工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)から18Vコードレスチェンソー CS1825DCを全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。小型バッテリーとダイレクトドライブ方式を採用により低振動で高い耐久性を実現している。本体希望小売価格は34,700円(税別)
目次
HiKOKI コードレスチェンソー CS1825DC
HiKOKIは、2022年12月からコードレスチェンソー CS1825DCを発売します。
CS1825DCは、250mmガイドバーを搭載する18Vクラスのコードレスチェンソーです。高効率で長寿命なブラシレスモーターとダイレクトドライブ方式の採用により、低振動で高い耐久性を実現しています。その他、サイドカバーを外す時のナット脱落防止機能、作業や季節に応じてチェンソーのオイル吐出量を調整できるチェンオイル流量調整機構を搭載しています。
1充電あたりの作業量は、杉角材50×50mmの切断作業において約160カットに対応します。
販売仕様は、薄型仕様の18V-2.0Ahバッテリー BL1820Mが付属する(BC)仕様と、本体のみの(NN)仕様で販売します。
- CS1825DC(BC) バッテリーBL1820M・充電器UC18YSL3 希望小売価格48,700円(税抜)
- CS1825DC(NN) 本体のみ 希望小売価格34,700円(税抜)
製品仕様 (36Vモデル CS3630DB比較)
製品名 | CS1825DC | CS3630DB |
---|---|---|
外観 | ||
モーター | 直流ブラシレスモーター | |
ハンドル | トップハンドル | リヤハンドル |
ガイドバー長さ | 250mm | 300mm |
チェン形式 | 90PX-40E | 90PX-45E |
刃ピッチ | 3/8インチ | |
チェンオイルタンク | 70mL | 100mL |
バッテリー | 18V | 36Vマルチボルト |
重量 | 2.7kg | 4.5kg |
寸法 | 514×194×184mm | 704×247×214mm |
本体価格 | 34,700円(税別) | 44,500円(税別) |
販売年月 | 2022年12月 | 2021年03月 |
製品の特徴
「取り回しの良い軽量クラスの18V充電式チェンソー」
トップハンドル構造により容積45%減のコンパクトボディ化を達成。
標準付属の薄型バッテリー BSL1820Mにより質量2.7㎏の軽量ボディを実現。小型・軽量で取り回しもよく、高所作業でも使いやすい仕様を備えています。
高トルクモータ搭載によるトップクラスの粘り強さ
高トルクモーターの搭載によりトップクラスの粘り強さを実現。太い枝の切断でも止まりづらく、快適に作業をすることができます。
ブラシレスモーター&ダイレクトドライブ構造
ブラシレスモーターとダイレクトドライブ構造(スプロケットとモーターが直結)により軽量・低振動・高耐久を実現。作業がラク&長く使えます。
マキタ 充電式チェンソー MUC254DGNRとの違い
競合製品としては、マキタ 充電式チェンソー MUC254DGNRが近い仕様を備えています。
この2製品は、ガイドバー250mm仕様を備え、本体重量も2.5kg前後、ブラシレスモーターによるダイレクトドライブ構造を備えています。
最も異なる部分はチェーンスピードです。切断スピードの要因はチェーンスピードだけではないものの、マキタチェンソーは1充電当たりの作業効率が若干劣り、電流リミッタを一時的に上げる太枝モードを搭載していることから、切断スピードそれ自体としてはマキタチェンソーの方に軍配が上がりそうです。
本体容積や重量においても、マキタ MUC254Dが若干優位性を持つため、カタログスペックの仕様で比較するだけならば全体的にマキタ MUC254Dがおすすめと言えそうです。
ただし、価格に関しては今回のHiKOKI CS1825DCの方が優れているため、手軽にチェンソーを必要としている方にとっては、CS1825DCも十分な選択肢として挙げられるでしょう。
製品名 | CS1825DC | MUC254DGNR |
---|---|---|
外観 | ||
モーター | 直流ブラシレスモーター | |
ガイドバー長さ | 250mm | 250mm |
チェン形式 | 90PX-40E | M11-60 |
チェーンスピード | 12.1m/s | 24.0m/s |
振動3軸合成値 | 2.5m/s2 | <2.5m/s2 |
チェンオイルタンク | 70mL | – |
バッテリー | 18V | 18V |
重量 | 2.7kg | 3.0kg |
寸法 | 514×194×184mm | 493×184×191mm |
本体価格 | 34,700円(税別) | 44,600円(税別) |
販売年月 | 2022年12月 | 2019年11月 |
普及帯のチェンソーとしてコスパに優れた良い製品
スペック的には競合のマキタチェンソーに若干見劣りしている本気ですが、その分価格も抑えられており、家庭向け~セミプロくらいの用途であれば十分対応できる仕様を備えていると予想しています。
付属バッテリー仕様的にも小型で小さい18V-2.0Ah仕様のBL1820Mを付属している点からも、家庭向けのちょっとした剪定用途にはぴったりの一台と言えるでしょう。
標準付属のバッテリーでは作業量に若干の不安もあるものの、マルチボルトバッテリーのBSL36A18や大容量マルチボルトのBSL36B18にも対応しているので、1充電当たりの作業量を増やしたい場合にはそちらのバッテリーを使うのもおすすめです。