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2026年10月5日

カプトンテープとは? 用途・耐熱温度の見方と選び方

カプトンテープとは? 用途・耐熱温度の見方と選び方

ポリイミド(PI)を用いた高耐久な粘着テープ

カプトンテープとは、ポリイミド(PI)フィルムを基材にした粘着テープです。電子部品の絶縁や、はんだ付け工程のマスキングなどに使われます。

琥珀色の半透明なフィルムが特徴で、主に産業用途で使われています。基材となるフィルムに、シリコーン系やアクリル系などの粘着剤を塗布した構造です。

カプトンフィルムは、耐熱性・耐冷性や電気絶縁性を備えた高耐久の素材ですが、粘着テープの使用温度と同等ではないものもあるため、そのまま高熱用途のテープとして扱うことはできません。

テープとして使える温度は、粘着剤や加熱時間、貼る材質などで異なります。製品の仕様で、連続使用の条件と、はんだ付けなど短時間の加熱条件を確認が必要になります。

ポリイミドフィルムの耐熱性と、粘着剤を含むテープの使用条件は別。はんだ付け時のマスキングや発熱部の固定には、製品が指定する温度・時間・用途を確認する。
カプトンテープは高い耐久性と安定性が求められるバッテリー用途にも採用されている

粘着剤にはシリコーン系やアクリル系がある

ポリイミドテープには、シリコーン系やアクリル系の粘着剤を用いた製品があります。

シリコーン系粘着剤
シリコーン系の粘着剤は、プリント基板のはんだ付け工程などに使う耐熱マスキング用の製品で採用されています。

アクリル系粘着剤
アクリル系の粘着剤を用いたポリイミドテープもあります。シリコーン成分を避けたい工程では、アクリル系粘着剤のカプトンテープを使用します。

注意:カプトンはポリイミドフィルムの商標

カプトン®(Kapton®)は、ポリイミドフィルムの商標です。材料名のポリイミド(PI)と、製品名のカプトン®は区別する必要があります。

市場ではポリイミドテープの通称としてカプトンテープと呼ばれることもありますが、名称だけではカプトン®フィルムの採用やテープの仕様は判断できないため注意が必要です。

用途・幅・厚さから選ぶ

用途が決まったら、次の3点を製品の仕様で確認してください。

  • 用途と耐熱条件:はんだ付け時のマスキングか、貼ったまま使う絶縁・固定かを分け、温度と加熱時間を確認します。電気絶縁用では、対象用途への適合や定格・認定条件も確認してください。
  • 粘着剤:加熱後に剥がす用途では、のり残りや再剥離性を確認します。シリコーン成分を避けたい工程では、非シリコーン仕様かどうかも確認します。
  • 幅と厚さ:覆いたい範囲に合う幅を選びます。厚さの表示は、フィルムだけの「基材厚」と、粘着剤を含む「テープ総厚」を分けて見てください。

併せて用意する道具を調べたい方は、基板の手はんだ作業に使う小物・消耗品の一覧も参考にしてください。

おすすめ製品

中国ブランドの低価格ポリイミドテープ

アマゾンをはじめとする通販サイトでは、中国ブランドの低価格なポリイミドテープが販売されています。

通販で選ぶ際も、基材と粘着剤、耐熱温度に付随する時間や用途の条件を確認してください。仕様やメーカーの使用条件が確認できない製品は、色や価格だけで判断しないことが重要です。

3M™ 耐熱ポリイミドテープ

アメリカに本拠地を置く世界的な化学メーカー 3Mの産業向けポリイミドテープです。

高い信頼性と幅広い製品ラインナップを揃えており、さまざまな用途に応じて適切な製品を選べるブランドです。ただし、中国ブランドのポリイミドテープと比べると数倍のコストとなるので、一般用途としては高価なテープです。

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