
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年3月から40Vmaxバッテリの装着に対応する充電式モータユニット GU01Gの企業向け導入を開始する。小型汎用エンジンの充電式化が可能なエンジン式35mL相当のモータユニットで汎用エンジンと組付互換が可能な構造を備える。導入相談はマキタ公式専用フォームより問い合わせ。
目次
マキタ 充電式モータユニット GU01G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、40Vmaxバッテリに対応する充電式モータユニット GU01Gの展開を全世界で発表しました。

GU01Gは、マキタバッテリを使用する汎用動力源となる充電式のモータユニットです。
このモータユニットは製品単体では機能しませんが、ガソリンで動作する汎用エンジン駆動の機器をバッテリ駆動式に置き換えるモータユニットながら、35mLガソリンエンジンに匹敵する性能を備えているのが特徴です。
エンジン規制や化石燃料周りの変革に伴い、ガソリンエンジンからバッテリー駆動のモーターユニットへの切り替えを検討しているメーカー向けに設計された製品としてOEM供給も念頭に展開が行われます。
情報の初出は米国ロサンゼルスで開催されたWorld of Concrete 2026で初披露され、2026年3月5日に日本市場においても正式展開が発表されました。
本品は「充電式モータユニット」を搭載する製品の設計・製造を行っている企業を対象として販売する製品であり、単体での販売および個人への販売は行われません。
本記事では、世界各国のマキタで情報公開が行われているGU01Gの情報をまとめて、詳細情報を随時記載・更新していきます。
GU01G 製品仕様
| 製品名 | GU01G |
|---|---|
| 外観 | ![]() |
| エンジン排気量相当 | 35mL |
| モータ | ブラシレスモータ |
| 最大出力 | 1.5kw |
| 連続定格出力 | 1kW (7,000min-1時) |
| 最大トルク | 2.1N・m |
| 無負荷回転数 | 3,000~10,000 min-1 |
| 出力軸 | クラッチ スピンドルネジ スピンドルキー |
| クラッチ径 | 78mm |
| 取付部インロー内径 | 88mm |
| 取付ピッチ径 | 100mm |
| スロットル | レバー ワイヤー 電子制御 |
| 防水保護 | APT, IPX5 |
| バッテリ | 40Vmax |
| 重量 | 3.7~3.9kg |
| 寸法 | 205~250×203~234× 274~284mm |
| 本体価格 | 企業向け販売のみ |
| 展開開始年月 | 2026年3月 |
製品の特徴
「汎用エンジンを置き換える35mL(1kW)クラスのモータユニット」

GU01Gは、マキタ40Vmaxバッテリで動作するモータユニットです。既存の汎用エンジンを置き換える用途に対応しており、既存の汎用エンジン搭載の製品をバッテリ駆動式へと移行できます。
汎用エンジンはエンジンを供給するメーカーや機器開発メーカーで一般に使われる呼び名で、発電機・ポンプ・転圧機・芝刈機など特定用途が定まっておらず多用途に採用される小型エンジンです。(例:ホンダGX、ロビン(スバル)EX、カワサキFJ、Vanguardなど)
車やバイクなどの専用設計で最適化された専用エンジンと比べ、汎用エンジンは量産・共通化により開発負担を抑えやすく、部品供給や修理性の面で有利になりやすいのが特徴です。ユーザーは汎用エンジンを組み込んだ完成品として購入するため、汎用エンジンの形態を意識する機会は多くありません。
このユニットを搭載する製品はマキタブランドとしても製品展開が行われる見込みですが、ユニット単体での他社供給も行われ、汎用エンジン搭載機器を開発している農機や建機メーカーなどへのOEM展開が予定されています。

引用:Makita’s NEW 3‑Speed Hammer Drill XGT is a Monster!
2026年3月から日本国内でも企業向け問い合わせフォームを設置
2026年3月5日には、日本国内のマキタ公式サイトでもGU01G導入に関する問い合わせフォームが設置されました。

少し分かり難い位置ですが、公式トップページ上部にあるHeroセクション動画下にあるPICK UPスクロールを少し右にずらすと、「充電式モータユニットの導入をご検討中の企業さま」のバナーが表示され、それをクリックすると問い合わせフォーム画面にアクセスできます。
充電式モータユニット導入に際しては、下記のニーズを持つ企業を対象としています。
- 小型汎用エンジン製品の充電式化を検討している企業さま
ポンプ、法面草刈機、高圧洗浄機、ウインチ、背負バイブレータ、スクリード、プレートコンパクタなど、小型汎用エンジンを動力源とした製品の充電式(バッテリ駆動)への切り替えをご検討中の企業さま。 - 排ガス・騒音など、エンジン製品特有の課題を解決したい企業さま
環境負荷低減や作業環境の改善を目的に、充電式化によるソリューションをお探しの企業さま。 - 開発コストを抑えながら充電式製品を展開したい企業さま
既存のエンジン製品をベースに、効率的な製品開発を目指している企業さま。 - マキタ40Vmaxシリーズとの互換性を実現したい企業さま
業界屈指のラインナップを誇る40Vmaxバッテリとの互換性※を活かし、市場競争力の高い製品開発を目指す企業さま。
ちなみに、「充電式モータユニットの導入をご検討中の企業さま」のページで一度 “同意する”ボタンを押して「充電式モータユニットに関するお問い合わせ」の画面を表示してしまうと、再び「充電式モータユニットの導入をご検討中の企業さま」にアクセスしても、お問い合わせフォームにリダイレクトしてしまうページ構成になっているため注意が必要です。
再度「充電式モータユニットの導入をご検討中の企業さま」のページを見たい場合には、シークレットモードでアクセスする、ブラウザを変えてアクセスするなどの操作が必要になります。
出力軸はクラッチ・スピンドルネジ・スピンドルキーの3種類

出力軸の仕様は形状選択が可能で「クラッチ」「スピンドル(ネジ)」「スピンドル(キー)」の3種類に対応します。
スロットル方式はレバー・ケーブル・外部進行の3種類

エンジンの回転を制御するスロットル部は3種類の方式に対応しており「コントロールレバー」「コントロールケーブル」「電子制御」の3種類に対応します。
汎用エンジンと組付互換

動力伝達部の寸法は市場のエンジン作業機に多い汎用エンジンと同等のネジサイズ、ピッチのため、代替組付が可能です。
取付姿勢に制限なしで自由な向きに取り付け可能

給油口や排気口、オイル循環を気にしない充電式モータユニットなので自由な向きで取付が可能です。
製品状態の把握が容易なお知らせランプ

製品状態が見やすい高輝度LEDを搭載。エラー表示やバッテリ残容量、逆回転表示などを識別できます。
主電源スイッチは園芸機器などで採用が進んでいる新型スイッチを採用しており、グローブ装着でも優れた操作性を実現しています。
防水IPX5に適合

GU01Gはバッテリを保護するカバー構造になっており、モータユニット自体もIPX5適合の防水性能を搭載しています。
ポータブル電源PDC1200に対応

バッテリ装着部の裏面は通し穴が開けられており、PDC1200の40Vmaxアダプタセット A-72241のケーブルが通せる構造になっています。PDC1200の装着により定格1kW出力時でも連続1時間を超える連続運転が可能と想定されます。
また、アダプタセットは18Vバッテリを装着するポータブル電源 PDC01にも装着可能であり、PDC01+40Vmaxアダプタセット A-72241の組み合わせであれば、マキタ18VバッテリでもGU01Gを駆動できる可能性があります。

ADP11アダプタによるPC経由の書き換えに対応

北米マキタのGU01Gの説明において「回転数、スロットルレスポンスを柔軟に設定できるオプション」の記述があります。その機能は、40Vmaxバッテリ装着部のADPアダプタによるPC経由での書き換えによって実現されます。
開示された情報では、充電式インパクトドライバ TD002Gのカスタマイズに使用する通信アダプタ ADP11に酷似していますが、2026年2月時点ではADP11がGU01Gの書き換えアダプタとして使用できるかは不明です。
豊富な仕様から選択可能

回転制御やスイッチ仕様、操作部、動力伝達部以外にも、スイッチ、フィルタ、アンダーカバーも個別に選択可能な仕様を備えています。



GU01G まとめ

マキタ 充電式モータユニット GU01G
VOLTECHNO製品評価 未評価
マキタ40Vmaxバッテリ対応の汎用モータユニット
企業向け販売のみ














