マキタ株式会社は、 2024年2月半ばに公式サイト上で純正バッテリに似た模造BL1860Bバッテリへの注意喚起を提示した。SNS上では2024年1月頃から模造BL1860Bバッテリがユーザーによって報告されていた。
マキタ、模造・非純正バッテリの注意喚起を実施
株式会社マキタは、2024年2月に公式ホームページ上で「模造・非純正バッテリにご注意」として、模造BL1860Bに対する注意喚起ポスターを掲載しました。
マキタはページ上で、「マキタ純正品に非常によく似た「模造品・非純正品」が流通していることが判明致しました。安全に商品をご使用頂くために、マキタ純正の電池パックのご使用を改めてお願い致します。」としています。
この告知では、純正バッテリーを模倣した互換バッテリーへの注意喚起と、マキタ純正BL1860Bと模造BL1860Bの判別方法を記載しています。
2023年12月 経済産業省警告に関連する製品か
本告知に関連する情報として、2023年12月に経済産業省は電気用品安全法違反の疑いが極めて高いとして、型番：BL1860Bの非純正（互換）バッテリーが中国の工場から大量に出荷されたという情報をYahooに提供を行っていました。
この時の情報では、PSEマークの表記はあるものの、届出事業者名が記載されていないため、電気用品安全法に違反する疑いが極めて高い商品であると警告していました。
実際に、SNS上では2024年1月頃からコピーバッテリの報告も上がっており、これまで自制的に「マキタ互換バッテリー」として販売していた輸入業者も、メルカリをはじめとする互換バッテリーの一斉締め出しや発火事故の多発による作業現場での排除活動、さらには互換バッテリー輸入業者間の増加による競争の激化によって、ついに手段を選ばなくなったと言えるのかもしれません。
