VOLTECHNO(ボルテクノ)

ガジェットとモノづくりのニッチな情報を伝えるメディア

RLS ラピッドロック、マキタ18Vバッテリー対応の火無し配管接手作業工具

RLS ラピッドロック、マキタ18Vバッテリー対応の火無し配管接手作業工具

RLS ラピッドロックは、銅配管のロウ付け作業無しで配管の接手接続を実現する作業ツールです。360度の圧着形状と独自の接手によって1カ所あたり約10秒で施工が完了し、火気が使用できない現場でも施工できる特徴を持ちます。作業工具はマキタ18Vバッテリーに対応し、1充電で連続100回以上の作業量を実現します。

RLS ラピッドロック
独自形状の360度圧着でロウ付け作業不要の銅管接続

冷凍・冷蔵設備工事の設計・施工を手掛けるレイテック株式会社(本社:東京都中央区)は、2021年12月6~8日開催の建設DX展(会場:東京都 ビッグサイト)のレイテックブース内でRLS ラピッドロックの展示を行いました。

RLS ラピッドロックは冷媒管に使われる銅配管接手のロウ付け作業を圧着接続に置き換える接手ツールです。独自の360度圧着形状と専用接手によって約10秒で接続完了する確実で素早い配管工事を実現します。

配管径は先端のジョー交換で1/4″ – 1-3/8″の幅広いサイズに対応。電源はマキタ18Vバッテリーシリーズを採用し、マキタ18V電動工具を使用している方ならそのままバッテリー・充電器を装着可能です。

製品仕様

作業工具番号 3990 11190 002
作業工具外観

対応硬銅種 1/4″ – 1-3/8″までのACR・M・L・K銅管
対応軟銅種 1/4″ – 1-3/8″までのACR・M・L銅管
適合銅管規格 ASTM B280
圧着強さ 15kN
最小圧着圧力 515bar/7,613psi
耐振動性 UL109準拠
接手材質 ASTM-B75 / ASTMB743
接手Oリング HNBR
耐真空圧 20Microns
対応バッテリー マキタ18Vシリーズ
1充電作業量 約150回 (BL1820時)
ヘッド可動域 310°
動作範囲温度 -10~40℃
重量 1.8kg / 3.1kg(ジョー装着時)
寸法 395×80×118mm
国内代理店 レイテック株式会社

対応冷媒

対応冷媒
R-32 R-125 R-134a R-152a R-227ea
R-290 R-404A R-407A R-407B R-407C
R-407F R-407G R-407F R-407G R-407H
R-410A R-417A R-407H R-410A R-417A
R-421A R-422A R-422B R-422C R-422D
R-444A R-444B R-445A R-446A R-447A
R-448A R-449A R-449B R-449C R-450A
R-451A R-451B R-452A R-452B R-452C
R-453A R-454A R-454B R-454C R-455A
R-456A R-457A R-458A R-507A R-513A
R-513B R-515A R-515B R-600 R-600a
R-718 R-1234yf R-1234ze Ethryline Glycol  

製品の特徴「ロウ付けを使わない配管接続手法」

画像引用:【レイテック公式】RLS Training Program【火無し銅配管継手】

RLS ラピッドロックは、専用接手と専用圧着工具で銅配管を機械的に接合するツールです。

従来の冷媒銅管の接手はロウ付けが広く採用されていますが、フラックス塗布や直火加熱などの下準備も必要で、不慣れな作業者が行うと施工時間やリークの原因にも繋がります。

圧着接合は作業が簡単でわかりやすく、RLS ラピッドロック独自の360度圧着形状によって圧着接合でありながらもUL109(引張試験・振動試験)に準拠する耐振動性を備えています。

圧着のチェックは付属のクランプゲージで確認する。
画像引用:【レイテック公式】RLS Training Program【火無し銅配管継手】

多彩な接手形状をラインナップ

接手はストレート・エルボー・チーズ・レデューサー・キャップ・フレアの6種の形状を揃えています。

対応径は1/4″ から 1-3/8″のサイズを揃え、さまざまな太さの銅配管の接手作業に適合できます。

ジョーは使用する接手のサイズに応じて交換する。交換作業はツールレスで行える。

マキタ18Vバッテリーに対応

画像引用:【レイテック公式】RLS Training Program【火無し銅配管継手】

RLS ラピッドロックの対応電源はマキタ18Vバッテリーです。

標準付属バッテリーはBL1820(18V-2.0Ah)ですが、ほかの18Vバッテリーも装着できるのでマキタ電動工具を使用している方はそのままバッテリーの活用が可能です。

モータ部はKlauke製、IPSにも対応

RLSラピッドロック作業工具のモータ部は独Klauke(クラウケ)社のボディを使用しています。

圧着工具で信頼性の高いKlauke製のモーターに加え、Klauke独自のモニタリング機能 “IPS (Intelligent Pressing System)”にも対応するので、USBアダプタ PGA1経由で動作回数やエラー状況を確認できます。

Klaukeのデータログシステム IPSを使えば作業回数やエラー状況、修理診断なども行える。
画像参考:Klauke2016年カタログ

RLS ラピッドロック まとめ

RLSラピッドロック

ロウ付けを使用しない360°圧着の銅管配管接手工具

良い点
  • ロウ付け無しで配管接手できる
  • 作業時間を約77%短縮
  • マキタ18Vバッテリーに対応
悪い点
Return Top