ミルウォーキーツール・ジャパン合同会社(本社:東京都板橋区)は、2024年3月18日(月)よりM12™パススルーラチェット(M12 FPTR-0 JP) の日本正式販売を開始する。狭い場所でも取り回しに優れるパススルー構造ながらも最大81N・mの締付トルクと350min-1の回転数を実現する。
目次
ミルウォーキー パススルーラチェット M12 FPTR
ミルウォーキーツール・ジャパンは2024年3月18日(月)より M12 Fuelシリーズ パススルーラチェット M12 FPTRの日本正式発売を開始します。
M12 FPTRは、ミルウォーキーM12 Fuelバッテリーシリーズのパススルー(貫通)タイプの充電式ラチェットレンチです。
パススルーによる薄型形状なので狭い場所でも取り回しに優れており、同梱の専用ソケット装着で最大15mm厚までの高さに収まるため狭い場所でのボルト締結作業に対応します。
製品仕様は、最大回転数 350min-1のトリガ変速機能と最大締付トルク81N・mを搭載します。販売仕様は本体のみ仕様で専用ソケット13種とアンビルアダプタ4種付属の使用で販売します。
- M12 FPTR-0 JP 公式ストア価格 59,800円(税抜)
M12 FUEL™ パススルーラチェット製品仕様
製品名 | M12 FPTR-0 JP |
---|---|
外観 | |
対応ソケット | 1/4 sq 3/8 sq 1/2 sq 6.35mm六角ビット |
ヘッド先端長 | 90mm |
最大締結トルク | 81N・m |
回転数 | 0~350min-1 |
バッテリー | M12 Fuel |
重量 | 1.02kg(本体のみ) |
寸法 | 261×180×116mm |
本体価格 | 59,800円(税抜) |
販売年月 | 2024年03月 |
製品の特徴
「パススルータイプの充電式ラチェットレンチ」
M12 FPTRはパススルータイプの充電式ラチェットレンチです。パススルー(貫通)形状によってヘッド部分が薄くなっているので入り組んだ狭い所での締結作業も可能です。
ヘッド先端長90mmで狭い場所にも入る
M12 FPTRはヘッド部先端長さが約90mmあるので、従来の電動ラチェットレンチでは難しかった場所の締結作業も効率的に行えるようになります。
標準付属のソケットで幅広い作業に対応
標準付属で専用ソケット13種とアンビルアダプタ4種が同梱。別途アダプタを購入する必要もなく本体を購入して直ぐに作業を行えます。
ソケットも貫通仕様の穴あけなので、細い全ねじボルドの締結作業であれば軸を通して素早い締付も可能です。
マキタ 充電式ラチェットレンチ WR101Dとの違い
類似する充電式の電動ラチェットレンチとしては、マキタWR101Dが競合します。
製品的には類似カテゴリに属する製品ですが、製品仕様的には若干異なる部分があり、厳密には少し異なるクラスの製品となります。
ミルウォーキーは電動ラチェットレンチの製品ラインナップが強く、ハイスピードタイプから今回のような先端の長いパススルータイプまで幅広い電動ラチェットを展開しています。
マキタに関しては、価格は比較的安いお手頃なモデルではあるものの、電動ラチェットレンチの製品ラインナップに乏しく、電動ラチェットレンチを本格的に使う整備関連業のユーザーからすれば物足りない仕様であるため、この辺りはマキタはバッテリー兼用ユーザ向け、ミルウォーキーは本格的なプロ用途と分けられるのかもしれません。
また、ミルウォーキー製品全般に言えることですが、本体価格は国内競合メーカーの製品と比べて高い傾向があるためこの辺りはについては割り切る必要があります。今回の製品仕様は少し独特なものなので高価にはなるものの、国内唯一となる製品仕様とソケット一式が付属していることを考えれば、必要とするユーザーからすると選択肢はないのかもしれません。
製品名 | M12 FPTR-0 JP | マキタ WR101D |
---|---|---|
外観 | ||
対応ソケット | 1/4 sq 3/8 sq 1/2 sq 6.35mm六角ビット |
3.8 sq |
ヘッド先端長 | 90mm | – |
最大締付トルク | 81N・m | 47.5N・m |
回転数 | 0~350min-1 | 0~800min-1 |
バッテリー | M12 Fuel | スライド10.8V |
重量 | 1.02kg(本体のみ) | 1.2kg(BL1040B装着時) |
寸法 | 261×180×116mm | 341×67×63mm |
本体価格 | 59,800円(税抜) | 25,000円(税抜) |
販売年月 | 2024年03月 | 2023年02月 |
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