ミルウォーキーツール・ジャパン合同会社(本社:東京都板橋区)は、2024年5月31日(金)よりMX FUEL 350mmパワーカッター(MXF COS350G2-0 JP) の日本正式販売を開始する。バッテリー動作ながらも最大切込み深さ124mmと1充電約6.5mのコンクリート切断作業に対応する。販売価格は220,800円(税抜)
目次
ミルウォーキー 350mmパワーカッター MXF COS350G2
ミルウォーキーツール・ジャパンは2024年5月31日(金)より350mmパワーカッター MXF COS350G2の日本正式発売を開始します。
MXF COS350G2は、MX FUELバッテリーに対応する充電式のパワーカッターです。
高出力大容量バッテリーとハイパワーモーターの採用により、一回の充電でガソリンエンジン式を凌駕する切り込み・切断回数を実現し、最大切り込み深さ124mmで1充電約6.5mのコンクリート切断作業(HD812バッテリー装着時)に対応します。
RAPIDSTOP™急速停止機能による3秒未満でブレードを自動停止やキックバック制御の搭載により優れた安全性と制御性も実現しています。
湿式切断にも対応しており、トリガーで起動する電子制御給水バルブの搭載により切断作業に合わせて給水できます。
販売仕様は、日本仕様本体のみのMXF COS350G2-0 JPで販売します。
- MXF COS350G2-0 JP 公式ストア価格248,000円(税抜)
MXF COS350G2 製品仕様(従来モデル COS350比較)
製品名 | MXF COS350G2 | MX COS350 |
---|---|---|
外観 | ||
動作バッテリー | MX FUEL | MX FUEL |
ブレード直径 | 350mm | 350mm |
最大切込み深さ | 124mm | 125mm |
無負荷回転数 | 5,370min-1 | 5,370min-1 |
湿式切断 | 〇 | |
重量 | 13.3kg (XC608装着時) | 16.7kg (XC406装着時) |
寸法 | 787×254×404 | 790×304×454mm |
本体価格 | 248,000円(税抜) | 132,000円(税抜) |
販売年月 | 2024年5月 | 2020年4月 |
製品の特長
「ガソリンエンジン式を凌駕する切断性能を搭載」
MXF COS350G2は、MX FUELバッテリーで動作する充電式のパワーカッターです。
2020年4月に日本市場で販売が始まったMX COS350の後継モデルとなる製品であり、コンパクトサイズ化と軽量化を実現しながらも製品仕様はそのままで、優れた切断性能を実現しているのが特徴です。
新型バッテリー HD812の登場により、最大切り込み深さ124mmで1充電約6.5mのコンクリート切断作業の豊富な作業量も実現します。
電子制御給水バルブ搭載で湿式切断作業にも対応
本体後方に給水ノズルがあり湿式切断にも対応します。トリガーで起動する電子制御給水バルブ搭載なので、常時水が滴ることもありません。
緊急停止機能やキックバック感知で優れた安全性
RAPIDSTOP™急速停止機能による3秒未満でのブレード自動停止とキックバック制御により、優れた安全性と制御性を実現します。
別売のカットオフソーカートで長時間作業でも活躍(発売詳細情報なし)
別売のカットオフソーカートで長時間の切断作業や正確性を必要とした作業時に活躍します。
手元で本体のスイッチ操作や切り込み深さの調節が可能で実用性にも優れ、簡易式給水タンクも取り付け可能で水源の取りにくい現場でも湿式切断作業が可能です。
2024年5月の発売時点ではカットオフソーカートの発売情報は無く情報待ちとなります。
マキタ 充電式パワーカッタ CE001Gとの違い
充電式のパワーカッターで競合する製品は、マキタ 充電式パワーカッタ CE001Gです。
ブレード径は僅かにマキタ CE001Gが355mmを採用しているため、最大切込み深さでは僅かにマキタが勝っていますが、ミルウォーキーは356mm径のダイヤモンドブレードも展開しており、実際の用途についても350mmクラスの範疇に収まる仕様なので、実使用における使い勝手に差異は無いものと考えられます。
この2製品で最も異なるのは、バッテリープラットフォームの違いになると筆者は想定しています。
今回のミルウォーキーMXF COS350G2は電動工具向けバッテリーの中でもトップクラスに大きくて高出力なMX FUELバッテリーを採用しており、先月発売された72V-12.0AhのHD812バッテリーは国内電動工具向けバッテリーにおける最高峰の性能を持つバッテリーとなっています。
一方のマキタ 80Vmaxは40Vmaxバッテリーを2本装着する方式であり、40Vmax電動工具との使いまわしが可能な高い汎用性を持つ利点があります。
この辺りは筆者の憶測となりますが、充電器の充電時間やバッテリパック構成を考えると、パワーカッタとしての切断性能自体はミルウォーキー MXF COS350G2の方が定格出力が高く、作業的にも優れているのではないかと考えています。ただし、この辺りはコストとの考え方や他の工具との使い勝手ありきで考えなければならない為、パワーカッタ以外でバッテリを使うシーンなども熟考しなければいけないかもしれません。
製品名 | MXF COS350G2 | マキタ CE001G |
---|---|---|
外観 | ||
動作バッテリー | MX FUEL | 80Vmax |
ブレード直径 | 350mm | 355mm |
最大切込み深さ | 124mm | 127mm |
無負荷回転数 | 5,370min-1 | 5,300min-1 |
最大バッテリー容量 | 864Wh (HD812装着時) |
576Wh (BL4080F×2本装着時) |
1充電作業量 | 約6.5m | 約4.5m |
湿式切断 | 〇 | 〇 |
防水保護 | × | IPX4 |
重量 | 13.3kg (XC608装着時) |
12.9kg (BL4050F×2本装着時) |
寸法 | 787×254×404 | 786×272×433mm |
本体価格 | 248,000円(税抜) | 189,000円(税別) |
販売年月 | 2024年5月 | 2021年2月 |
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