ゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsはゲーム機用キャプチャデバイス「GENKI ShadowCast」の国内販売を発表した。7月19日(火)からクラウドファンディングサイト Makuakeで先行購入予約が可能。プロジェクトは2022年8月30日まで、一般販売予定価格は37,200円(税込)を予定しており早期購入で最大23%OFFから応援購入可。
目次
GENKI Waveform(ゲンキ ウェーブフォーム) がMakuakeに登場
GENKIブランドを展開するゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsは、デュアルストリーム対応のBluetoothワイヤレスイヤホン GENKI Waveform(ゲンキ ウェーブフォーム)の先行予約販売を開始します。
GENKI Waveformとは、2デバイスの音声を同時に再生できる「デュアルストリーム」機能をはじめ、新型Bluetooth SoC「QCC3056」による低遅延・高音質サウンドや最新ノイズキャンセリングなどを搭載した、ゲームはもちろんビジネスシーンでも役立つ完全ワイヤレスイヤホンです。
直径10mmの大口径ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアを搭載する「デュアルドライバー」方式を採用し、臨場感に特化したサウンド調整を施しています。ゲームや映画等で流れる大迫力のサウンドエフェクトや、美しいBGMなどを忠実に再現し作品の世界に引き込ませます。
製品カラーはブルーとブラックの2色で展開し、新型の4K映像出力に対応するGENKI Dock Miniのセット販売も行われます。
GENKI Waveform製品仕様
製品名 | Waveform |
---|---|
外観 | |
ドライバ | 10mmダイナミックドライバー×1 バランスドアーマチュア×1 |
再生周波数帯 | 20Hz~20kHz |
Bluetoothチップ | Qualcomm 3056 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.3 |
コーデック | aptX™ Adaptive /aptX™-HD/ aptX™/ AAC/ SBC |
プロファイル | A2DP v1.3.1 / AVRCP v1.6.1 / HEP v1.7.1 / HSP v1.2 / BLE |
最大再生時間 | 単体:14時間(ANC有効時:9時間) ケース込み:42時間(ANC有効時:27時間) |
充電時間 | 約1.5時間 |
カラー | ブルー・ブラック |
防水性能 | IPX4 |
寸法(イヤホン) | 26 × 29 × 18mm |
寸法(ケース) | 73 × 30 × 45mm |
重量(イヤホン) | 6.9g |
重量(ケース) | 51.1g |
一般販売予定価格 | 37,200円(消費税・送料込) |
販売予定年月 | 2022年10月末 |
製品の特徴
「2台のデバイスの音を同時に聴けるデュアルストリーム」
Waveformは、ケースの有線接続と組み合わせると2デバイスの音声を同時に聴けるデュアルストリーム機能を備えたBluetoothイヤホンです。
このデュアルストリームは「ゲーム機の音を取り込みながらスマホとのチャット」や「2デバイスの会議を同時視聴」の使い方に対応する独自機能であり、一部のTWSイヤホンが備えているマルチポイントとは異なる機能です。
Waveformのデュアルストリームは、イヤホンケース背面のType-C USBオーディオ対応のデバイスを接続するか付属のType-Cイヤホンジャックコネクタを装着すると有効になります。
下の写真では、接続の1例としてType-Cイヤホンジャックコネクタを携帯モードのSwitchとつなげて、スマートフォンの接続はBluetoothで接続しています。
このデュアルストリーム機能を使った接続状態では、Switchとスマホの音声を同時にイヤホンで聴けるようになっており、ゲームの音を流しながらLINEやDiscordのようなスマホアプリの通話も可能になります。
デュアルストリーム機能時はケース側のマイクでも集音可
GENKI Waveformにはケース側にマイクを搭載しているので、グループで集まった時の会話なども集音できます。
このマイクは、「デュアルストリーム」機能または「スマートケース⇔デバイスの有線接続時(aptX Adaptiveモード)」で動作している時で、スマートケースを使用している時に有効になります。
マイクの切り替えにも対応しており、「ケース1ボタンの操作」または「右イヤホンの3回タップ」で音声入力先の切り替えが可能です。
シリコン・低反発・スタビライザ 3種のイヤーピースが付属
シリコン・低反発・スタビライザの3種類のイヤーピースが付属しており、耳の形状に合わせた確実な装着感を実現できます。
無線充電にも対応
Waveformのイヤホンケースは無線充電機能も搭載しています。充電ケーブルを挿入しなくてもワイヤレス充電器の上に設置するだけでそのまま充電が始まります。
コンパニオンアプリ GENKI Waveform Appもリリース予定
Waveformの正式販売後にはアプリのリリースも予定されています。アプリ上では
- ANCモード切替
- イコライザ設定
- 接続先の管理
- ファームウェアアップデート
などの機能がアプリ上で行えると予告されています。
本体カラーはブルーとブラックの2色展開
GENKI Waveformの外観や装着感
今回はブラックカラーのサンプル品をお借りしているので、色の度合いなどを見ていきます。
Wavefromイヤホン本体は、引っ掛けると言うよりも、耳の穴に押し込んで保持するタイプなので、付属のイヤーピースを色々試してみて、フィットするイヤーピースを探してしっかり装着するようにするのがよさそうです。
4K出力対応のGENKI Dock miniも同時発売
「GENKI Dock」の次世代モデル「GENKI Dock Mini」も、今回の先行販売で同時予約できます。
更なる小型化によって持ち運びにも優れるようになったほか、新たに4K出力にも対応し、活用の場がより広がります。
残念ながらUSB Aポートは削られてしまったので、プロコンなどの同時充電には非対応になってしまいました。
思っていたのと少し違う仕様だが、TWSイヤホンの新たな形
筆者は最初、Waveformを2系統のBluetooth接続を備えた同時接続可能なTWSイヤホンと勘違いしていました。
Wavefromは「2台の音声を同時に聴ける」機能を実現するTWSイヤホンではありますが、動作的にはケースのUSB-C端子への有線接続+ケースBluetooth接続をミキシングしてイヤホンに飛ばす仕様であり、全ての接続をBluetooth無線で完結できるわけではありません。ゲーム機に使う場合には、テレビのAUX出力+スマホのBluetooth接続のような有線音声出力が必須です。
とは言え、これまで音声を1つのデバイスで同時に聴くために有線接続+ミキサーの組み合わせやゲーム機自体の通話機能を使わなくてはいけなかったものが、GENKI Waveformの登場によってゲーム通話の新たな選択肢が登場したので、ゲーム通話環境の新しい形と言えます。
唯一の欠点を言えば、製品のコンセプト自体が先進的であるためか使い勝手でわかりにくい部分も多く、製品仕様や操作方法を覚えなくてはいけないのが欠点でしょうか。この辺りは、アプリの出来栄えや製品デザイン周りや操作しやすさを改善した次世代モデルの登場に期待です。
GENKI Waveformまとめ
GENKI Waveform
VOLTECHNO製品評価 (4.5 / 5)
2デバイスの音を同時に聴けるBluetoothイヤホン
- デュアルストリームで2デバイスの音を同時に聴ける
- 50msの低遅延しよう
- ノイキャン機能を搭載
- ワイヤレス充電対応
- アプリイコライザ機能搭載
- 稼働時間が長い
- 接続方法が少し複雑
- イヤホンケースが大きい