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2024年11月10日

マキタ HR2670 26mmハンマドリルを発売、穴あけスピードが従来モデル比 約45%アップ

マキタ HR2670 26mmハンマドリルを発売、穴あけスピードが従来モデル比 約45%アップ

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年10月に100V電源の26mmハンマドリルHR2670を発売する。内部構造を一新し従来モデル比較で約45%の穴あけスピードアップを実現した。標準小売価格は33,100円(税別)。

マキタ 26mmハンマドリル HR2670

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年10月に26mmハンマドリル HR2670を発売します。

HR2670は、AC電源で動作する電源コード式のハンマドリルです。

SDSプラスシャンクによるコンクリート最大穴あけ仕様 26mmのハンマドリルで、内部構造の一新により耐久性を維持したままパワーアップを実現し従来モデル比較で約45%の穴あけスピードアップを達成しています。

機能面では回転+打撃によるコンクリート穴あけ機能のほかにも打撃によるハツリ作業対応と回転のみによる3モード切替機能を搭載しています。

販売仕様は、本体のみのHR2670で半視します。

  • HR2670 本体のみ 希望小売価格33,100円(税抜)

HR2670製品仕様 (従来モデル HR2631F比較)

製品名 HR2670 HR2631F
外観
能力 コンクリート:26mm
鉄工:13mm
木工:32mm
コアビット:68mm
ダイアモンドコアビット:80mm
コンクリート:26mm
鉄工:13mm
木工:32mm
コアビット:68mm
ダイアモンドコアビット:80mm
モード 3モード 3モード
回転数 1,500min-1 1,200min-1
打撃数 4,500min-1 4,600min-1
LEDライト ×
動作電源 AC100V AC100V
消費電力 800W 800W
重量 2.7kg 2.7kg
寸法 362×77×207mm 361×77×209mm
本体価格 33,100円(税別) 41,500円(税別)
販売年月 2024年10月 2014年12月

 

製品の特徴
「従来モデル比で約45%の穴あけスピードアップ」

HR2670は、SDSプラスシャンクによるコンクリート最大穴あけ仕様 26mmの電源コード式ハンマドリルです。

内部構造の一新により耐久性を維持したままパワーアップを実現し、従来モデル比較で約45%の穴あけスピードアップを達成しています。

3モード切替ではつり作業にも対応

回転+打撃によるコンクリート穴あけ機能のほか、打撃のみの動作にも対応しているのでブルポイントに差し替えてハツリ作業にも使用できます。

何だかんだで電源コード式電動工具の新製品も重要

今回のHR2670に関しては2014年に発売したHR2631Fのモデルチェンジにあたるハンマドリルであり、約10年ぶりの新製品となります。

従来モデルとの変化点としては作業スピード45%アップを謳っているのですが、製品仕様的に回転を上げる代わりに打撃数を抑えているようなので、1打撃辺りの食い込み量を増やすことで穴あけスピードを速めたものと想定しています。あとは、モータシミュレーションの向上によってモータ効率の向上なども寄与しているのかもしれません。

昨今の電動工具と言えばリチウムイオンバッテリーを搭載する充電式電動工具が主流であり、メーカー側も充電式電動工具の開発を中心としているために、目に付きやすい部分だけを見ると電源コード式電動工具の存在感は薄れつつあるのですが、バッテリー容量による作業時間の制限が無く価格も充電式電動工具の半分以下の電源コード式電動工具は一部の分野でまだまだ主力の製品です。

とは言え、マキタのハンマドリルのカタログと言えば圧倒的な低振動を謳うAVTの記載があるはずなのですが、今回のHR2670にはその記載がありません。低振動機構がないことは無いとは思うのですが、その辺りは一般的過ぎて外したのかもしれません。

ちなみに、LED搭載は無くなっているのですが、あの頃の電動工具はとりあえずLED乗せて付加価値化しておくのがその時代の通例みたいなものだったので、新モデルでは実用性とコストダウンの観点から外されたものと思っています。

まとめ

マキタ 26mmハンマドリル HR2670

VOLTECHNO製品評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

電源コード式の28mmハンマドリル、従来モデルより作業スピードが向上

良い点
  • 穴あけスピードが向上
  • 3モードACハンマドリルとして低価格化に
悪い点
  • 従来モデルにあったLEDが非搭載
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