電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年11月に充電式オービタルサンダ BO007CGを発売する。2024年4月に発売したアダプタ方式の40Vmaxサンダでクランプ式・面ファスナ式に両対応するオービタルサンダが加わった。本体標準小売価格は37,900円(税抜)
目次
マキタ 充電式オービタルサンダ BO007CG
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年11月に充電式オービタルサンダ BO007CGを発売します。
BO007CGは、2024年4月に発売したアダプタ式の40Vmax充電式サンダの新モデルです。
クランプ式と面ファスナ式の2つのペーパー装着方式に対応する93×185mmオービタルサンダで、偏心径2mm仕様によって操作性に優れ建具や家具などの仕上げ作業に最適な充電式サンダです。
バッテリを専用バッテリアダプタによる外付け仕様にすることで製品本体を小型・軽量化を達成しながらも、ACモデルやエア式を超える研削力を持ち、従来18Vモデル比較 全高-57cmの小型化によって、優れた操作性と高い機動性を実現しています。
本製品の動作には、別売のバッテリアダプタ(1.6m) A-77394またはバッテリアダプタ(5.0m) A-77403が必要です。
販売仕様は本体のみのBO007CGZで販売します。
- BO007CGZ 本体のみ 希望小売価格37,900円(税抜)
- バッテリアダプタ1.6mコネクタ式 A-77394 希望小売価格 5,700円(税抜)
- バッテリアダプタ5.0mコネクタ式 A-77403 希望小売価格 6,700円(税抜)
製品仕様 (40Vmaxアダプタ式サンダシリーズ比較)
製品名 | BO007CGZ | BO001CGZ | BO005CGZ |
---|---|---|---|
外観 | |||
方式 | オービットサンダ | ランダムオービットサンダ | オービタルサンダ |
パッド寸法 | 93×185mm | Φ123mm | 80×130mm |
ペーパー寸法 | クランプ式:93×228mm 面ファスナ式:93×185mm |
Φ125mm | 80×130mm |
ペーパー取付 | クランプ・面ファスナ | 面ファスナ式 | |
偏心径 | 2mm | 5mm | 3mm |
回転数 | 6,000~12,000min-1 | 6,000~10,000min-1 | |
バッテリ | 40Vmax | ||
重量 | 1.0kg | 0.91kg | 0.90kg |
寸法 | 263×92×106mm | 234×123×96mm | 236×80×99mm |
本体価格 | 37,900円(税抜) | 38,800円(税抜) | 37,500円(税抜) |
販売年月 | 2024年11月 | 2024年04月 |
製品の特徴
「クランプ式対応の40Vmaxアダプタ式サンダが登場」
BO007CGは、クランプ式と面ファスナ式の2方式ペーパー装着に対応する40Vmaxアダプタ式サンダです。
93×185mmのパッド径を備えており、クランプ式では93×228mmのペーパーに対応、面ファスナ式では93×185mmサイズのペーパー装着に対応しています。
偏心径2mmの仕上げ作業に最低なオービタルサンダ
今回のBO007CGは偏心径2mmの同シリーズ内で最も小さい仕様を備えているので、操作性に優れ建具や家具などの仕上げ作業に最適な製品仕様になっています。
先述の93×185mmのパッド径によって広範囲の仕上げ作業を行えるので偏心径が小さくても効率的な研削力を実現します。
ネットサンディスクシートとパッドセーバーで高速&クリーン研削
ネット上のサンディングシートは全体がネット状なので目詰まりを抑制し、優れた耐久性と作業能率を実現します。
さらに、パッドセーバーも装着することでパッドも摩耗を抑制し交換頻度も低減します。
マキタの無線連動集じん AWSに対応
マキタの無線連動集じん機能AWSに対応、充電式モデルながらも集じん機との連動動作に対応します。
防水保護等級IPX4に適合
防水保護等級IPX4に適合。屋外作業での急な雨天時でも安心して使用できます。
国内の40Vmaxアダプタ充電式サンダは3モデルに
今回のBO007CGは、40Vmaxアダプタ充電式の3モデル目になる製品です。少し遅れて展開したところは気になるのですが、ユーザー要望を受けて開発したにしては早すぎるので、クランプ式構造は部材手配の関係上初めから遅れて販売する予定だったと推測しています。
シリーズ展開としては、作業性の高いランダムオービットサンダから操作性に優れるオービタルサンダまで展開しているので、ペーパー研磨を行うほぼ全てのシーンには対応できるようになったのではないかと思います。三角パッド仕様が無いのが気になるところですが、実際国内需要はほとんど無いのかもしれません。
一応、念のための補足となりますが、本製品シリーズはバッテリを接続するためのバッテリアダプタが別売なので別途用意する必要があります。1.6m仕様と5.0m仕様の2種類があるので、必要に応じてバッテリアダプタを購入しましょう。一部の販売店などでは店舗独自のセット販売を行っているところもあるようです。
海外マキタでは空いたBO00″X”CGの番号に埋まるシリーズ展開も行われており、三角パッド仕様やより大きな径のランダムオービットサンダなどもあるのですが、それらを飛ばして今回BO007CGが発売してしまったこともあり、日本での発売は期待できないかもしれません。
よく比較される工具
2024年4月発売