電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年9月に充電式高枝チェンソー MUA200Dを発売する。3分割のコンパクト収納に対応し200mm仕様のガイドバーと薄刃80TXL採用で鋭い食いつきの快速切断を実現する。本体標準小売価格は48,000円(税抜)から
目次
マキタ 充電式高枝チェンソー MUA200D
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年9月に充電式高枝チェンソー MUA200Dを発売します。
MUA200Dは、最大3.5mの高さまで届く18V充電式の高枝チェンソーです。
ロックリング式ツールレスで3分割できる構造を備え、軽量3.4kgのボディとワンタッチ角度調節機能によって取り回しに優れているのが特徴です。
薄刃80TXL仕様による鋭い喰いつきとチェーンオイル自動給油機能を搭載しており、チェーンテンション自動調整によって使用時の手間も省き効率の良い作業性を実現します。
販売仕様は、本体のみのMUA200DZで販売します。
- MUA200DZ 本体のみ 希望小売価格48,000円(税抜)
製品仕様 (18V充電式スプリットモータポールソー比較)
製品名 | MUA200D | MUX18DZ |
---|---|---|
外観 | ||
製品組み合わせ | – | EY402MP+ LE400MP |
本体最大全長 | 約2.7m | 約3.2m |
ヘッド可動域 | ±60° | × |
ヘッド部横幅 | 76mm | 88mm |
ガイドバー長 | 200mm | 250mm |
チェーンスピード | 6.7m/s | – |
チェーン形式 | 80TXL-38 | 25AP-60 |
オイルタンク容量 | 55mL | 160mL |
バッテリー | 18V | |
重量 | 3.4kg | 4.1+1.1+1.6kg |
寸法 | 1,805~2,705 x 85 x 134mm | – |
本体価格 | MUA200D:48,000円(税別) | MUX18DZ:30,800円(税別) EY402MP:24,500円(税別) LE400MP:9,000円(税別) |
販売年月 | 2024年09月 | – |
製品の特徴
「軽量コンパクトで作業高さ3.5mまで届く充電式高枝チェンソー」
製品全長 約2.7mの仕様で、脚立や高所作業車を使用しなくても高所の枝払いが手軽に行えます。ガイドバー長さは200mmなので切断能力にも優れプロのサブ機としてもおすすめです。
ポールは三分割可能なツールレス着脱のロックリング式なので、収納や持ち運びもコンパクトです。
動力伝達にはヘッド搭載のモーターに電源供給する方式を採用しているため、類似するスプリットシリーズの高枝チェンソーアタッチのようなのような金属シャフトが無く、軽量で取り回しに優れる仕様になっています。
ヘッド部角度は9段階で調整可能
作業に応じてヘッド部角度をワンタッチで調整できます。下向き作業の落とした枝の切断も楽な姿勢で行えます。
幅76mmのスリムな先端形状
ハイパワーブラシレスモーター搭載ながら、幅76mmのスリムなヘッド部で入り組んだ枝の間でも作業しやすい。
チェーンオイル自動給油
チェーンオイル自動給油機能を搭載し使用時の注油の手間を省きます。オイルの残量は点検窓から確認できます。
引っ掛かった枝を引き落とせる枝用フック付
切断中に引っ掛かってしまった枝を引き落とせる枝用フック付き
薄刃80TXL仕様で鋭い喰いつき
薄い刃幅で切断抵抗を大幅低減。鋭い喰いつきで快速切断。竹切断にも対応します。
取り回しの良さを重視したセミプロ向けの充電式高枝チェンソー
今回のマキタ18V充電式高枝チェンソー MUA200Dは切断性能を抑えた取り回し重視のセミプロ向けモデルです。
既販売モデルの40Vmax MUA002Gや18V×2 MUA251Dなどは幅広い作業に対応できる最大長4mのモデルですが、その分コストや取り回し性が悪化しており、気軽に導入するには少し難のあるモデルだっため、今回のMUA200Dは公園の緑地管理やちょっとした庭木の切断作業などにぴったりのモデルだと思います。
18V充電式の類似製品としては、スプリットモータMUX18Dにポールソー EY402MPと延長シャフト LE400MPを組み合わせることでMUA200Dと近い構成にできるのですが、動力伝達部分に金属シャフトを使用している関係上、結構重くなってしまうので、この辺りの取り回し性を考えるとMUA200Dの方が優位になりそうです。
MUA200Dのもう一つの特徴と言えるのが、ヘッド部角度の調整機能でしょうか。
高枝チェンソーの他社動向としては、各社低価格モデルやハンディチェンソーにアタッチメントを付けるモデルを展開しているのですが、ヘッド部分が稼働する製品は少ないので珍しい仕様です。入り組んだ枝を切断する場合や、足場が限定されている作業などでは優れた作業性を実現する構造だと考えられます。
製品のスペックとしては控えめですが、その分小型で取り回しに優れた仕様であり、ハイエンドモデルには無い仕様を備えた製品なので、プロ用途の2本目として用意しておくのもアリな製品かもしれません。
よく比較される工具
2020年12月発売
2021年12月発売
2021年1月発売