電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」からコードレストリマ M3608DAを、2020年2月24日より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。
目次
HiKOKI コードレストリマ M3608DA
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2021年2月24日にコードレストリマ の新製品 M3608DAを発売する。
M3608DAは業界初の36Vのコードレス式トリマ。マルチボルト36Vバッテリーの対応と高出力・高効率のブラシレスモーターを搭載し、AC品を超え1クラスNo.1の切削スピードを実現する。
コードレスなので電源やコードの取り回しに制限されることがなく、効率良く作業できます。また、独自のワンハンドオペレーションを採用し片手でスムーズなスイッチ操作が可能。さらに、2アクションスイッチを搭載し、不意な機体の作動も防止できます。
1充電あたりの作業量は、8mmストレートビット 構造用合板 t9切断時で約50m。
販売仕様は、バッテリーBSL36A18と充電器UC18YDL2とシステムケース3が付属するM3608DA(XP)と本体のみのM3608DA(NN)の2仕様で販売。
- M3608DA(XP) マルチボルト蓄電池〔残量表示付〕(BSL 36A18)・急速充電器(UC 18YDL2)・システムケース3付 59,800円(税抜)
- M3608DA(NN) 本体のみ 28,700円(税抜)
M3608DA製品仕様 (マキタ RT50D比較)
製品名 | M3608DA | RT50D |
外観 | ||
チャック孔径 | 6, 8mm | |
バッテリー | マルチボルト | 18V |
無負荷回転数 | 10,000~30,000min-1 | |
1充電作業量 | 構造用合板Φ8 t9mm:約50m | メラビΦ6 t4mm:約100m メラビΦ6 t6mm:約 60m |
重量 | 1.9kg | 1.9kg |
寸法 | 226×128×100mm | 226×134×90mm |
本体価格 | 28,700円(税別) | 29,300円(税別) |
販売年月 | 2020年2月 | 2017年7月 |
製品の特徴「36V電動工具初のコードレストリマ」
M3608DAは、業界初の36Vで動作するコードレストリマです。
マルチボルトバッテリーによる36V動作と高出力・高効率のブラシレスモーターを搭載により、AC品を超えるクラスNo.1の切削スピードを実現。ACモデル従来機種M6SBに比べて、切削スピードが2倍以上速くなっています。
片手でON/OFF、ワンハンドオペレーション
握り部にスイッチを配置し、片手でスムーズなスイッチ操作が可能。 さらに、2アクションスイッチで不意な機体の作動を防止します。
スピード調整ダイヤル(無段変速)
無段変速のスピード調整ダイヤルで10,000~30,000min-1の範囲で変速。材料や使用するビットによって回転数を選択できます。
集じん機接続可能(集じんアダプタ標準付属)
集じん機に接続できる集塵アダプタが標準付属。別売のBluetooth搭載バッテリー BSL36A18B装着すれば無線連動でクリーンな作業も可能。
ベース調整ワンタッチロックレバー
ベースの高さはワンタッチで調節可能。微調整機能で溝堀の深さの調整もらくらくできます。
収納に便利なシステムケース3付属(XP仕様のみ)
(XP)は本体の収納に便利なシステムケース3が付属。ほかのシステムケースと積み重ねたりキャスターと組み合わせることで現場の移動を楽にします。
性能トップクラスのコードレストリマ
今回のM3608DAはHiKOKI初のコードレストリマです。コードレストリマは日立工機時代から取り扱いが無かった製品なので性能面や使い勝手に期待されるモデルです。
直接比較となるのはマキタのRT50Dです。カタログシート上の仕様は変わらないので実際に異なる点は切削スピードや使い勝手になります。
電圧的な部分では36Vの方が押し付け荷重やバッテリー残量が減った時の動作で有利なので、使い勝手の面でM3608DAに軍配が上がるでしょう。
HiKOKIの無線連動はバッテリー側にBluetoothコントローラを積んでいるので、BSL36A18Bなどの無線搭載バッテリーで気軽に無線連動を使用できるのも大きなメリットです。
現在のマキタトリマーはAWSに対応している機種が無いため、無線連動が使えるM3608DAは魅力的な製品です。残念なのは、販売仕様に無線連動BSL36A18Bバッテリー付属仕様が展開されていない点と、BSL36A18自体が安く販売されたため単価で2倍近くて高価なBluetoothバッテリーの購入に躊躇してしまう点でしょうか。
本体のスペック的には業界トップクラスなのは間違いないので、新しくにコードレストリマーを購入する場合であればおすすめの製品です。