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電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年7月に新型の40Vmaxバッテリー対応の125mm充電式チップソーカッタ CS003Gを発売する。125mmのチップソーの装着に対応し、最大切込み深さ46mmの仕様を備える。本体希望販売価格は47,000円(税抜)
目次
マキタ 充電式チップソー CS003G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年7月に125mm充電式チップソーカッタ CS003Gを発売します。
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CS003Gは、125mm径チップソーの装着に対応する充電式チップソーカッタで最大切込み深さは46mmに対応します。40Vmaxバッテリーとハイパワーブラシレスモータの搭載で従来14.4V充電式モデル比で約2.8倍の切断スピードを実現します。
同時発売で、125mmホワイトメタルチップソーやアルミ用チップソー、塩ビ・樹脂用チップソーも展開し、複数材料の切断作業に対応します。
販売仕様は、充電器・バッテリー×2が付属するCS003GRDXと本体のみのCS003GZで展開します。
- CS003GRDX 充電器DC40RA・バッテリーBL4025×2・ケース付属 希望小売価格94,000円(税抜)
- CS003GZ 本体のみ 希望小売価格47,000円(税抜)
製品仕様 (180mmモデル CS001G比較)
製品名 | CS003G | CS001G |
---|---|---|
外観 | ![]() |
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チップソー径 | 125mm | 180~185mm |
最大切込み深さ | 46mm | 67mm |
無負荷回転数 | 3,900min-1 | 3,000min-1 |
バッテリー | 40Vmax | 40Vmax |
重量 | 2.9kg | 4.3kg |
寸法 | 269×188×245mm | 350×232×270mm |
本体価格 | 47,000円(税別) | 58,000円(税抜) |
販売年月 | 2022年7月 | 2022年2月 |
製品の特徴
「125mmの小型チップソーカッター」
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取り回しの良いコンパクトサイズながら、40Vmaxバッテリーとハイパワーブラシレスモータを搭載し従来14.4Vモデルの約2.8倍の切断スピードを実現しています。
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定回転制御を採用し、作業の負荷による回転数の低下も抑えられ、安定した回転数を保ち効率よく切断作業が可能です。
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キックバック防止 AFTを搭載
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急激な負荷がかかり反動で切断材料から作業者に向けて跳ね返るキックバックが起きた時には、回転数低下を検知して自動停止して反動を低減するAFT機能を搭載。
防じん防水IP56に適合
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本体・バッテリー共に防じん・防水保護等級IP56に適合し、屋外や急な雨天時の作業でも安心です。
新規125mmチップソーブレードも同時発売
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標準付属品(125 ㎜ DC ホワイトメタルチップソー一般金工用)をはじめ、各種切断材料に合わせたチップソーを別販売品でご用意。パイプ(鉄・ステンレス等)から12mm厚物鉄材、アルミ材、外壁材等の金工切断にも対応します。
別販売品のチップソーと推奨のダストボックス・ダストカバー(集じん機接続専用)を組み合せることで、木材や塩ビ管、石こうボード等の切断も可能です。
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HiKOKI コードレスチップソーカッタ CD3605DAとの違い
充電式のチップソーカッタで競合するのは、HiKOKIの125mmチップソーカッタ CD3605DAです。
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製品仕様的にはほぼ同一ですが、最も異なるのは価格です。本体希望価格で10,000円の価格差があるので、単純にチップソーカッタだけが必要であればHiKOKIに軍配が上がりそうです。
マキタ CS003Gが優位となるのは、本体サイズがコンパクトになったことによる取り回しの良さや、ダストボックス付け替えによる作業の多様性などが強みとなるでしょう。
バッテリープラットフォーム的には、HiKOKIマルチボルトシリーズが互換性の面で優位に見えるものの、ここ最近の製品展開は目に見えて低下しており、強みとなる製品がコードレス冷温庫 UL18DBくらいしかないのが悩みどころです。一方のマキタは精力的に40Vmaxシリーズの拡充に努めているので、長い目で見ればバッテリーの使いまわしの点をそこまで気にする必要は無いと考えられます。
製品名 | CS003G | CD3605DB |
---|---|---|
外観 | ![]() |
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チップソー径 | 125mm | 110~125mm |
最大切込み深さ | 46mm | 46mm |
無負荷回転数 | 3,900min-1 | 3,600min-1 |
バッテリー | 40Vmax | マルチボルト36V |
重量 | 2.9kg | 2.9kg |
寸法 | 269×188×245mm | 286×236×193mm |
本体価格 | 47,000円(税別) | 37,000円(税抜) |
販売年月 | 2022年7月 | 2019年4月 |
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2021年1月発売