電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、40V MAXシリーズの充電式125mm丸ノコシリーズ「HS005G」「HS006G」「HS007G」「HS008G」の4機種を、2020年7月から全国のマキタ取扱店を通じて販売します。
目次
40V MAXシリーズ初の125mm充電式丸ノコ
電動工具を販売する株式会社マキタは、2020年7月に40V MAXシリーズの125mm丸ノコシリーズを発表しました。ベース構造と無線連動機能の違いで計4機種を発売。7月から全国のマキタ取扱店を通じて順次販売します。
今回販売される40V MAX 125mm丸ノコシリーズは下記の4機種で販売されます。
- HS005G:際切りベース・無線連動非対応
- HS006G:際切りベース・無線連動対応
- HS007G:一般ベース・無線連動非対応
- HS008G:一般ベース・無線連動対応
販売仕様は、本体のみ「GZ」仕様とバッテリー付属仕様「GRDX」で展開、無線連動非対応品では黒のカラーリング「B」仕様も追加され計12仕様で展開されます。
製品の特徴「AC従来機比 約2倍の切断スピード」
40V MAXの125mm充電式丸ノコは、「AC従来機比較で約2倍の切断スピード」の性能向上を実現しているのが特徴です。18V従来機に対しても80%の切断スピード向上を実現しています。
回転数も6,000min-1とクラス最速の高速回転仕様で、床合板などの長尺材も素早く切断できます。
作業で選べる2つの駆動モードを搭載
作業で選べる2つの駆動モードを搭載。最大6,000min-1でハイスピードモードと高トルクモードを自動切替の「スピードモード」と定速回転制御で常時4,500min-1の粘り強さと綺麗な切断面を実現する「仕上げモード」で、躯体工事から内装作業まで幅広い作業に対応します。
際切りベース(別体式)と一般ベース(一体式)の2仕様展開
40V MAXの125mm充電式丸ノコは、ベース構造の異なる2仕様で販売されています。
際切りベースを搭載する「HS005G」「HS006G」では、サブベースを取り外せる構造によって壁際の切断にも対応します。
ベースが一体となった一般ベース「HS007G」「HS008G」では、サブベースによる段差が無くなり高精度な切断と快適な作業性を実現しています。
その他各機能紹介
- 防じん・防水IP56
切断粉や雨から工具を保護。バッテリーもIP56に対応
- キックバック反動低減
キックバック時の回転数低下を検知して自動停止
- 無線連動
無線連動AWSで快適な集じん切断に対応。(HS006G/HS008Gのみ)
- 高剛性デプスガイド
剛性が大幅に向上
- 平行度調整機構
ベース側面とノコ刃の平行度の微調整に対応
- マックパック3付属
システムケース マックパック3が付属(GRDX仕様のみ)
製品仕様(マキタ18Vモデル HS475D比較)
※改良点は太字
製品名 | HS006G | HS475D |
外観 | ||
ノコ刃径 | 125mm | 125mm |
切込み深さ | 90度:47mm 右45度:30mm 左15度:20mm | 90度:47mm 右45度:30mm 左15度:20mm |
最大回転数 | 6,000min-1 | 5,400min-1 |
無線連動 | 〇 | 〇 |
寸法 | 263×185×246 | 256×183×246 |
質量 | 2.8kg | 2.7kg |
1充電作業量 | 260本(2×10材) | 390本(2×10材) |
販売価格 | 39,800円 | 39,300円 |
販売年 | 2020年 | 2019年 |
他社品比較(HiKOKI C3605DA比較)
※優位点は太字
製品名 | HS006G | C3605DA |
外観 | ||
ノコ刃径 | 125mm | 125mm |
切込み深さ | 90度:47mm 右45度:30mm 左15度:20mm | 90度:47mm 45度:30mm |
最大回転数 | 6,000min-1 | 5,000min-1 |
無線連動 | 〇 | 〇 |
寸法 | 263×185×246 | 256×183×246 |
質量 | 2.8kg | 2.7kg |
1充電作業量 | 260本(2×10材) | 240本(2×10材) |
販売価格 | 39,800円 | 38,500円 |
販売年 | 2020年 | 2018年 |
40V MAX展開に本腰、一体ベースのHS007Gに注目
40V MAXの125mm充電式丸ノコは、マキタ40V MAXシリーズの追加展開の中で、最も話題になる充電式電動工具になりそうです。
特に切断スピードで驚異的な性能向上を実現しているのは大きなポイントです。AC従来機で約100%向上、18V従来機でも80%の性能向上はまさにクラス最速と言えるでしょう。実際、内装関係の化粧材の切断作業の多い125mm丸ノコにここまでの切断スピードアップは必要か、とも思いましたが、そこを「定回転制御」による仕上げモードの追加でカバーしてきたのは流石のマキタです。
隠れた注目ポイントとして気になっているのが、今回の丸ノコで注目されるのが一般ベース(一体式)仕様のHS007G/HS008Gです。マキタの125mm丸ノコは長年のサブベース付きの際切り仕様で展開していましたが、今回の一体型ベースはサブベースによる段差がないので、際切りを使わない精度重視のユーザーにとって注目の丸ノコになります。
HS005G 際切ベース・無線連動非対応
HS006G 際切ベース・無線連動対応
※2020年7月24日時点でネット取扱店舗なし
HS007G 一般ベース・無線連動非対応
※2020年7月24日時点でネット取扱店舗なし
HS008G 一般ベース・無線連動対応
※2020年7月24日時点でネット取扱店舗なし