京セラインダストリアルツールズ株式会社(社長:鈴木 健二郎)は、2021年4月にスライド18Vシリーズの充電式タイルパッチ DTP180を発売する。国内業界初のスライド式リチウムイオンバッテリーに対応。
目次
京セラ 充電式タイルパッチ DTP180
京セラインダストリアルツールズ株式会社は、充電式タイルパッチ DTP180を2021年4月から発売します。
DTP180は、密着張り工法によるタイル張り作業に使用する電動工具です。タイルに振動を加えることで接着が均一になり、モルタルがタイルの隙間に入り込むのでタイルの浮き剥離を防止します。
リチウムイオンバッテリー対応により、従来機種比2倍の作業時間を実現します。
製品仕様は、充電器バッテリー付属のDTP180L1で販売されます。
- DTP180L1 充電器UBC-1803L・バッテリーB-1815LA・アタッチメント・クッションパッド・ケース付属希望小売価格42,600円(税抜)
DTP180製品仕様(前機種BTP-722比較)
製品名 | DTP180 | BTP-722 |
外観 | ||
振動数 | 12,500min-1 | 24,000min-1 |
最大締付トルク | 0.35mm | 0.35mm |
動作電圧 | 18V | 7.2V |
重量 | 0.98kg | 0.94kg |
寸法 | 197×79×212mm | 198×70×215mm |
本体価格 | 42,600円 | 36,600円 |
発売年月 | 2021年4月 | – |
製品の特徴「リチウムイオンシリーズ初のタイルパッチ」
DTP180は、国内電動工具メーカー初のリチウムイオンバッテリー対応充電式タイルパッチです。
従来機種BTP-722のニッカド 7.2Vバッテリーからリチウムイオンバッテリー18Vの対応によって、従来機約2倍の作業時間を実現します。
バッテリーは京セラ/RYOBIの18Vリチウムイオンシリーズと共通なので、京セラXRシリーズやRYOBI 家庭用充電式園芸機器など幅広い充電式製品にも対応します。
タイル工ユーザー待望の一品
今回のDTP180は、充電式タイルパッチ待望のリチウムイオンバッテリー化の製品であり、待ち望んで方もいたのではないでしょうか。
リチウムイオンバッテリー化によってバッテリー共通化できるようになったため、ほかの京セラ/RYOBI製品に手を出してみるきっかけになる製品にもなりそうです。最近の京セラは家庭向けの充電式園芸機器に力を入れているため、家庭の庭管理用の予備バッテリーとしても活用できます。
さて、DTP180本体についてですが、振動数が従来機種BTP-722の24,000回/分に対し、12,500回/分に低下しているのが少し気になります。この点に関しては、リチウムイオン化によるトルク増やタイル張りでは24,000回/分もの振動数は不要だった、などの見えない改善点があるのかもしれません。
なんにせよ、従来機種のBTP-722は廃機種となっており、新規で購入する場合DTP180一択となります。リチウムイオンバッテリー対応により京セラ製品の幅も広がっているので、タイル張りを行う職人の方は一度触れてみるのも良いかもしれません。
DTP180まとめ
京セラ 充電式タイルパッチ DTP180
VOLTECHNO製品評価 (5 / 5)
タイル張りの接着作業に使用する電動工具
旧モデル | RYOBI BTP-722 |
- リチウムイオンバッテリー唯一のモデル
- 連続作業時間が向上
- 本体のみ仕様はなし