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電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2023年10月に充電式空気入れに対応するエアチャックアクセサリを発売する。奥まった場所にあるバルブへの空気入れに対応し、トラックやトラクターなどの空気入れ作業を容易にする。標準小売価格は3,500円(税別)。
目次
マキタ 充電式空気入れ用エアチャック
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2023年10月に充電式空気入れ用のエアチャックアクセサリ2種を発売します。
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今回のアクセサリは、マキタの充電式空気入れに装着するエアチャックです。
このエアチャックは大型自動車やトラック、トラクターなどの大型タイヤやダブルタイヤのような奥まった場所の米式バルブに空気を入れる時に使用するアクセサリで、チャック先端を押し当てるだけで空気を充填することができます。
製品仕様は、先端角度が異なるA-77908 (先端角度0°)とA-75306 (先端角度30°)の2仕様で販売します。
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- A-77908 先端角度 0° 希望小売価格3,500円(税抜)
- A-75306 先端角度 30° 希望小売価格3,500円(税抜)
製品仕様
製品名 | A-77908 | A-75306 |
---|---|---|
外観 | ![]() |
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先端角 | 0° | 30° |
対応製品 | MP180D, MP181D, MP001G, MP100D | |
全長 | 318mm | 323mm |
本体価格 | 3,500円(税別) | 3,500円(税別) |
販売年月 | 2023年10月 |
製品の特徴
「大型タイヤの空気入れにも対応できるアダプタ」
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今回のアクセサリは、マキタ充電式空気入れシリーズに装着して使うエアチャックです。
このエアチャックは、コンプレッサやエアタンクに装着する空気入れと同等の構造を持つアダプタで、先端を押し付けるだけで空気を入れられるようになります
大型タイヤやダブルタイヤの車両などはホイールの奥まったところや内側にバルブが向いていることがあり、標準付属のホース直付けの米式バルブアダプタでは作業しにくい場合があったので、このアクセサリとマキタ充電式空気入れを使えば、エアのある場所まで車両を移動したり、重たいエアキャリーを持ち運んだりしなくても手軽に空気入れができるようになります。
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ここまでくるとオンロックやタンク付きモデルも欲しいところ
今回のエアチャックアクセサリはいつの間にか発売されていた製品なのですが、意外と反響が大きく、待ち望んでいたユーザーも多かったようです。
MP001G/MP181Dなどはトラクターやトラック向けを想定していた製品なので、2021年7月の発売から2年経過してのアクセサリ発売は少し長かったなと思ってしまうところでしょうか。しかしながら、この辺りはユーザーの声を聞いて製品化してくれる傾向の強いマキタなので、アクセサリを出したこと自体は評価できるポイントです。
製品的にはエアキャリーと同じように空気入れ作業ができるアクセサリなのですが、製品仕様上チャックを当ててから空気入れ本体のトリガを引かなければならず、作業時には必ず両手が埋まってしまうためエア方式ほど手軽ではない点に注意が必要です。
個人的には、今回のエアチャックの発売でマキタ充電式空気入れの新モデルの構想もできたのではないかなと思っています。新モデルではオンロックスイッチやタンク付きの産業向けモデルを作っても売れそうな気がします。