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2020年11月16日

HiKOKI 新型マルチボルトバッテリー「BSL36A18B」、Bluetoothを搭載

HiKOKI 新型マルチボルトバッテリー「BSL36A18B」、Bluetoothを搭載

電動工具ブランドを展開する株式会社工機ホールディングス(本社:東京都品川区)は、電動工具ブランドHiKOKI(ハイコーキ)から、Bluetoothを搭載したマルチボルトバッテリー「BSL36A18B」を、2020年6月から全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売します。

バッテリーに無線連動機能を搭載「HiKOKI BSL36A18B」

電動工具ブランドHiKOKIを展開する株式会社工機ホールディングスは、Bluetoothを内蔵するマルチボルトバッテリー「BSL36A18B」を発表しました。2020年6月から全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売します。

BSL36A18Bは、集じん機連動用のBluetoothコントローラを内蔵したバッテリーで、従来の集じん機無線連動のようなワイヤレスユニットやBluetooth搭載コードレス工具を使用しなくても無線連動を可能にするバッテリーです。

バッテリー側にBluetoothを搭載したことによって、集じん機無線連動機能を搭載していない既存の電動工具シリーズでも集じん機との無線連動に対応します。

製品の特徴「バッテリー単体でBluetooth無線連動を実現」

BSL36A18Bは、Bluetoothコントローラを内蔵したバッテリーです。

従来のコードレス工具での集じん機連動は、Bluetooth機能を工具に搭載して集じん機との連動が必要でした。今回のBSL36A18Bではバッテリー側にBluetoothコントローラを内蔵したことで、無線連動非対応の電動工具でもバッテリー側で無線連動を行えます。

BSL36A18Bを使用すれば、新たな無線連動対応製品を購入する必要がなくなるため、既存の電動工具の活用と新たな電動工具への投資コスト低減を両立させ、手軽に快適でクリーンな作業環境を整えることが可能になります。

先行するマキタAWSと今回のHiKOKI BSL36A18Bの無線連動の違い。
マキタは無線連動対応工具とワイヤレスユニットが必要だが、HiKOKI製品は原理上全ての既存のコードレス電動工具を無線連動化できる。BSL36A18Bを装着できる製品なら、古い18V製品でも無線連動化が可能。

製品仕様

製品名BSL36A18B
外観
対応シリーズ36Vマルチボルト
18Vスライド
容量36V – 2.5Ah [90Wh]
18V – 5.0Ah [90Wh]
Bluetoothバージョン
通信距離
送信出力
対応充電器スライド18V充電器
寸法116×69×76mm
重量
希望小売価格25,500円

集じん機連動製品一覧

BSL36A18Bは原理上、全ての電動工具を無線連動対応工具にできるバッテリーですが、集じん機とのダストアダプタが展開されている製品は下記29機種になります。

コードレス丸のこ36V:C3605DA/C3605DB/C3605DC/C3606DA
18V:C18DBAL※1/C18DBL
コードレス集じん丸のこ36V:C3605DYA
18V:C18DYBL
コードレス卓上スライド丸のこ36V:C3606DRA/C3606DRB/C3607DRA
コードレスチップソーカッタ36V:CD3605DA
18V:CD18DBL
コードレスコードレスジグソー36V:CJ36DA
18V:CJ18DSL
コードレスロータリハンマドリル36V:DH36DPA
18V:DH18DBL※1/DH18DSL
コードレスディスクグラインダ36V:G3610DA/G3610DB/G3613DA/G3613DB/G3618DA
18V※1:G18DBBAL/G18DBBAL//G18DBVL/G18DSL
コードレスマルチツール18V:CV18DBL※1
コードレスかんな18V:P18DSL
※1 旧HITACHIブランド品では使用不可
※2 ダイヤル1,2では消費電力が小さく集じん機連動不可

無線連動仕様比較(マキタAWS)

※優位点は太字

連動機能HiKOKI らくらく連動※3マキタ AWS
機能ロゴ
無線方式BluetoothBluetooth
Bluetoothバージョン
対応工具 ※436Vマルチボルト:16機種
18Vスライド:13機種
40V MAX:8機種
18V×2:6機種
18Vスライド:11機種
14.4Vスライド5機種
対応集じん機キャスター式:5機種キャスター式:4機種
背負い式:2機種
装着方式バッテリー装着のみAWS対応工具にワイヤレスユニット差し込み

※3 HiKOKI無線連動機能に正式名称は無いため、BSL36A18Bニュースリリースから仮称
※4 2020年6月時点でHiKOKIが対応と表記している製品

マキタAWSと対等になったHiKOKI無線連動、集じん機の拡充が急務

HiKOKIは今回のBSL36A18Bの発売により、無線連動製品数を3機種から29機種へと大幅に拡充し、マキタAWSに迫るラインナップとなりました。

今後販売するHiKOKI製品はすべて無線連動対応製品になるため、先行するマキタAWSとの製品数の差は急速に縮まるものと考えられます。

製品としては非常に魅力的な本バッテリーですが、いくつか懸念すべき点もあり「BluetoothなしバッテリーのBSL36A18との価格差」「RP3608DBのペアリングが1台まで」「消耗品に対するユーザー側の抵抗感」など、普及には様々な課題がありそうです。

この2種のバッテリーは定価だと1,000円差しかないのだが、2020年6月現在の実売価格では1万円近い価格差で販売されている。Bluetoothを搭載していないBSL36A18は、過去のばらまきキャンペーンによる影響で非常に安く販売されている。
実際の使用では2本のバッテリーを使用したいところだが、RP3608DBは同時に1台までしかペアリングできないため、バッテリー交換ごとにペアリングを切り替える必要がある。皮肉なことに、マキタは同時に10台ペアリングに対応しており、使い勝手としてはマキタの方がBluetooth搭載バッテリー向きの仕様。
参考:マルチボルト(36V)コードレスクリーナ:RP3608DB|HiKOKI

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