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2021年8月10日

【永久保存版】マキタクリーナー 分解・組立パーフェクトガイド

クリーナーのハウジング開封

今回解説するCL140FDはカプセル型のクリーナーなので、分解前にダストボックスとフィルターを外します。

クリーナーは2つ割ハウジングなので、ハウジング片側のねじを全て外せばそのまま開けることができます。

CL140FDの場合は7カ所のねじで固定されているので、これをプラスドライバーで全て外します。

ネジを全て外せば、ハウジングを持ち上げるだけで開封できます。LED周りの部品が引っかかって少し固いこともあるので、慎重に外していきましょう。

モータの取り外しと分解

クリーナのモータは、初めからファンが組付けられたモータアッセンブリ(モータファン)の状態になっています。ファンはモータに圧入されているので、プーラー等を使っても分解することはできません。

モータアッセンブリはハウジングにはさまれているだけなので、そのまま取り外すことが出来ます。ハウジングから抜き取ったら、配線も外してしまいましょう。

モータを抜き取ったら、ラバーを外してファンカバーを分解します。ファンカバーは4カ所のツメで固定されているので先の細いドライバーなどで一個ずつ外しながら分解を進めます。

ファンカバーを取り外したらモータアッセンブリの分解は完了です。モータを交換する場合はここまで分解して部品交換を行います。

モータのブラシ寿命を判別する方法

クリーナーに搭載しているモータは、カーボンブラシが摩耗しきると使えなくなってしまいます。

カーボンブラシの摩耗具合は、モータの風穴から覗いてブラシの状態を確認することで大まかな寿命の判断ができます。

新品モータのカーボンブラシを風穴から覗いた写真。写真中央の黄土色の四角いブロックがカーボンブラシ。新品なので全く摩耗していない。
[画像クリックで拡大]

カーボンブラシが見えない状態まで摩耗していれば、モータの寿命が近い状態と判断できます。カーボンブラシが完全に摩耗しきってしまうとモータが回らなくなるだけではなく、コントローラの破損にも繋がる場合もあります。

コントローラの取り外し

クリーナのコントローラは、ハウジングに収まっているだけなので、そのまま手で取り外すことが出来ます。

コントローラを取り外すときは、部品の位置関係や配線がどこに収まっていたのか、などを忘れないようにしましょう。

これでクリーナの分解は完了です。

クリーナの組立工程へ

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