ミルウォーキーツール・ジャパン合同会社(本社:東京都板橋区)は、2024年12月2日(月)よりM18 FORCE LOGIC 電動油圧式ダイスレス圧着工具 (M18 HDCT) の日本正式販売を開始する。ダイス交換不要で14~400mm^2のアルミケーブルとの圧着が可能でUL規格に対応した圧着作業に対応する。公式ストア価格は628,000円(税抜)
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ミルウォーキー 電動油圧式ダイスレス圧着工具 M18 HDCT
ミルウォーキーツール・ジャパンは2024年12月2日(月)よりM18 FORCE LOGIC 電動油圧式ダイスレス圧着工具M18 HDCTの日本正式発売を開始します。
M18 HDCTは、電源ケーブルの端子圧着作業に対応する圧着油圧工具です。
ダイス交換不要で14mmから400mm2のアルミケーブルとの圧着に対応しており、PANDUIT社製端子 スプライスシリーズを使用した圧着作業にも対応します。
ヘッド回転180度や本体重量4.5kgの取り回しの良さながらも、6tクラスの鉱床出力を持ち、さまざまな端子圧着作業に対応します。
販売仕様は、本体のみのM18 HDCT-0CとM18 2.0Ahバッテリーが2個付属するM18 HDCT-202Cで販売します。
- M18 HDCT-0C APJ 公式ストア価格690,800円(税込)
- M18 HDCT-202C LRJP 公式ストア価格715,264円(税込)
製品仕様
製品名 | M18 HDCT |
---|---|
外観 | |
圧着範囲 | 14~400mm2 |
公称出力 | 57.82~64.49kN (6tクラス) |
ヘッド回転 | 180度 |
対応端子 | PANDUIT スプライスシリーズ ・アルミ端子 LAAM/LAAM/U, B付シリーズ ・バイメタル端子 BML2シリーズ ・バイメタルスプライス BMS3シリーズ |
バッテリー | M18 |
重量 | 4.5kg (2.0Ahバッテリ装着時) |
寸法 | 80×475×155mm |
本体価格 | 690,800円(税込) |
日本販売年月 | 2024年12月 |
製品の特徴
「ダイス交換不要で14~400mm²のアルミケーブルと端子圧着」
M18 HDCTは、電源ケーブルの端子圧着に使用する圧着油圧工具です。
ダイス交換不要で14mmから400mm2のアルミケーブルとの圧着に対応しており、PANDUIT社製端子 スプライスシリーズを使用した圧着作業にも対応します。
PFM (予測型圧力モニタリング)機能を搭載しており、最適な圧着を自動で行いLEDインジゲーターの点灯により圧着の成功を目視で確認できるので作業ミスも防ぎます。
180度回転ヘッドで狭いスペースでも取り回しに優れる
電動工具本体は直線形状で取り回しに優れ、ヘッド部分は180度回転するので狭いスペースでも作業が容易でラッチ式レバーによって片手操作も簡単です。
FORCE LOGICはミルウォーキーの油圧工具シリーズ
今回のM18 HDCTは、ミルウォーキーの油圧工具シリーズであるFORCE LOGICシリーズに位置する製品です。ミルウォーキーの製品でFORCE LOGICと書かれていたら油圧工具であることを表しています。
圧着工具に関しては国内電動工具メーカー各社も販売を行っていますが、そのほとんどはバッテリープラットフォームを転用して開発した他社ブランド品をOEMとして販売しているメーカーも多く見受けられます。
海外ブランドの圧着工具となると対応する圧着端子の規格周りが気になるところなのですが、カタログにもある通りPANDUIT社のスプライスシリーズを使うことになりそうです。規格としてはJIS 2810に適合しているので、アルミ電線を使用する場合であれば問題なく使用できるでしょう。
ネックとなりそうなのは本体価格です。国内ブランドの同クラスと比較すると若干高価なので、この辺り見積もりで少し悩んでしまうかもしれません。とは言え、この辺りの価格帯になってくると法人購入が前提となりますし、重量や取り回しの面では他社より優れている製品なので、展示会やイベントなどで各社の実物を確認しつつ選ぶのが良いかもしれません。