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電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年2月にロボットモア RM350DRを発売する。マキタ初のロボット芝刈機で刈込幅240mmと内蔵型バッテリー仕様を備え24時間あたりの最大作業面積は約3,500m2に対応する。本体標準小売価格は680,000円(税抜)
目次
マキタ ロボットモア RM350DR
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年2月にロボットモア RM350DRを発売します。
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RM350DRは、マキタ初のモデルとなるロボット芝刈機です。
敷設したワイヤの範囲内をランダムに走行することで芝を刈り取ることが可能で、芝刈幅は240mm、1充電当たりの連続稼働時間は約2時間15分、24時間あたりの最大作業面積は約3,500m2の製品仕様を備えています。
バッテリーは18V駆動ですが、内蔵式バッテリー仕様でマキタバッテリーの装着や充電器の手配なども必要なく、充電残量が低下すると自動でステーションに戻り充電を行い、クラス最短40分の充電速度によって美しい芝生を保ちます。
販売仕様は、本体のみ仕様のRM350DRで販売します。
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- RM350DR 本体のみ 希望小売価格680,000円(税抜)
製品仕様
製品名 | RM350DR |
---|---|
外観 | ![]() |
刈込幅 | 240mm |
無負荷回転数 | 2,300min-1 |
芝刈刃 | スイングバックブレード3枚刃 |
刈込高 | 20~60mm |
最大作業面積 | 約3,500m2 |
バッテリー | 内蔵18V |
最大登坂角度 | 26°(49%) |
重量 | 13.6kg |
寸法 | 700×560×270mm |
本体価格 | 680,000円(税別) |
販売年月 | 2024年03月 |
製品の特徴
「マキタ初のロボット芝刈機が登場」
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RM350DRは、マキタ初のロボット芝刈機です。ロボット芝刈機とは、庭をロボット掃除機のように自動で動きながら芝の刈込を行い、均一な高さの芝生管理を実現するツールです。
今回のマキタロボット掃除機は、刈込幅240mmと最大登坂角度26°の走行性能を搭載しており、公共施設や園庭の緑化、一般住宅の芝生を美しくキープできる仕様を備えています。
1充電当たりの連続作業時間は約2時間15分、24時間あたりの最大作業面積は約3,500m2です。
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境界ワイヤで刈込範囲を調整可能
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区切られた境界ワイヤ内をロボットモアが自動でランダムに芝刈り。
充電残量を自動で認識して残量が少なくなると充電ステーションに帰還して急速充電し、フル充電後に再び芝刈りを行います。1充電時間は約40分です。
ランダム走行とスパイラルカットの2パターン
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RM350DRは、範囲内を走行してワイヤ端に接触したらランダムに方向転換を行うことで範囲内を刈り込むランダム走行方式です。刈込開始時の高さと目標刈込高さを設定することで、数日かけて目標の高さに自動で刈り込みます。
芝密度の高い所では、自動検知によってスパイラルカット機能に切り替わることで刈残しを防止します。
スイングバックブレードで狩場の欠損や石飛を軽減
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石などの硬いものに当たっても衝撃を逃がすスイングバックブレードを搭載。ブレードの欠損や石飛びを低減します。
ブレードの交換もネジ1本で交換可能です。
盗難防止のセキュリティ機能も充実
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衝突や持ち上げの検知機能を搭載。持ち上げ時には警告アラームを鳴らすことで盗難を防止します。
製品本体には4ケタのパスワード機能を搭載しており、不正操作を防止することでセキュリティも向上しています。
防水IPX4に適合、トップカバーを外して丸洗いにも対応
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防滴防じんのWGを搭載、IPX4適合の防水構造により雨天での使用はもちろんのこと、トップカバーを外した水洗いにも対応します。
マーケットとしては後発のマキタ、ブランド力で一定のシェアは確保できるか
近年のマキタはOPE方面の商材に力を入れており、昨年までの倉庫物流機能向上によって大型製品の拡充も可能になったため、高単価の大型製品を投入する傾向にあるようです。
今回のマキタロボットモアに関しては、芝生文化が強い欧米諸国向けの商材であり、世界市場としてはマキタの参入は比較的後発にあたります。日本ではそこまで知名度の高くないロボットモアですが、国内市場においても競合は多く、ハスクバーナのオートモアシリーズ、ホンダのMiimoシリーズ、やまびこECHOのTMシリーズなど先行する企業は数多くいます。
国内市場に関しては、公共施設や商業施設な他社が先行しているため、マキタとしては事業が上手く行っている感じの一人親方マキタユーザーや中小企業の社長などに向けた商材になると想定しています。スペックと価格のコストパフォーマンスもそこそこ良さそうに見えるモデルなので、マキタの戦略としては一般住宅を中心に売り込むのではないでしょうか。
企業や公共施設向けの需要もある程度はありそうですが、単価が高い製品であり、購入は個人ではなく法人向けであることから、ユーザーとしては慎重になり、マキタ販路の強みは活かしにくいものと想定しています。この辺りはハスクバーナのような相談サービスや現地調査、試運転などサービスを提供できれば良さそうなのですが、この辺りはどこまで拡販を行い積極的に売込を行うかでマキタのロボットモアに対する本気度を測ることができそうです。