電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年3月にスライド10.8V/18Vシリーズの新型充電式ポールバリカンMUN300LD/MUN301LDを発売する。最大高さ約4mまで届く2段伸縮の高剛性竿と12段階の先端角度調整構造搭載で簡単に使える手軽さが特徴。
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マキタ 充電式ポールバリカン MUN300LD/MUN301LD
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年3月に充電式ポールバリカン MUN300LD/MUN301LDを発売する。
MUN300LD/MUN301LDは、刈込幅300mmのポールヘッジトリマで手軽さを重視した園芸機器です。重量約3kgの本体ながら最大4mまでの高さに対応できる2段伸縮式の高剛性竿、12段階で角度調整できる先端部を搭載した使いやすさと手軽さを重視した家庭向けモデルです。
製品仕様は、スライド10.8Vモデル MUN300LDと18Vモデル MUN301LDの2仕様で展開される。
1充電あたりの作業量は、スライド10.8Vモデル MUN300LD BL1015装着時 約30分、18Vモデル MUN301LD BL1830B装着時 約1時間20分。
販売仕様は、それぞれの製品仕様でバッテリーが付属する仕様と本体のみ仕様が展開でされる。
- MUN301LDSF(18Vモデル)バッテリBL1830B、充電器DC18SD付属 41,400円(税抜)
- MUN301LDZ(18Vモデル)本体のみ 25,100円(税抜)
- MUN300LDWH(スライド10.8Vモデル)バッテリBL1015、充電器DC10WC付属 32,600円(税抜)
- MUN300LDZ (スライド10.8Vモデル)本体のみ 24,300円(税抜)
MUN300LD/MUN301LD製品仕様
製品名 | MUN300LD | MUN301LD |
刈込み幅 | 300mm | |
最大切断径 | Φ15 | |
無負荷回転数 | 1,800min-1 | |
打撃数 | 3,600min-1 | |
対応バッテリ | 18V | スライド10.8V |
重量 | 2.9kg | 3.3kg |
寸法 | 1,887×172×194mm |
製品の特徴「手軽に使える2段伸縮ポールバリカン」
2段伸縮の高剛性竿の搭載で、高木や大型生垣の剪定作業が簡単に行えます。
最小伸縮では約1.9m、最大時では約3.0mの高さにまで届くので、最大約4mの高さまで脚立なしでも作業が行えます。
角度調整12段階でいろいろな作業に対応
先端角度は12段階で調整可能。生垣側面の刈込から天面刈り込み・下面刈込や下草刈りまで幅広い作業に対応できます。
色々な所を握れるハンドル+グリップ
色々な所も握れるループハンドル+フロントグリップ構造を作用。
作業に応じた使いやすい角度や握り手の位置調整など作業や体格に合わせた柔軟な使い勝手を実現。
ヤニが付きにくく鋭い切れ味が続く特殊コーティング+2面研磨刃
特殊コーティング刃+2面研磨刃でヤニが付きにくく鋭い切れ味が長続きします。
刈った枝葉が良く集まる簡単に脱着できるチップレシーバも付属。
久々のスライド10.8Vシリーズ、競合はRYOBI園芸機器
MUN300LDは、久々のスライド10.8Vシリーズの新型モデルです。
最近のマキタは40Vmaxや18Vシリーズの製品開発が活発で、スライド10.8Vは以前ほどの勢いがありませんでしたが、久々のスライド10.8Vシリーズ新製品の登場で一安心といったところでしょうか。
さて、ポールバリカンについてですが、類似する製品カテゴリにポールヘッジトリマもありますが、この2製品の間に大きな構造の違いはありません。便宜上、大きな刈込幅を持つ製品をバリカンと呼び、それ以下の手軽なサイズのポールヘッジトリマをバリカンとカテゴリしているようです。
今回のMUN300LD/MUN301LDは、家庭向けをターゲットとしているだけあって、価格・使い勝手等に優れた園芸機器になっています。直近発売されたポールヘッジトリマーではRYOBIのBPHT-1800L1も展開されており、どちらの製品を選ぶか悩ましい所です。
価格的にはRYOBI製品の方が優位であり、販路的にも、ホームセンター向け販路に強いRYOBIの方が僅かながら優位になると考えられます。
マキタ充電式ポールバリカンの優位性としては、ほかのマキタ充電式製品との使いまわしや、修理・メンテナンスが手軽に出せるアフターサービス対応などが重視されるでしょう。
現在の充電式電動工具は、製品単体の性能だけではなく、同じバッテリーでいくつの製品を使いまわせるかが最も重要なポイントになっています。
園芸機器の充電式製品だとマキタとRYOBIはほぼ同質の製品展開を行っていますが、電動工具やその他周辺機器ではマキタが圧倒的に優位な状態です。購入前に、一度マキタとRYOBIのカタログを確認して、どんな製品に対応できるのかを見てから購入するのがおすすめです。