
電動工具を製造・販売するパナソニック株式会社エレクトリックワークス社は、2025年12月に充電ミニ圧着器 EZ1W32を発売する。 パナソニックの10.8Vバッテリーが装着でき裸圧着端子とスリーブ1.25~8mm2の圧着作業に対応する。本体希望小売価格は289,800円(税抜)
目次
パナソニック 充電ミニ圧着器 EZ1W32
電動工具を製造・販売するパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、2025年12月に充電ミニ圧着器 EZ1W32を発売します。

EZ1W32は、パナソニック10.8Vバッテリーで動作する充電式の圧着工具です。
コネクタ裸圧着端子とスリーブ1.25~8mm2の圧着作業に対応しており、軽量・コンパクト設計に加え、持ちやすいグリップ形状で長時間の作業の負担を軽減します。
販売仕様は、電池パックと充電器が付属するEZ1W32F10S-Bで販売します。
- EZ1W32F10S-B 電池パック・充電器付属 希望小売価格289,800円(税抜)
製品仕様(マクセルイズミ nano18引用)
製品名 | EZ1W32 |
---|---|
外観 | ![]() |
圧着形状 | 裸端子 |
圧着適応範囲 | 1.25mm/2.0mm/5.5mm/8.0mm |
電源 | パナソニック 10.8V電池パック |
1充電作業量 (2.0Ah装着時) |
1.25mm:約770回 2.0mm:約620回 5.5mm:約490回 8.0mm:約410回 |
重量 | 0.87kg |
寸法 | 273×102×64mm |
本体価格 | 289,800円(税抜) |
販売年月 | 2025年12月 |
製品の特徴
「マクセルイズミ nano18のパナソニック対応版」

EZ1W32は、銅線用裸圧着端子およびスリーブ裸圧着端子・スリーブ圧着に対応する機械式の圧着電動工具です。
ベースのモデルはマクセルイズミが2022年に発売した電動機械式工具 nano18です。nano18はマキタスライド10.8Vバッテリに対応したモデルで、それをパナソニックの10.8V電池パックようにハウジング形状を変更したモデルと推測されます。
1台でコネクタ裸圧着端子・スリーブ1.25~8mm2まで対応しており、1充電で約500回の電動圧着作業を行えるので短期間で数百~数千の圧着作業を行う方には必見の製品です。
価格の高さがネック
EZ1W32はパナソニック版のnano18ですが、価格の高さは相当なネックになると考えています。
元々のモデルであるnano18も実売価格で10万円を超える製品で敷居の高くなっている製品になっていますが、今回のEZ1W32はさらにそれを超える価格設定になっているため、価格的な面で考えてnano18を選べばよいことになりそうです。
nano18はマキタスライド10.8Vバッテリ対応モデルです。最近のマキタはスライド10.8Vに力を入れていないので対応製品ラインナップとしては若干物足りなさを感じてしまうものの、それでもパナソニック10.8Vよりは汎用性に優れている点から、敢えてEZ1W32を購入する意味も無いのでは、と思ってしまいます。
とは言え、この辺りはパナソニック販路で売る前提の製品であるため、あまり細かいことを言うのも野暮かもしれません。
まとめ

パナソニック 充電ミニ圧着器 EZ1W32
VOLTECHNO製品評価 (3 / 5)
マクセルイズミ nano18のパナソニック10.8V電池パック対応モデル
- 販売価格が高い
2025年12月発売予定
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