電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」からコードレスディスクグラインダ G18DSL2、G14DSL2を、2020年1月25日より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。
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コードレスディスクグラインダ G18DSL2/G14DSL2
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2021年1月25日にコードレスディスクグラインダ G18DSL2を発売する。
G18DSL2は、2008年に発売を開始したG18DSLの後継モデルです。約10年ぶりのモデルチェンジとなり過負荷耐力が大幅に向上。高負荷がかかった際も動作が止まりにくく、安心して作業できるのが特徴。
14.4Vバッテリー対応のG14DSL2も同時発売。
販売仕様はバッテリー・充電器・ケースが付属する(XP)仕様と本体のみの(NN)仕様で展開される。
- G18DSL2(XP) マルチボルト蓄電池BSL36A18・急速充電器UC18YDL2・ケース付 希望小売価格 \51,300
- G18DSL2(NN) 本体のみ 希望小売価格 \19,000
- G14DSL2(XP) マルチボルトBSL1460・急速充電器UC18YDL2・ケース付 希望小売価格 \44,400
- G14DSL2(NN) 本体のみ 希望小売価格 \17,000
G18DSL2製品仕様 (前機種G18DSL比較)
製品名 | G18DSL | G18DSL |
外観 | ||
対応ディスク | 100mm | |
無負荷回転数 | 9,000min-1 | 9,100min-1 |
重量 | 2.0kg | |
寸法 | 303×60mm | 293×60mm |
製品の特徴「従来モデル比で過負荷体力が向上」
過負荷耐力の向上により、高負荷がかかった際も動作が止まりにくく安心して作業できます。G 18DSL2は従来機種のG18DSLに比べて約1.6倍、G14DSL2では約2.6倍、過負荷耐力が向上しています。
日立工機時代から続くロングセラーモデルのリニューアル
G18DSLは日立工機のリチウムイオンバッテリー初期の時代から販売が継続されているモデルで、電動工具の中でも特に長い期間販売が続いたモデルです。
性能面ではブラシレスモータ搭載のグラインダには及びませんが、価格の安さから「とりあえずグラインダを1台」な需要には最も最適な1台です。14.4Vモデルの販売も継続されたので、14.4Vバッテリーユーザーの方も安心です。
技術的な背景で考えれば、ブラシモータによる性能向上は限界が来ているため、この10年で劇的に変わった部品のバッテリーに合わせ、現行バッテリーの出力に合わせてリニューアルした製品と考えるのが自然でしょうか。
カタログ値にある「過負荷体力 約1.6倍アップ」に関しては表現が曖昧で数値として参考にはなりませんが、長年続いた定番機種がリニューアルされて販売継続されるのも、ある意味で良い戦略です。