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ゴルフ 古閑美保・小平智夫婦の巨大収納部屋作り
2022年1月17日放映の有吉ゼミの「八王子リホーム」内で、ゴルフ 古閑美保・小平智夫婦の住む住宅の1室に巨大収納部屋を作る特集が放送されました。
番組特集内でヒロミさんは、高級アパレルショップ風オープンクローゼットと称して巨大多機能収納を作りました。
番組コーナー内でヒロミさんは「俺はハイコーキしか使えないからさ」とHiKOKIのCCO就任について発言しており、今後の有吉ゼミ 八王子リホーム内では全てHiKOKIの電動工具のみを使うようです。
2022年1月17日放映の有吉ゼミはTVerで1月24日(月) 18:59まで無料視聴可能、それ以降は動画配信サービス huluの加入で試聴が可能です。
アイデア満載の単管パイプベースの木材収納棚
八王子リホームとは、ヒロミさん腕を発揮してアイデア満載のDIY作業を行う特集で、依頼人の要望を聞きつつ、大胆ながらもアイデア満載のリフォーム作業を行うのが人気の特集です。
今回の古閑美保・小平智夫婦の依頼では「1室の収納部屋を改善してほしい」と今までの内容からするとリフォーム要素が少なく収納棚の製作メインの内容となっていましたが、アイデア満載で見ごたえのある内容でした。
特に単管パイプは作業前に黒塗料で焼き付け塗装を行っており、単管パイプの無骨さを上手く隠して木製の棚のステイン塗装と掛け合わせることで、DIYとは思えないビンテージ調の高級感を演出していたのが印象的でした。
バンドソー CB12FA2
単管の切断に使用していたのがバンドソーです。バンドソーは帯鋸で金属を切断する電動工具で特集内では産業向けの定置型バンドソー CB12FA2を使用していました。
コードレスモデルでは CB3612DAもあり別売スタンドを装着すればCB12FA2のよう使用できますが、価格的に倍近い購入費用が掛かってしまうので、コストパフォーマンス優先ではCB12FA2がおすすめです。
ただし、バンドソー自体高価な電動工具なので、単管切断用途なら高速切断機や定置型チップソーカッタを使うのがおすすめです。
コードレスインパクトドライバ WH36DC
ネジ止めに使っていたのがインパクトドライバ WH36DCです。
パワーと取り回しの良さを両立した傑作機で、現時点で最高峰とも言えるコードレスインパクトドライバです。
コードレスタッカ N3610DJ
パイプラックに使う板材を作るのに使用していたのがコードレスタッカです。タッカとはホチキスの芯のような形をした釘を打ち込むのに使用する工具です。
ヒロミさんは軽量な板材を作るためにフラッシュ構造を採用し、接着剤塗布前の芯材同士を繋げる仮止めとしてタッカを活用していました。
コードレス卓上スライド丸のこ C3607DRA
化粧板の切断に使用していたのが卓上スライド丸ノコです。
卓上スライドマルノコは高精度な直線切断を簡単に行えるので、床材や内装材のような人目の付く場所の材料で活躍する電動工具です。
コードレスジグソー CJ36DA
棚の仕切りをアール型に切断するために使用した工具がコードレスジグソーです。
直線切断の精度や綺麗さでは丸ノコに劣ってしまいますが、曲線切断を自由自在に行える利点を活かした特徴的な形状の切り出し作業に使用します。
コードレス仕上釘打ち機 NT3640DA
棚板の仕切り版や壁掛け収納の製作に使用していたのが仕上釘打ち機 NT3640DAです。見た目は先程のタッカと似ていますが、使える釘の種類が異なります。
仕上釘と呼ばれる極細の釘を打ち込むために使用する電動工具です。打ち込んだところの跡が目立ちにくくある程度の保持力を持つので、窓枠や面木などの固定に使用します。
ヒロミさんはボンドで合板同士を接着していましたが、その固定・仮止めとして仕上釘打ち機を活用していました。
コードレス丸ノコ C3605DA(SK)
合板を長く切り出す作業に使用していたのが丸ノコ C3605DA(SK)です。
先程の卓上スライド丸のこは可動範囲が決まっているので切断長さに限界がありましたが、通常の丸ノコならどんなに長い材料でも自由に切り出すことができます。
その分ブレや歪みで直線が曲がってしまう場合もあるので、定規などを使ってブレないようにするのがおすすめです。
ビスケットジョイナー
板材同士の接合に使用していた工具がビスケットジョイナーです。
ビスケットジョイナーとは、ビスケットジョイントと呼ばれる木製チップで板材同士を接続する(板継ぎ)ために溝を掘る切削工具です。
残念ながら、HiKOKIはビスケットジョイナーを持たない電動工具メーカーなので、他社製のビスケットジョイナーを使っていたはずですが、そのシーンはカットされてしまったようです。
コードレストリマ M3608DA
板材の側面に溝を掘り、パイプと組み合わせるために使用していた電動工具がコードレストリマです。
トリマは先端に装着した切削刃物によって木材を削る電動工具で、板材の側面に装飾性を持たせる用途などで使用する電動工具です。
ヒロミさんは厚めの板材の側面にVカット加工を行い、パイプに板材のVカットした部分を乗せて固定することで機能的な壁掛け収納付きのフィッティングスペースを構成していました。
HiKOKI電動工具でヒロミさんの手腕を遺憾なく発揮
これまでの八王子リホーム特集内では比較的マキタの製品(秀久カスタムカラーモデル)を多用していたヒロミさんですが、HiKOKIに変えて特にトラブルが発生することなくDIYの腕を遺憾なく発揮していました。
プロ向け電動工具向けメーカーである点や数年前に社名変更したことで知名度が比較的低いHiKOKIではあるものの、国内市場の王者マキタに真っ向から立ち向かうメーカーなだけはあり、番組内でヒロミさんが使っていたことによる緑色の電動工具の印象はなかなかのものでした。
残念なのが、HiKOKIが取り扱っていない電動工具を使ったシーンは今後全てカットされてしまいそうだな、と感じてしまったところでしょうか。
実際の所、電動工具は共通化が進み切っている製品なので「特定のメーカーしか取り扱いが無い電動工具」と言う例はほとんどないはずなのですが、配慮さえすれば他の手法で代用できる方法がありながらも、敢えてHiKOKIが持たないビスケットジョイントを使ったのは、HiKOKI CCO就任後の初回放映であったとしてもヒロミさんの中のこだわりまでは曲げられないのかな、と勘ぐってしまう所だったりします。
個人的には国内市場でマイナーな電動工具が動いていたり、珍しい電動工具を使っているシーンは参考になる部分もあるので、その辺りはもう少し柔軟になってくれれば嬉しいかなと思ってます。