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家庭向けの園芸ブロワ/集じん機 MUB1200
電動工具を販売する株式会社マキタは、2020年9月に家庭向けの電源コード式園芸ブロワ/集じん機 MUB1200を発売します。
MUB1200は、家庭向けの屋外清掃に使用する園芸ブロワ/集じん機で、ゴミや砂を吹き飛ばすブロワ機能と落ち葉を吸引・粉砕する集塵機能を搭載する園芸機器です。使用者の慎重に合わせてノズルの高さをツールレスで調整可能で、調整範囲は760~1,010mmまで50mm単位で6段調整可能。
販売仕様は本体のみ仕様のMUB1200で展開、付属品はダストバッグ・肩掛けバンド・ロックコネクタ付きツナギコード(10m)。標準小売価格は13,900円。9月から全国のマキタ取扱店を通じて順次発売します。
MUB1200製品仕様 (RYOBI RESV-1000比較)
製品名 | MUB1200 | RESV-1000 |
外観 | ||
ブロワ風量 | 4.6m3/min | – |
ブロワ風速 | 最大71m/s | 最大62m/s |
集じん風量 | 7.0m3/min | 9.0m3/min |
集じん真空度 | 3.7kPa | – |
集じん容量 | 25L | |
電源 | AC100V | |
寸法 | 760~1,010×164×371mm | 905×174×400mm |
重量 | 3.2kg | |
標準価格 | 13,900円 | 18,000円 |
MUB1200の特徴「家庭向けの低価格ブロワバキューム」
MUB1200は、家庭向けの低価格ブロワバキュームです。
一般的なブロワバキュームはエンジンを搭載した高出力・コードレスの製品が一般的ですが、MUB1200はAC100Vで動作する電源コード式で、家庭の庭でのごみ吹き飛ばし・落ち葉掃除などのちょっとした清掃作業に使いやすい園芸機器です。
価格も標準小売価格13,300円と低価格なのも特徴で、これまでブロワバキュームの導入を控えていたガーデニングユーザーの方にも使いやすい入門モデルになっています。
伸縮ノズルでコンパクト収納、1,010mmまで伸びて使いやすい
MUB1200は伸縮ノズル構造を搭載し、ツールレスでノズル長さの調整に対応しています。調整幅は50mm毎に760~1,010mmまで対応。収納時も最短760mmまでコンパクトになり省スペースで保管できます。
集じん・ブロワ機能をワンタッチ切り替え
集じんとブロワ機能は、手元のレバーでワンタッチ切り替えできます。
集じん動作では粉砕機能によって吸い込んだ落ち葉の体積を低減する機能も搭載。最大25Lの集じん容量で広い範囲の落ち葉もしっかり回収できます。
クルーズコントロール+無段変速で使いやすさを追求
ブロワ・集じんの風量はトリガの無段変速で細かい調整に対応。クルーズコントロール機能で任意の風量でトリガ引き量を固定できるので連続作業時の手の疲れも減少。
RYOBIの園芸機器シェアを狙うマキタOPE戦略
今回マキタの家庭用園芸機器シリーズに加わったMUB1200は、ブロワバキューム25Lクラス初の製品です。
これまでの25Lクラスのブロワバキュームでは、RYOBIのRESV-1000が10年以上続く定番機種で、家庭用園芸としてホームセンター・ネット通販販路で高い人気を誇っている製品ですが、マキタ MUB1200の投入によって家庭用ブロワバキュームのシェアは大きく変化すると予想されます。
MUB1200の特徴こそ、販売価格とノズル伸縮機構です。
販売価格はRYOBI RESV-1000が定価18,000円に対し、マキタ MUB1200が13,300円と5,000円程安く、実売価格ではRYOBIのブロワバキュームを下回る価格で販売されることになると予想されます。
さらに、ノズル伸縮機構によって全長も760mmから1,010mmまで調整可能で使い勝手の面でも取り回しに優れ、コンパクトに収納できる点なども含め、ユーザーの人気度は高い製品になるかもしれません。
現在、ホームセンターを中心とする家庭用園芸機器市場ではマキタとRYOBIがシェアを大きく二分していますが、今回のMUB1200の投入が、市場シェアの構造を大きく変えるきっかけになるかもしれません。