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2024年1月28日

Makita AC001G Battery Air Compressorを発表、40Vmaxで動く充電式コンプレッサー

Makita AC001G Battery Air Compressorを発表、40Vmaxで動く充電式コンプレッサー

Makita Vietnam(マキタベトナム)は、2022年12月に40Vmax Battery Air Compressor AC001Gの発売を予告した。40Vmaxバッテリーの装着仕様を備え、釘打ち機やタイヤ空気入れの作業に対応する。日本地域での販売は未定。

記事内で紹介する製品は海外地域の情報であり、日本での正規販売は行われていません。マキタ日本法人及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控え下さい。

Makita Battery Air Compressor AC001G

Makita Vietnam(マキタベトナム)は、2022年12月に公式Facebookページ40Vmax Battery Air Compressor AC001Gの発売を予告しました。

AC001Gは、40Vmaxバッテリーシリーズ初の充電式コンプレッサーです。工具本体に圧縮機とタンクを備え、釘打ち機やタイヤ空気入れの作業に対応できる仕様を備えています。

発売予告時点で製品仕様・販売時期等の詳細な情報は開示されておらず、日本地域での発売も未定です。

製品仕様

製品名 AC001G
外観
タンク容量
最高圧力
回転数
電源 40Vmax
定格出力
重量
寸法
本体価格
販売年月 2022年12月(ベトナム)

 

 

製品の特徴
「40Vmaxバッテリーで動作する充電式コンプレッサー」

AC001Gは、40Vmaxバッテリーで動作する充電式コンプレッサーです。

バッテリー電源で動作する圧縮機に加えてタンクも搭載する仕様を備えているので、エア釘打ち機による釘打ち作業にも対応します

今のところ詳細な製品仕様は公開されていないため、タンク容量や汲み上げ時間等の使い勝手に関わる部分は不明です。しかし米国マキタには同じような製品名のAC001が存在しているため、それと近い製品仕様を備えているものと予想しています。

日本発売の可能性は限りなく低い、代替製品も多いのでそちらを

充電式コンプレッサーは期待の大きい製品なのですが、残念ながらマキタが日本市場で発売する可能性は限りなく低いと考えられます。

と言うのも、日本国内において充電式コンプレッサーと釘打ち機の組み合わせは銃刀法に抵触する可能性が高く、作業現場で使用するのは高リスクなためです。特に、エア釘打ち機を販売するマキタが充電式コンプレッサーを取り扱うことは、釘打ち機に使用されるリスクも高く、企業として販売することができない商材と考えています。

またバッテリーで動作する充電式コンプレッサーは一件便利そうにも思える製品ですが、実用面において、既存のAC電源釘打ち機用コンプレッサーと同じように使えるわけではありません

充電式コンプレッサーはバッテリーで動作する製品で定格出力や稼働時間が小さいので、エア消費量の大きいフレーミングネイラやネジ打ち機への運用が難しい製品です。そのため、実用的にはピン釘や仕上げ釘が現実的に使用できるラインとなります

とは言え、これらの製品は充電式電動釘打ち機の分野で実用化が進んでいるため、今回のような充電式のコンプレッサーを使用する意味はほとんどありません。またそれ以外の用途で使うにしても、マキタは充電式エアダスター充電式空気入れを販売しているため、コンプレッサーを持ってこなくても他の製品で十分代用できてしまいます。

充電式コンプレッサーはその字面から期待値の高い製品ではあるものの、実用的には性能不足の面が目立ち、代替製品の拡充も進んでいます。日本国内においては法令の問題もあるため、海外市場で販売が始まったとしても輸入等は避けた方が良いでしょう。

まとめ

Makita Battery Air Compressor AC001G

40Vmaxバッテリーで動作するコンプレッサー(日本未発売品)

良い点
  • 40Vmaxバッテリー対応のコンプレッサー
悪い点
  • 日本での使用はリスクが高い
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