ボッシュ株式会社(本社:横浜市都筑区)は2024年11月12日(火)にコードレス集じん機 GAS 18V-12MCを発売する。BITURBOシリーズのとして最大1,000L/minのエアフローを搭載する乾湿両用の集じん機で付属のオートスタートタグによるワイヤレス集じん機連動にも対応する。本体小売価格は100,000円 (税別)
目次
ボッシュ コードレス集じん機 GAS 18V-12MC
ボッシュ株式会社は、 2024年11月12日(火)にコードレス集じん機 GAS 18V-12MCを発売します。
GAS 18V-12MCは、ボッシュ BITURBO(倍ターボ)シリーズの18Vコードレス集じん機です。
超強力ネオジム磁石を採用し最大1000L/minのエアフローを搭載する乾湿両用の集じん機で、高い防じん性能を有し、コンクリート、レンガ、充填剤、石膏、タイルセメントなどの集じんが安心して行えるのが特徴です。
またオートスタートシステムを内蔵しており、付属のオートスタートタグ GCT30-42を電動工具に装着することで、ワイヤレスで工具と連動した集じん作業が可能です。
- GAS 18V-12MC 本体のみ 希望小売価格100,000円(税抜)
GAS 18V-12MC 製品仕様
製品名 | GAS 18V-12MC |
---|---|
外観 | |
用途 | 乾湿両用 |
フィルタ | HEPAフィルタ |
集じん容量 | 8L |
吸水容量 | 6L |
吸い込み仕事率 | – |
連続使用時間 | 2.5分/Ah |
最大風量 | 1.38m3/min |
最大真空度 | – |
無線連動 | オートスタートタグ GCT30-42 |
動作電圧 | BITURBOバッテリー |
バッテリ装着本数 | 1本 |
重量 | 7.0kg (本体のみ) |
寸法 | 450×355×470mm |
本体価格 | 100,000円(税抜) |
販売年月 | 2024年11月 |
製品の特徴
「オートスタートシステムで集じん機無線連動に対応」
GAS 18V-12MCにはオートスタートシステムが内蔵されており、付属のオートスタートタグ GCT30-42を電動工具に装着することで、ワイヤレスで工具と連動した集じん作業が可能です。
オートスタートタグは振動を検知して集じん機本体の動作を制御できる仕様を備えており、電源コード式や充電式電動工具、ボッシュ以外の充電式電動工具とも連動動作ができます。
Mクラスの防じん性能を搭載
高い防じん性能を搭載しており、コンクリート、レンガ、充填剤、石膏、タイルセメントなどの集じん作業を安心して行えます。
集じん機にはHEPAフィルター、吸引力を持続するローテーションエアフロー、フィルタークリーニング機能、帯電防止ホース等を装備しているので効率の良い作業を実現します。
ちなみに、製品中の”M-Class”は粉じんを吸い込んだ時の捕捉率を表す規格です。この規格にはL/M/Hの3つのクラスがあり、M-Classでは2um以下の粉じんを99.9%補足する性能を持ち、木材・石材・塗料作業に対応できるクラスとなっています。
乾湿両用で水も吸える
乾湿両用仕様の集じん機なので、湿式切断電動工具との連動や水面の清掃作業にも使用できます。
付属のホースは使い勝手の良い3.2m仕様なので電動工具接続からノズル装着による清掃まで幅広い作業に対応できます。
遂に登場したメーカーに依存しない集じん機無線連動システム
今回のボッシュ GAS 18V-12MCが販売したのはメーカー間の垣根を超えた無線連動集じんシステムです。
マキタ AWSやHiKOKI無線連動は、電動工具に専用のBluetoothコントローラを搭載する方式で集じん機との連動を実現しており、使用する機器のメーカーが異なるとペアリングできないので無線連動集じんを行う場合は必ずメーカーを揃えなければいけませんでした。
個人的な思いの話ではあるのですが、電源コード式の集じん機はコンセントで各社連動できるのに、Bluetoothのような汎用的な近距離無線通信規格を採用しながらもスイッチON/OFF連動に程度の機能にすら各社互換性を持たせなかった電動工具メーカーに対して相当不満に思っています。(とは言え、連動機能の実装はBluetoothのアプリケーションレイヤの話なので実際互換性を持たせることは相当厳しそうな話ではあるのですが)
GAS 18V-12MCの連携には専用コントローラのオートスタートタグ GCT30-42が必要なので、通信仕様としてはその組み合わせでしか動かないのですが、運用的にはスタートタグを付けられる電動工具であれば何でも連動動作ができるようになるので、集じん機の縛りが無くなるのはある意味嬉しい所です。と言うよりも、動作時に振動すれば何でも対応できそうなので、電動工具以外の使い道もあるかもしれません。
とは言え、そういうユーザーはマキタとハイコーキの2つのバッテリーを使用しており、さらにボッシュバッテリーを導入しようとすると大変なことになってしまうので、実際のところは純粋なボッシュユーザーしか今回の集じん機を導入できる余地は無いのかもしれません。
ちなみに、筆者も今回のオートスタートタグ GCT30-42に近い製品のような物があれば良いなとは構想していて、筆者が設計するならモータの電磁ノイズやインバータの駆動音を検知する製品が良いなと思っていたのですが、今回の振動検知で先を越されてしまったのは少し悔しいところです。
よく比較される工具
2021年11月発売
2020年4月発売
2020年4月発売