
インダストリアル機器を製造・販売するマックス株式会社(本社:東京都中央区)は、2025年5月に鉄筋結束機 ツインタイア RB-882Tを発表した。最大D51×D32=83mmの鉄筋結束に対応する特大径モデルとなっている。本体希望小売価格は232,000円(税抜)
目次
マックス ツインタイア鉄筋結束機 RB-882T
マックス株式会社は、2025年5月に鉄筋結束機ツインタイア RB-882Tを発表しました。

RB-882Tは、鉄筋結束機ツインタイアシリーズの対象鉄筋径を拡大した新型の特大径モデルです。
対象鉄筋径 最大D51×D32=83mmまでの鉄筋結束作業に拡大しており、橋梁のフーチング、梁の結束作業や場所打ち杭の鉄筋かご、鉄筋運搬用の束ね結束など幅広い作業に対応します。
販売仕様は、電池パック充電器が付属するRB-822T-B2C/1450Aと本体のみのRB-822Tで販売します。

- RB-822T-B2C/1450A 電池パック×2 充電器付属 希望小売価格283,000円(税抜)
- RB-822T 本体のみ 希望小売価格232,000円(税抜)
製品仕様
製品名 | RB-882T |
---|---|
外観 | ![]() |
対象鉄筋 | D22×D22~D41×D41 D51×D32 D51×D25×D25 D25×D25×D25×D25 |
ミミ高さ | 14mm |
差し込み口幅 | – |
バッテリー | 14.4V |
重量 | 2.7kg |
寸法 | 315×125×382mm |
本体価格 | 232,000円(税抜) |
販売年月 | 2025年5月 |
製品の特徴
「ツインタイヤシリーズ 特大径の鉄筋結束径モデル」

RB-882Tは、鉄筋結束機ツインタイアシリーズで最大の鉄筋結束径の仕様を備えるモデルです。
鉄筋2本結束においてD51×D32=83mmの結束作業に対応しており、土木工事の橋梁結束作業から場所打ち杭の鉄筋かご、運搬用の束ね結束まで幅広い結束作業に対応します。




1結束0.7秒以下(D22×D22の満充電時平均)を実現
2本のワイヤを同時に送って輪を作りねじる「ツインタイア機構」の搭載やワイヤの送り・引き戻し・ねじり動作すべてを最適化することで1結束0.7秒以下(D22×D22の満充電時平均)を実現しました。
「引き戻し機構」搭載により、強い結束力

結束時にワイヤの輪を作りそれを引き戻すことで、鉄筋をしっかり結束します。また、少ないワイヤ量で結束でき、ワイヤのムダを減らします。
ワイヤ装着アシストでワイヤ交換もスムーズに

タイワイヤの交換時、リリースボタンを押さずに装填が可能。リリースボタンの押し忘れも無くなり、現場でのワイヤ交換もスムーズです。
現場仕様に合わせた線種をラインアップ

現場や図面の指示に合わせて線種を選べるように、なまし鉄線、亜鉛メッキ線、ポリエステルコート線、ステンレス線の4種類をラインナップしています。
用途によってRB-440TやRB610Tと使い分け

マックス ツインタイア鉄筋結束機シリーズの基本モデルとしては、RB-440TとRB-610Tがあり、それぞれ対応結束径が異なります。
今回のRB-820Tに関しては、2020年に発売したRB-610Tよりも大型のモデルとなります。そのため、大型の鉄筋結束作業としては唯一対応できる鉄筋結束機であり、現状他に選択肢が無いモデルとなります。
本機に関しては、結束径が大きいモデル以外の説明は無いのですが、ツインタイアシリーズとしてRB-820Tが発売してしまったことで、RB-610Tの立ち位置が少し微妙になってしまったのではないかなと思っています。
対応結束径のスペックとしてはRB-440TとRB-820Tの2機種でほぼ全ての結束径をカバーできてしまうため、カタログスペック的にはRB-610Tを選ぶ理由が無くなっています。とは言え、この辺りは他の電動工具にも言えることですが、プロユーザーは大は小を兼ねるよりも最適なサイズ感を選ぶ傾向もあり、そういう意味では用途に合わせてRB-440T, RB-610T, RB-820Tで使い分けるのが使い勝手的に無難なのかもしれません。