電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)から電源コード式マルチツール CV350V2を2023年10月27日(金)より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。希望小売価格は33,000円(税抜)
目次
HiKOKI マルチツール CV350V2
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、コードレスマルチツール CV350V2を2023年10月27日(金)から発売します。
CV350V2は、2014年11月に発売したCV350Vの後継モデルとなるマルチツールです。
ブレード保持の先端構造が一新し、ブレード交換のレバー操作が約70%軽くなりました。ブレード装着はOISとSTARLOCKの2種類に対応します。
販売仕様は、本体のみCV350V2で販売します。
- CV350V2 ケース付属 希望小売価格33,000円(税抜)
製品仕様 (従来モデル CV350V比較)
製品名 | CV350V2 | CV350V |
---|---|---|
外観 | ||
ブレード規格 | OIS/STARLOCK | OIS/STARLOCK |
振動角 | 3.2° | 3.2° |
無負荷振動数 | 6,000~20,000min-1(回/分) | 6,000~20,000min-1(回/分) |
動作電圧 | AC100V | AC100V |
消費電力 | 350W | 350W |
重量 | 1.5kg | 1.5kg |
寸法 | 280×100×64mm | 280×96mm |
本体価格 | 33,000円(税別) | 29,200円(税別) |
販売年月 | 2023年10月 | 2014年11月 |
製品の特徴
「レバーの操作重量が70%減」
CV350V2では、ブレード装着構造を見直してブレード固定時のレバー操作重量を70%減少しました。
本当にマイナーチェンジモデルに留まっている製品
今回のCV350V2に関しては、従来モデルCV350Vの本当の意味でマイナーチェンジに留まっており、具体的な性能向上などが全く見られないモデルです。
電源コード式マルチツールを新製品にした意図としては、先端構造をCV18DAに合わせて仕様への変更や昨今の原価高、円安に合わせた価格改定を行いたかったものと予想しています。
とは言え、CV18DAの時のように振幅角が増えているわけでもなく、モータ出力が上がっている訳でもなく、そしてSTARLOCK MAXに対応するわけでもなく、なんというかガッカリ感が否めない製品仕様に仕上がっています。
唯一の改良点であるレバー操作重量も、STARLOCK MAXならもっと手軽に操作できるので、正直強みとしてはいまいちなポイントになっています。
この辺りは具体的な進歩の見える他社製マルチツールと比較になってしまうため、仕方のない状況ではあるものの、せめて振幅角3.6°仕様にしてモータ出力も400Wくらいまで向上させた、例えるならCV400Vとして仕上げて欲しかったと思うのが正直なところでしょうか。