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2020年10月15日

マキタ ポータブル電源ユニットPDC1200を発表、国内最大の1,206Whバッテリー

マキタ ポータブル電源ユニットPDC1200を発表、国内最大の1,206Whバッテリー

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2020年10月のツールジャパン2020(千葉県美浜区幕張メッセ)で新型の背負い式バッテリーPDC1200を発表した。電動工具向けの背負い式バッテリーで最大容量の1,206Whを実現。対応製品は18V×2シリーズとプラグ式電動工具。希望小売価格は198,000円。

※本記事はツールジャパン2020で取材したマキタブース展示品の内容を元に構成しております。実際の販売製品とは仕様が異なる場合があるのでご承知おき下さい。製品の正式販売通知を確認し次第、内容の追加・訂正を実施いたします。

マキタからポータブル電源ユニット PDC1200が発表

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2020年10月の道工具・作業用品の総合展「ツールジャパン2020」で新型のポータブル電源ユニット DC1200を発表しました。

PDC1200は、電動工具向けの背負いバッテリーとして最大容量の1,206Wh(33.5Ah)を搭載。出力電圧は36Vで、大型充電式電動工具の高負荷連続使用を実現する大容量バッテリーです。対応製品は、18V×2本シリーズの充電式電動工具・ポータブル電源ユニット専用電動工具に装着可能。充電はPDC1200用の専用ACアダプタのみ対応。

発売時期はツールジャパン2020発表時点で未定、希望小売価格は198,000円。

製品の特徴「業界最大容量の背負いバッテリー」

PDC1200はマキタ史上最大容量となるポータブル電源ユニットです。マキタが展開している現行のポータブル電源ユニットは、既存のスライド18Vバッテリーを装着するPDC01が最大容量36V/12Ahですが、今回のPDC1200は3倍近い容量となる36V/33.5Ahの大容量を実現しています。

従来機種のPDC01と異なり、出力電圧は36Vのみ対応しています。別売りの18V+18Vアダプタ装着で同シリーズの充電式電動工具に対応。また、プラグ直結でポータブル電源ユニット接続専用電動工具の動作にも対応します。(2020年10月時点の対応製品はMUR201CZ)

充電はPDC1200に付属する専用ACアダプタを使用し、満充電は約6時間。充電に使用するACアダプタはPDC1200専用でスライド式のマキタバッテリーへの充電やACアダプタで動作するマキタ製品の使用には対応していません。

ちなみに、電動工業の単一バッテリーとして国内で最も容量の大きいバッテリーは、2013年発売の旧日立工機製 背負式電源 BL36200が36V/21Ahで最大容量となっていましたが、今回のPDC1200発表によって、約7年ぶりに電動工具用バッテリーの最大容量が更新されました。

40V MAXシリーズ対応への予定も示唆

今回のPDC1200で意外だったのが、18V×2シリーズと40V MAXシリーズの両対応への対応を示唆している点です。

昨年のツールジャパン2019では、「18V×2シリーズとの共用製品やアダプタの展開予定はない」と受け取れる発言をしていたマキタですが、ラベルと本体ボディには40V MAXの刻印が押されており、40V MAXシリーズへの対応も予定しているようです。

シリーズ名称として40Vの名を持つ40V MAXですが、その実態は36Vバッテリーなので、2つのシリーズの両対応は容易だと考えられます。

業界トップの大容量背負い式バッテリー、40V MAXの対応が予想外

PDC1200はラベルや本体刻印に40V MAXの刻印があるので、「PDC1200は40V MAXにも対応する予定?」と質問したものの、残念ながらマキタからの直接的な回答は避けられてしまいました。

2020年10月時点の40V MAXシリーズは、大容量バッテリーを必要とする製品がハンマドリルくらいしかないため、PDC1200の40V MAX対応は、40VMAXシリーズの園芸工具シリーズ展開の予兆とも考えられ、近いうちにマキタ園芸製品のラインナップも大きく変わるのかもしれません。

ちなみに、これは個人的な要望も入った憶測ですが、PDC1200とPDC01に装着する18V×2アダプタ[A-69076]で共通になれば、今後発売するであろう40V MAXアダプタもPDC01に装着できると考えられます。そうなると主力の18Vバッテリーシリーズと40V MAXシリーズ間で、PDC01使用時限定の限られた状況ではありながらも一応の互換性が確保される形になるかもしれません。

2019年10月に鮮烈なデビューを飾ったマキタの40V MAXシリーズですが、1年経過した今でも新プラットフォームや互換性に関する疑問や声は数多く聞かれます。PDC1200の発売を通し、今後の40V MAXシリーズがどのように展開されていくのか期待です。

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