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中国深セン市のモニターブランド KTCは2024年8月にフルHDモニター H24V27を発売します。1万円台前半の低価格モデルながら、リフレッシュレート100HzとVAパネルによる4000:1の高いコントラストを備えており、ブルーライト軽減機能やティアリングやカクツキを抑えるAdaptive Syncを搭載する。
本記事は、レビュー用サンプル品の提供を受けて構成しております。
目次
KTC 24インチフルHDモニター H24V27
今回レビューする製品は、中国深セン市のモニターブランド KTCが2024年8月に発売を開始したフルHDモニター 27M2Uです。
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H24V27は、24型のVAパネル搭載のPC向けフルHDモニターです。
フルHDサイズの24型液晶モニタとしては低価格帯に位置する1万円台前半ながらも、VAパネルによる4000:1の高いコントラスト比やリフレッシュレート 100Hz、応答速度3msによる滑らかな表現によってオフィス環境からちょっとしたゲーム用途まで幅広い用途に対応します。
入力インターフェースはHDMI 1.4×1とVGA×1の2系統入力で、オーディオ機能はスピーカー非搭載仕様でオーディオ出力端子を1端子搭載しています。
Amazon 5%オフコード : 05KTCVOL (すべての製品に適用されます)
有効期間:2025-3-31まで
- H24V27 本体のみ
製品仕様
製品名 | H24V27 |
---|---|
外観 | ![]() |
画面サイズ | 23.8インチ |
解像度 | 1920 x 1080 (FHD) |
パネルタイプ | VAパネル |
応答速度 | 3ms |
HDR | HDR10 |
視野角 | 178°(水平・垂直) |
画面比率 | 16:9 |
輝度 | – |
コントラスト | 4000:1 |
内蔵スピーカー | × |
リフレッシュレート | 100Hz |
映像入力ポート | HDMI 1.4・VGA |
動作電源 | ACアダプタ 12V-3A |
Type-Cポート電力供給 | × |
オーディオ出力ポート | 3.5mmオーディオ |
スタンド高さ調整幅 | × |
スタンドチルト調整幅 | 前傾:5° 後傾:15° |
スタンド左右回転幅 | × |
VESA | 100×100mm |
外径寸法 | 540×405×183mm |
販売年月 | 2024年5月 |
製品の特徴
「低価格ながらも高性能な高コスパ フルHDモニタ」
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H24V27は24型のVAパネルを搭載するPC向けのフルHDモニターです。
1万円台前半の価格帯ながらもVAパネルを搭載しているので、リフレッシュレート100Hzとコントラスト4000:1の製品仕様を備え、オフィス作業からちょっとしたゲーミング用途まで幅広い用途に対応します。
VAパネルはハイエンドクラスの液晶テレビにも多く採用されている液晶パネル方式で、コントラスト比を高くしやすいのが特徴で、黒表現を有利としているので映像の綺麗さに定評があります、ただし、視野角がちょっと狭いので画面端が白くなりやすい傾向があります。
実際に横から覗いてみると、ノングレアの影響もありますが端部分の色が淡くなって少し見づらくなっています
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部屋を暗くしてグレースケールのグラデーションを表示した画面です。コントラスト比は4000:1と一般的なTN方式ディスプレイよりも高めなので、VA方式特有のくっきりした表現が出ている気がします。ちなみに、このモニタは標準設定だと微妙に暖色に寄った白色表示になるようです。
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HDMI接続で100fpsに設定してUFO Test Ghostingで確認してみます。
設定通りの100fpsが表示されており、UFOの動きも一般的な60Hzのモニタよりも滑らかな気がします。
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入力インターフェースはHDMIとVGAのみ
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入力インターフェースは、HDMIとVGAが各1口しかない割り切った仕様になっています。
この辺りは低価格帯のモニタなので仕方ないのですが、実際、PC用ディスプレイに複数の入力があっても何台もの機器を同時に接続して切り替えることはほとんどないので、実用的にはHDMI入力1基の仕様でも全然問題ないんじゃないかなと思います。
ちなみに、HDMI接続時にはオーディオデバイスとしてH24V27を認識し、本体から音量調整できる項目はありますが、内臓スピーカー非搭載モデルなので別途3.5mmプラグのスピーカーが必要です。
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これも結構割り切った仕様ですが、最近はBluetoothイヤホンを使う方も増えているのでスピーカーを削った仕様にしても実際は問題ないのかなと思っています。
電源+操作ボタンは本体裏側のスティックボタンから
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ディスプレイの電源ON/OFF切り替えとメニュー操作は本体右裏面にあるスティックボタンから行います。
一般的なモニターは本体下側のボタンを押して操作しますが、メニューの遷移や決定ボタンがわかりにくいのが欠点なので、こういうスティック型の方が直感的な操作性に優れています。
付属のACアダプタはコンセント直結型
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ちょっと珍しいなと思ったのが、H24V27に付属するACアダプタがコンセント直結型の小型ACアダプタだったところです。
液晶モニタに付属するACアダプタはACアダプタにコンセントケーブルを接続する仕様のものが多いので、コンパクトで良いかもしれません。ただし、OAタップによってはこの形状のACアダプタは他のコンセントとの干渉で差し込めない場合も多いので注意が必要です。
ちなみにACアダプタの出力仕様は12V-3Aなので、DCプラグの形状さえ合わせればUSB PDトリガケーブルなどでも動かせそうです。
モニタースタンドはシンプルな組立スタンドが付属
モニタスタンドは標準で専用スタンドが付属しており、ツールレスで組立できる構造になっています。
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スタンドを組み付けると、ディスプレイは約8cm持ち上がります。
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スタンド込みの重量は約2.7kgです。色々省いているためか24インチモニターの中では軽い方です。
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スタンドを最大限まで上向きにしたときはこんな感じになります。最大15度まで調整できます。
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こちらは逆に下向きにしたところです。最大5度まで調整できます。
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ずいぶん安くなって性能も上がったフルHD液晶モニタ
筆者が初めて購入したフルHDディスプレイは、2011年に発売した21.5型のグリーンハウス GH-JLJ223SHBでした。その時代は日本の液晶産業の没落が明確化して、韓国や中国の低価格液晶モニタの普及が本格的に始まっていた時代だったと記憶しています。
その時代のPC用フルHDモニタは、安いもので20,000円前後、ゲーミング用途の応答速度が速いもので50,000円くらいの価格帯だったと思うのですが、今回レビューしたKTCディスプレイはオフィス用途の低価格クラスでありながら、性能は当時のゲーミングモニタよりも優れた性能を持っているので色々と感慨深いものがあります。
さて、今回のH24V27の評価としては、スペックとして特出したものはありませんが、コスパ面ではかなりいい線を行っている液晶モニタです。
性能的にはゲーミングモニタの入門機くらいのスペックはあるのですが、入力インターフェースが事実上HDMI 1口しかないので、複数機器の入力ができないことを理由にオフィス向けモデルとしているのだと推測しています。
低コスト化の影響かスピーカーは搭載していないのですが、オフィス用途ならそもそもスピーカー要らないので、この辺りは機能を割り切った良いコスト削減仕様ではないでしょうか。そういう意味で、低価格なPCモニタが欲しいと思っている方には第一候補に挙げても良いんじゃないかなと思うモニタです。
コストパフォーマンスに優れているのは大きなメリットなのですが、スタンドやVESAの取付穴周りの構造はちょっと安っぽさを感じてしまうので、そのあたりは価格相応となっています。とは言え、使用自体には全く問題ないので、この辺りは気にしないでおくのがおすすめです。
国内販売に関しては、Amazonマーケットプレイスではあるものの、販売事業者は東京都文京区のKTC TECHNOLOGY JAPAN CO.,LTDとなっているので販売体制に問題はなさそうです。3年保証と謳ってはいるので初期不良対応も可能ですし、付属のACアダプタに関してもPSEのルールを順守したものが付属しており、本体ラベルにも住所の記載があるので海外ブランドの低価格モニタと言えども安心して使用できそうです。
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まとめ
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KTC 24インチフルHDモニター H24V27
VOLTECHNO製品評価 (4 / 5)
24インチのVAパネル方式フルHDモニタ
- コストパフォーマンスに優れたモニタ
- リフレッシュレート100Hz動作に対応
- 4000:1のコントラスト
- 入力インターフェースが最低限のみ
- 内臓スピーカー非搭載
Amazon 5%オフコード : 05KTCVOL (すべての製品に適用されます)
有効期間:2025-3-31まで