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2024年9月20日

HiKOKI CV350V2 マルチツールを発売、先端構造変更のマイナーチェンジモデル

HiKOKI CV350V2 マルチツールを発売、先端構造変更のマイナーチェンジモデル

電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)から電源コード式マルチツール CV350V2を2023年10月27日(金)より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。希望小売価格は33,000円(税抜)

HiKOKI マルチツール CV350V2

電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、コードレスマルチツール CV350V2を2023年10月27日(金)から発売します。

CV350V2は、2014年11月に発売したCV350Vの後継モデルとなるマルチツールです。

ブレード保持の先端構造が一新し、ブレード交換のレバー操作が約70%軽くなりました。ブレード装着はOISとSTARLOCKの2種類に対応します。

販売仕様は、本体のみCV350V2で販売します。

  • CV350V2 ケース付属 希望小売価格33,000円(税抜)

製品仕様 (従来モデル CV350V比較)

製品名 CV350V2 CV350V
外観
ブレード規格 OIS/STARLOCK OIS/STARLOCK
振動角 3.2° 3.2°
無負荷振動数 6,000~20,000min-1(回/分) 6,000~20,000min-1(回/分)
動作電圧 AC100V AC100V
消費電力 350W 350W
重量 1.5kg 1.5kg
寸法 280×100×64mm 280×96mm
本体価格 33,000円(税別) 29,200円(税別)
販売年月 2023年10月 2014年11月

製品の特徴
「レバーの操作重量が70%減」

CV350V2では、ブレード装着構造を見直してブレード固定時のレバー操作重量を70%減少しました。

本当にマイナーチェンジモデルに留まっている製品

今回のCV350V2に関しては、従来モデルCV350Vの本当の意味でマイナーチェンジに留まっており、具体的な性能向上などが全く見られないモデルです。

電源コード式マルチツールを新製品にした意図としては、先端構造をCV18DAに合わせて仕様への変更や昨今の原価高、円安に合わせた価格改定を行いたかったものと予想しています。

とは言え、CV18DAの時のように振幅角が増えているわけでもなく、モータ出力が上がっている訳でもなく、そしてSTARLOCK MAXに対応するわけでもなく、なんというかガッカリ感が否めない製品仕様に仕上がっています。

唯一の改良点であるレバー操作重量も、STARLOCK MAXならもっと手軽に操作できるので、正直強みとしてはいまいちなポイントになっています。

この辺りは具体的な進歩の見える他社製マルチツールと比較になってしまうため、仕方のない状況ではあるものの、せめて振幅角3.6°仕様にしてモータ出力も400Wくらいまで向上させた、例えるならCV400Vとして仕上げて欲しかったと思うのが正直なところでしょうか。

まとめ

HiKOKI マルチツール CV350V2

VOLTECHNO製品評価 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

電源コード式のマルチツール、OISブレード対応モデル

良い点
  • レバー操作荷重が70%軽量化
悪い点
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