイン重視の設計思想から、実用性・コスト方面のコンセプトに舵を切った結果なのかもしれません。別売アクセサリのIXOコレクションは共通で使用できるので、デザイン・変速機能が必要でコストをかけられるならIXO6、実用性・低コストを重視するならIXO7を選ぶのが良いかもしれません。