最近では夏場の作業も快適に行えるよう、ファン付きの作業着や腰につける小型ファンなどが販売されています。
今回はヘルメットに取り付けられる冷却ファン 昭和商会のスーパーヘルクールを紹介します。
目次
ヘルメットに外付けできる冷却ファン
スーパーヘルクールはヘルメットに装着して頭部を冷やすことができる冷却ファンです。この製品はヘルメットの中へ強制的に風を送り込むことで、ヘルメット内部の蒸れた空気を気化熱として利用し涼しくすることができます。
ヘルメットへはマジックテープで取り付ける方式なので、ほとんどのヘルメットに対応しています。
リチウムイオンバッテリー採用で稼働時間も十分!
スーパーヘルクール最大の特徴はリチウムイオンバッテリーを採用したことによる長時間駆動です。
前モデルのヘルクールや他社から販売されているファン内臓のヘルメットなどは単三電池二本でファンを駆動させるもので、稼働時間や風量などに問題があるものでした。
このスーパーヘルクールはリチウムイオンバッテリーを採用したことで稼働時間を大幅に増やし、風量も増加しています。さらに、バッテリーを外付けにしたことで本体重量も軽くなり取り回しが向上しているようです。
送風機内蔵ヘルメットとの比較すると?
スーパーヘルクール以外にも初めからファンを内蔵したヘルメットは販売されていますが、それと比べてスーパーヘルクールのメリットとは何でしょうか?
価格的にはスーパーヘルクール\15,000で、ファン内蔵型のヘルメットが約\10,000とファン内蔵型のヘルメットのほう安く済みます。
さて、ここでヘルメットを装着する本来の目的を考えてみます。ヘルメットは頭部を守るものであり、内部の構造は外側の固い部分(シェル)とスチロール等の衝撃吸収材(ライナー)から構成されています。
ヘルメットに衝撃を受けた場合、外観上シェルが無傷に見えても、内部のライナーは変形してしまっているため、衝撃吸収能力は低下してしまっています。そのため、ヘルメットは一回の衝撃でも交換することが推奨されています。
また、ヘルメットは経年劣化によっても衝撃吸収性能が低下します。どんなに丁寧に使っても、紫外線や汗による材料劣化などで衝撃吸収能力は低下してしまいます。
ヘルメットは消耗品という前提条件を考えれば、高額なファン内蔵ヘルメットを使うよりも、ヘルメットを交換できるスーパーヘルクールの方が長期的なコストは低くなります。
季節物の製品はシーズン前に買おう
この記事を執筆している時点で、既に今年分のスーパーヘルクールは完売してしまっているようです。(2016年8月時点)
季節物の製品は数量限定の事が多いようです。なので、購入を考えている方は来年の夏に再販されるのを待った方がいいですね。(なんでこの記事を書いたんだって話ですが)
ちなみに、工具メーカから販売されているヒートジャケットなども生産数が限られているようなので、購入を考えている方は早い方がいいでしょう。