電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年3月に18Vシリーズの新型ドライバドリルDF487D/震動ドライバドリルHP487Dを発売する。コンパクトで取り回しに優れる1.6kgの軽量ショートボディが特徴。
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マキタ ドライバドリル DF487D/震動ドライバドリル HP487D
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年3月にドライバドリル DF487D/震動ドライバドリル HP487Dを発売する。
DF487D/HP487Dは、2016年に発売されたDF483D/HP483Dの後継モデルとなるコンパクトボディサイズのドライバドリル/震動ドライバドリルです。全長164mmと質量1.6kgのコンパクトボディを実現。最大締付トルクは40N・m、化粧材やコンクリートの下穴空け作業等に対応します。
1充電あたりの作業量はDF487D 木工キリΦ9mmラワン穴あけ時で約1,900本、HP487D Φ8mmレンガ穴あけ時で約500本。
販売仕様は、充電器とバッテリーが付属するDRGXと本体のみのDZの2仕様で展開される。
- DF487DRGX 充電器DC18RF・バッテリーBL1860B×2・ケース付属 希望小売価格65,200円(税別
- DF487DZ 本体のみ 希望小売価格19,800円(税別)
- HP487DRGX 充電器DC18RF・バッテリーBL1860B×2・ケース付属 希望小売価格66,200円(税別)
- HP487DZ 本体のみ 希望小売価格20,800円(税別)
DF487D/HP487D製品仕様
製品名 | DF487D | HP487D |
能力(座彫り) | 35mm | |
能力(鉄工) | 13mm | |
能力(木工) | 36mm | |
能力(石工) | – | 13mm |
最大締付トルク | 40N・m | |
無負荷回転数 | 高速:0~1,700min-1 低速:0~550min-1 |
|
打撃数 | – | 高速:0~25,500min-1 低速:0~7,500min-1 |
バッテリー | 18V | |
1充電作業量 | 木工キリΦ9mm:約1,900本 | 木工キリΦ9mm:約1,900本 超硬ドリルΦ8mm:約500本 |
重量 | 1.6kg | |
寸法 | 150×81×248mm | 164×81×248mm |
カラー展開 | 青 |
製品の特徴「軽量1.6kgのコンパクトボディ」
DF487Dは150mm・HP487Dでは164mmのショートボディを実現しています。本体質量もバッテリー込みで1.6kgと取り回しにも優れ、使い勝手の良いドライバドリルになっています。
最大締付トルクは40N・m。下穴空けの用途に対応できる木工Φ36mm・鉄工Φ13mm・石膏Φ13mmの穴あけ能力に対応しています。
20段クラッチを搭載
ねじの締付に使える20段クラッチを搭載。
ビット先端を明るく照らすLEDライト
回転部の前には白色LEDライトを搭載、トリガーを離した後でもしばらくLEDが点灯する残照機能も搭載しています。
防滴・防じん「アプト」搭載
防滴・防じんのマキタAPTを搭載。
鉄工・石工穴あけ用途におすすめ
今回販売されたドライバドリル/震動ドライバドリルはコンパクトボディの軽量モデルです。マキタのドライバドリルの製品グレードとしては性能面で下位モデルにあたります。
今世代のマキタドライバドリルでは、2021年1月に発売したばかりのDF486D/HP486Dも展開されています。
製品的仕様としては明確な使い分けが出来るグレード展開になっており、DF486Dが座彫り・サイディングへの大径穴あけ、DF487Dが下穴あけに使うのが最適と言えるでしょう。
大径穴あけと下穴あけを両方行う場合であれば、フラッグシップモデルのDF486Dがおすすめですが、下穴空け中心の用途であれば軽量ショートボディで価格も安いDF487Dでも十分な性能を持ちます。
鉄工・石工の穴あけ能力については鉄工穴あけ能力がDF486Dと同じ仕様、石工穴あけではHP487DがΦ13mm、HP486DがΦ16mmと仕様上Φ3mmの違いしかないので、鉄工・石工の作業中心であればDF487D/HP487Dでも十分な性能が確保されています。
2021年モデル マキタドライバドリルのターゲットユーザーはDF486Dが大工、DF487Dが内装大工、HP487Dが設備・電気工事ユーザーになります。HP486Dに関しては、単純な石工穴あけであればHP487Dでも十分な性能を持つため、サイディングへ穴あけのような高い穴あけ能力とコンクリートへの下穴あけを併用するようなユーザーにおすすめです。