電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)からコードレスクリーナ R18DPA/R12DPAを全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。紙パック式採用でゴミに触れずに清潔で簡単なゴミ捨てが可能。本体希望小売価格は29,800円(税抜)
目次
HiKOKI コードレスクリーナ R18DPA/R12DPA
電動工具ブランド HiKOKI (ハイコーキ)を展開する工機ホールディングス株式会社は、コードレスクリーナR18DPA/R12DPAを発売します。
R18DPA/R12DPAは、紙パック採用のコードレスクリーナーです。
紙パック式クリーナーは吸い込んだゴミをパック内に全て納めるので、カプセル式やサイクロン式と異なりゴミ捨て時に飛散することを防ぎ、清潔な清掃作業が可能になります。
紙パックに触れることなくゴミ捨てできるワンタッチ機構と、紙パックを装着しないと蓋が閉まらない付け忘れ防止機能しており、快適な清掃作業を実現します。
製品仕様は、18VモデルのR18DPAとスライド10.8VモデルのR12DPAの2仕様で展開し、R18DPAは本体のみのR18DPA(NN)仕様、R12DPAはバッテリー充電器が付属するR12DPA(BSW)で販売します。
- R18DPA(NN) 本体のみ 希望小売価格15,000円(税抜)
- R12DPA(BSW) 本体のみ 希望小売価格24,600円(税抜)
製品仕様
製品名 | R18DPA | R12DPA |
---|---|---|
外観 | ||
吸込仕事率 | 強:33W 標準:26W 弱:17W |
強:20W 標準:10W 弱:7W |
集じん容量 | 400mL | |
ストローク径 | 強:約40分 標準:約48分 弱:約66分 |
強:約16分 標準:約27分 弱:約365分 |
バッテリー | 18V | スライド10.8V |
重量 | 1.8kg | 1.1kg |
寸法 | 676×176×164mm | 740×176×164mm |
本体価格 | 15,000円(税別) | (BSW):27,100円(税別) |
販売年月 | 2024年10月 |
製品の特徴
「紙パック式のHiKOKIコードレスクリーナー」
R18DPA/R12DPAは、紙パック式のコードレスクリーナーです。
紙パック式クリーナーは吸い込んだゴミをパック内に全て納めるので、排気もクリーンでクリーナー本体の清掃も少なく済み、カプセル式やサイクロン式と異なりゴミ捨て時の飛散も防ぐので清潔な清掃作業が可能になります。
紙パックに触れずに 清潔・簡単ゴミ捨て
紙パックの交換は紙パックに触れることなくフタごと取り外してつまみを引いて取り外せるので、清潔で簡単なゴミ捨てを実現します。
紙パックつけ忘れ防止機能
紙パックをつけないとフタが閉まらないため、紙パックのつけ忘れを防止できます。 これにより、ゴミ侵入による本体の故障を防ぎます。
大容量400mLの抗菌仕様紙パック
紙パックは大容量の400mLを採用。本体装着の1枚に加えて交換用10枚が付属するためすぐになくなる心配もありません。
HiKOKIの紙パック式クリーナーは久しぶりの仕様
HiKOKIは旧日立工機の時代からカプセル式のコードレスクリーナーを中心に展開しており、紙パック式のコードレスクリーナーは2010年頃発売のFR7Dから約15年ぶりの新モデルとなります。また筆者の記憶している限り、プロ向け仕様のコードレスクリーナーで紙パック仕様はHiKOKI初モデルだった気がします。
HiKOKIは特許傾向から紙パック式クリーナーのダストボックスの開発は行っていたようなので、R36DAの紙パック化アクセサリとして展開するものと思っていましたが、単体の製品として発売するのは予想外でした。
吸込仕事率に関しては控えめの33W仕様であり、競合マキタの40Vmaxモデル CL002Gの100W仕様や18Vモデル CL282FDの60W仕様と比べると幾分か控えめのスペックとなっています。この辺りは性能改善を強みとするHiKOKIブランドとしては惜しい感じの仕様なのですが、市場的にマキタクリーナーとの競合を避けてブラシモーター仕様にして低価格帯を狙った結果なのかもしれません。それでも尚プロ向け仕様にしたのは、一般家庭用途も意図したR12DBがそこまで売れなかったことが影響していると思っています。
今回の製品で気になっているのは、ダストボックスが外せるような形状になっているので、R36DAなどの上位モデルへの装着も可能なのではないかと思っている点です。
マルチボルト36Vクリーナーにも装着できれば、標準仕様には無い紙パック式として活用できるので、HiKOKIコードレスクリーナーユーザーの方で紙パック仕様が欲しい方は試してみるのも良いかもしれません。紙パック仕様の別売アクセサリとしての単品販売もそう遠くないうちに行われると思いますが、R18DPAの修理部品としてパーツ単体を取り寄せれば早いうちに入手できそうです。